私には見えた
あなたが笑うたび
唇の端から
ちろちろ見え隠れする
赤い瞳の小さなヘビ
あなたがしゃべると
目の奥をよこぎっていく
緑色した胴体のヘビ
あなたがふりかえる時
....
白紙に向かって歌えない
声が喉につかえて出ない
途切れながらも出た声は
定着せずにすぐ白になる
白紙に向かって歌っていた
夜が来るたび電気をつけて
蛍光灯に頭を下げて
みじめな顔で歌 ....
自販機ばかりの道に迷い込む
カネ払って架かる虹の赤が濃い
糸電話のコップからあの日と同じ夜が聴こえる
少しずつこそぎ落していく
へらで余分な私を
色んな好奇心がこびりついて
何をしたいのか
何が必要なのか
わからない
埋もれてしまう
忘れてしまう
本当の自分はここにいるのだから ....
結露した窓から
こっちを覗き見て
耳の上の辺りが特にひどいまるで
死に損いの四月の残雪のよう
そう言って笑った
冬の魔性は
死と均衡のとれた美貌を冷たい時間に包み
去り際には何度か振り返 ....
先の見えない苦労ばかりして
逃げることもできず
ただただ先を見続けながら苦労をして
たどり着いたのは苦労の続きが
もう動かなかったら
死ねば終わるのか?
死んだ先にはまた…
神は天にいる
理性ではそれは嘘になる
寓話になる
妄想になる
だから神は天にいる
我ら罪びとは地上にいる
朽ちた木々から秋の落とし子
茶いろ金いろ紅茶の香 ....
わたしたちは毎日
岐路に立って考えている
左の道にいきますか?
はい いいえ
左の道にいったので出会った人
左の道にいかなかったので出会えない人
もしも 出会ったその人が
....
にんにんにん
にんにくにん
にんにんにん
にんじんにん
にんにんにん
にんにきにん
いいひといいこと
いっぱい、にん
あんまりおおくて
わから ....
春になれば咲くはずだった
青いままに枯れてしまった
燃やし損ねたかつての夢が
燻ぶる煙で息もできない
もう未来には興味ない
「ならどうしたい?」と問う死体
今日みたいに意味のない
狂 ....
全世界のレンコンよ。
この声が聞こえるか。
私はレンコン協会の
誉れ高き会長である。
皆、歴史を思い出せ。
受難が続いてきたが
ついにその時がきた。
立ち上がる時がきた。
過去 ....
本当にキツかったら
クソつまんない
書き込みなんか
出来ない気がするし
完全に頭イカれてて
正確にログインパスワード
打ち込むっつうのも
何か違和感あんだろ
と言うことで
基本的 ....
偏狭なドグマに囚われることなく
この信仰に生き抜きたい
勇気を持つこと自体が
この信仰の目的だから
偏見に囚われることなく
感受性豊かに生き抜きたい
こころ豊かに生きること自体が
こ ....
長く 永く
とろみをつけて
伸ばした粘土を
年月かけて
こねくり廻す
引き延ばす
唯一の 結論
決断も出て いないのに
良くも こんなに 伸びたものだと
茶化 ....
窓を割り突き刺し差し込む光に
ほわりと光る蓮を見た
想うだけは許された範囲で済み
あなたは
夢想に出てくるはずもない常識さを纏っている
一人床の中で倒れ伏して
未だ停滞した空気の中で
....
海は優しい
もちろん
それだけではないことを
たくさんの人が知っている
海は荒れ狂う
そんな日は
早々に寝てしまうだけ
海鳴りを子守唄にして
たどりついた
ふるさとの
今朝の海 ....
翼をください
卒業式に歌ったね
せんせい
こないだ雪がふった日に
ぼくのオカメインコが死んだんだ
ぼくの手のひらで
羽をいっぱいにひろげて
それっきり
飛びたかったのかな
も ....
余白だらけの夜に
私の存在は余白だらけ
余白を埋めるように侵入してくる街並みは
全て雨のように回避される
夜空の闇はひたすら淡く
道行く人もひたすら遠く
私は過去の袋小路に迷い ....
スマホのゲームしながら寝落ちする心地好い夜は、マクロス7のバサラがいる限り世界は安泰ってちょっとだけ信じてる。だから緑色に設定したメモ帳を開けて、緑なのに白紙のページにハミングをする。からっぽからっぽ ....
僕の手で 頬杖をする君の頬
そのぬくもりが いとおしく
僕の目を 少し横から眺めてる
そのまなじりが いとおしく
僕の鼻 君のにおいを嗅ぎわける
その芳香が いとおしく
....
今朝
起きてから
また寝た
見せびらかす為に
夢の中ではいつも
踊っている
写真集で見たことのある
風景がさざめきあって重なっていく
のぼっていく日の光りの中で
僕は ....
想いはつのる
ゆっくりと流れる時間
耳を傾けて音を聴く
誰かに向けての独り言
横になりながら
縦にうなずくと
だんだん
瞼が閉じていく
静寂が身体を包み
心がしっとりまどろみ
ゆっ ....
叫び詩をよみながら
ああ一線がきたのだなと鼓動がはやくなっていくのがわかった
わが息子は遊びにきた友人とおやつをつまみながら何やら楽しそうなのに
沈黙の地では
「しばらくここには来ない ....
あたいがとんでもない
やさぐれもんだって
思ってんだろ、あんた
まあね、思われたって
しょうがないけどね
だって、タンナを
男に寝とられたんだからさ
男にだよ、男に
えっ、ダンナはノン ....
しょんべんくさい
女なんか御免だが
しょんべんがくさい
女は訳ありな感じがして
良いかも知れない
ヘイ、そこの熟女
シッコ嗅がせてくれない?
あたいのシッコを嗅いだら
二度とこ ....
月に叢雲
それはあなた
それはわたし
荒野に吹く風に花びらが舞う
全ては光
全ては闇
世界に溢れるパズルを解くヒント
それはあなた
それはわたし
あなたに会えた街で目と耳をふさぐ
読みにくい歌詞カードに新しい翼生える
1644 1645 1646 1647 1648 1649 1650 1651 1652 1653 1654 1655 1656 1657 1658 1659 1660 1661 1662 1663 1664 1665 1666 1667 1668 1669 1670 1671 1672 1673 1674 1675 1676 1677 1678 1679 1680 1681 1682 1683 1684
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