冬に生まれても
春に生まれても
愛される子に違いない
星座が好きでも
闇夜が怖くても
夢を見る子に違いない
走るのが得意でも
描くのが得意でも
頑張れる子に違いない
....
空を見上げれば
見たこともないような
すいぶんと長い飛行機雲
どこから伸びているのかと
空のてっぺん
頭を反らして反らしていくと
山の向こうの端から伸びていて
空をまっぷたつ
遠く ....
君を見つめてももう何も無い
恋は苦しいものだと教わった
けれど
鼓動が乱れる事も無く
君の後ろ姿を見続ける
君を想った所でもう何も無い
赤い流れの速度は変わらない
僕は自分で ....
その場から逃亡したくなる衝動を
退去だけを渇望する怨念を
それを
いまだ感じ得ぬ喜びもつかの間
汚れてしまう
汚れてしまったら、
清めて流す
気高さを取り戻すため、清め
新しき膜を ....
何もかも終わりにしたいと
にわか雨なんかに負けることなく
濡れる肩も気にせず本気で思った
願わくば少しでも早く
暢気なわたしではあるけれど
まだまだやれるなんて
見よう見まねの台詞
....
風そよぎ、草繁る
廃屋が一つ
鳥は舞い、蟻は這う
廃屋が一つ
ネェネェ 青葉ヨキイテオクレ
屋根はぽっかり、床は泣きじゃくって水溜り。
硝子はばらばら、壁は泣きじゃくって隈だらけ
....
裏切れないでいる焼売2個ぶんの優しさ
空白の多い時刻表を何度も見ている
ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる
夫婦の営みに
飽きたときに
互いのパートナーを交換する
所謂スワップ協定を
隣の在日韓国人キム夫妻と
交わしていたが
ここ数年の
日本と韓国の関係悪化に伴い
今後一切交換はしないと
....
茨城に住む
親栃木派と
茨城との紛争は
東京、神奈川の真関東2都県の
調停により
一応停戦合意に達した
しかし、実際は
水戸市などで
親栃木派による
攻撃が続いている
この事態を受 ....
辛いときは
あなたのことを思い出す
あなたに比べれば
わたしの辛さなんて
細胞以下だもの
例えが分からない?
そうね、ごめんなさい
ただ小さいってこと
みんな
あなたを忘 ....
僕は何処に行くのだろうかと
青い天を見上げた
日差しは春
幸せは
もうすぐです
まるで、
天国へ来たみたいな
魔法の王国、
奴隷たちの楽園
貧乏な家の子供たちや
家のない少女たちが
一生に一度は行ってみたい
憧れの、別世界
ブルーランド
外は寒くて ....
暗闇の中で
夜眼のきかない私たちは
離れ離れになり惑い
不安げに歌を口遊む
重ならない音
不協和音が大気を揺らす
世界中が苛立ちで満たされる
夜
もっと明るいうちに
互いの眼 ....
わたしを見て
瞳に映るわたしだけがわたし
わたしがわたしでいるために、わたしを見て
大陸を渡り海を越え
渦を巻き
街を空を
夜を冷気をかき混ぜる
降り落ちた闇を雪をまき上げ
小枝を折り幹をしならせ
あらん限りの嘆きを呪いを
憎しみを籠め
声を震わせ
吠える
呻る
....
風が強く吹いているのは
誰かに何かを届ける為
風が届ける物とは…
そういえばクリスマスの時も
風が強く吹いていた
その時は風から風邪を
届けられた
そして今日も
たくさんの人と
映画を観るのもいいものだ
レンタルビデオ世代の私は
ワタクシの空間で
ムキムキのヒーローや最新技術のおとぎ話
古今東西憧れて漁るように
観てきたけれど
最近映画館で観るの ....
すぎていく日々
目を覚まして
パンを食べ
労働をし
眠る
いつか大志を抱いた少年は
疲れたと呟く機械になる
少年よ我に帰れ
隠れていないで
出てきて。
僕が書きたいのはこんなものじゃなくてと、主人公を消した
君はヒーローではない、そして、ヒロインとヒーローは別にいるのだ
両親はとても優しい、そして、君はとても優しい
正義とは何かを、サンデルに聞 ....
ずれてさ
だから、
撃った
体の中の雷
頭の無い怪獣
挙動の後味
で、
後悔するけど、
だから、
何?
90%くらいが
きっと言い訳で
残りの10%が
真実で
....
今夜は何を召し上がりたい?
と、バクが聞いてくるので
やっぱり君は夢が食べたいのだろう?
と、彼は答えた
ええ、そうですの
と、バクはスカートの端を持ち上げうやうやしくお辞儀をし
上 ....
東京で
君とすれちがっても
きっと君だと
気づけない
きっともう
どこにもいない
鍵を失くしたらしい女の子
再び出会っても
再びあのホテルでも
体温でも
笑いが止まらないね ....
廊下を過ぎて行った
赤いスカート
大人になったら
セックスがしたいです
子供に戻れたら
ハグがしたいです
おにぎりが
握りたいです
いつのまに裸に
なっていたのだろうか
糸を張らな ....
銀色の糸に息を吹きかければ
アブラゼミの死骸の中から
大きな蜘蛛が這い出てきた
田んぼ特有の脚の長いやつ
名簿に名前を回収させにいく道の途中
生きのびた方のアブラゼミは 早くも
青空の ....
牙ネコは けして
にゃーあ なんて
軽々しく 鳴いたりしない。
鋭い牙 キラリ
百獣の王のように 吼えるのだ。
人間なんかに 甘えない。
ドックなんかに ビビらない。
そ ....
僕だけがみんなと違う
だから寂しかった
どうして違うのか考えてもわからなかった
なんでなのか
終いには考えるのにも疲れた
だから笑えなくなった
友達は言ってくれたよ
一人一人全部違う ....
2015.1.29.
君にそう見えた君にはそう思えた ただそれだけなんだろう
僕には少し分かる ほんの少しだけど わかりたくはないんだけど
どうしてこうもまとわりついてくる?
悲しみの ....
流行が一周するまで着続けている
1651 1652 1653 1654 1655 1656 1657 1658 1659 1660 1661 1662 1663 1664 1665 1666 1667 1668 1669 1670 1671 1672 1673 1674 1675 1676 1677 1678 1679 1680 1681 1682 1683 1684 1685 1686 1687 1688 1689 1690 1691
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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