突き抜けるような
青い空に
純白の雲
雲の向こう側に
なにが蠢いているのか
誰も知らない

青い空

白い雲

果てしない孤独
幸福な人よ
あなたは一度死んでしまった
かつて巨大な飢えに引きずられて
ひたすら哲学の研究で自らを満たそうとした
探求の徒としてのあなたは死んでしまった
あなたは次第に人々に囲ま ....
地平線は果てがないけれども
果てを追い続けて
また元に戻るなら

目の前に線を引き
そこまでを果てとしよう

その先が新しいスタートで
何も無かったその線までは
ただのブランク
喪 ....
宴が去って
ふと虚しくなっている
寄り添える言葉の羅列も
破綻する
られつ られる らりる
らりるれろ ろれるりら

先に立たぬ後悔
あああああ

そして願わくは
次の宴を
ど ....
春かな
雨がしとしと
しとしと心に
目をつぶり
何をしようか考える

春かも
傘をさして外へ出れば
何かあったのかな
皆嬉しそうに少し笑っている

春だよ
手は冷たい
頬を撫 ....
悩まずにはいられない
日常という拘束
塗り替えたい、昨日、今日、明日
眠れば何か変わればいいのに
逃れられない痛み

春が来て、夏が来て
日差しはいつだって
降り注いでくる
変鉄のな ....
カンカン照りの夏の日に
黒いペンキが捲れてた
露出した鉄の赤錆を
ぼんやり見つめる
ころがり落ちた
階段の下から
目覚ましが
遠く鳴る
リリリ
リン


すでに
取り返しが ....
あぁ 声を出せば 空に溶け
取り戻す術を 僕は知らない

芝生に寝転び 眠ろうが 嘆こうが
空の青が 濁る事はなく ついつい安心してしまう

大きな葉の表に そんな一遍の詩を 書き記してお ....
雨、いつも待っている、
雨、いつまでも人を殺せない、
雨、いつか風邪を引いた私の、
雨、手の届かない、ところが常に、痒い、
痒い、痒いんだ、前歯の裏あたりが、前頭葉の祖語が、
優しかった祖母 ....
ビデオテープを売りに街に出た
雨の街の中で 傘を差して
だけど ブックオフで ビデオテープを差し出すと
買い取りは 当然拒否されてしまった
モードオフでも
ゴミ捨て場から拾ってきたジャケット ....
どのみち世界は
俺を受けいれることはないだろうと思っていた
二十歳のころ
俺は生まれてきたことを呪った

憎しみは
親に向けられた
憎しみは
世間へと向けられた
憎しみとは殺 ....
 疲労の度合いは肉体と精神が切り離された距離の大きさによって規定される。積み重なった疲労によって内外の電気信号を結び付け認識を生み出す思考回路は切断され、苦悩すら出来なくなる。何も得ない、何も失わない .... 雲ひとつ無い空の下
傘を片手に屋根の上
風が吹くの待っている
強く吹くのを待っている

蝙蝠傘くるり
風がさらうの待っている
いつか夢見た世界まで
運んでくれるの待っている

薫る ....
ぼくは祖父ちゃんによく似ているらしい。

子供のころよくそう言われた。

祖父ちゃんは島で暮らしていた。

釣りとかカブトムシ狩りとか教えてもらった。

祖父ちゃんは昼間釣りをしていて ....
ぷくぷくと あんこをつめて
ゆっくり 水に 浮かべる

ふーわ ふわ
華麗なジャンプは 出来なくて

ふーる ふる
ちょっと さぶいぼ 立っちゃっタ

サブイボって なに?
 ....
最近ちっともニュースにならないので
どうしたのかと
隣の不束先生に聞いたら
おそらく
危険な状態は去ったのでしょう
と答えてくれた
それは良かったですな、はははは
って二人で笑ったけど
 ....
童貞のまま30歳を迎えれば、魔法が使えるようになる。そんなわけはないのだけれど、奥手で純朴な男たちの中には、そのことが孤独の支えになっていることもある。
百年経てば物には命が宿る。そんな言い伝えもあ ....
こたつの中で蒸れた
貴女の足を嗅いだ

うっ、となりつつ
何度も何度も嗅いだ

臭くたって
こんなにも愛おしい

変態と言う
言葉では片付けられない

本当の愛が
そこにはあ ....
私が二十歳になった日に夢をみた
そこには子供の頃の私が
涙をながして微笑みながら
私に手を振っていた
きっと別れを告げに来たのだろう
私がさよならを告げると
小さな私は消えていった
あの ....
梅園のあとゲームセンターでコインゲームで盛り上がった。

いま古本屋で子供たちはカードを選んでいる。

ぼくは財布が欲しくなり皮の長財布を見ていた。

このあとどうしようか。

ほんと ....
  長い雨でたわんだ箱に注がれ
  わたしたちの影は混合される
  飛沫は獰猛なひかりを二割ほどふくみ
  素っ気ない白衣などに 付着する 未練がましく
  そして だれもが わたした ....
爽やかな朝が座禅を組んでいるのを遠巻きに見て、
賑やかに客が行き交う池のある庭に面した廊下に立っていたおまえは
鼻を垂らし、
昼も夜もなく透明な凍りついた顔で笑っている

やがて厳しい冬が過 ....
真理は正に沈黙する事によって語られる、と

ウィトゲンシュタインは「論考」で私に教えてくれた

今、私達のしている事は絶えず言葉を吐く事によって

世界を分節化していく事

そうしてい ....
駅から家までの道を歩きながら
様々な方角へと視線を分け入らせていく
見たこともない花が咲いていたり
知らなかったガソリン貯蔵施設があったり
私の視線は細くしなやかな糸のように
ど ....
雨の音は止まず、俺は今夜も眠り方を忘れて呆然と横たわっている、疲労しているような、それでいて冴えているような奇妙な感覚は、麻痺してしまった日常のタイムテーブルから一時こぼれ落ちた結 .... 手を広げ…じっとみつめてごらん
言語ではない太古の温もりを
こちらに語りかける
生きものに見えてくる  
テス
テス
あー
テステス
テスト
在るためのテストをして頂きます
簡単です
途中で力尽きることなく
ここにいる誰よりも速く
あの球に向かって泳いでもらうだけです
先にスタートをき ....
あれは確か
8月の日の最後の日曜日のこと
海辺に打ち上がった
クジラの噂で
町中が持ちきりになった

青いクジラは
夏の太陽の光を反射し
焼けてグッタリと
眠っていた

 ....
セニョリータ
もしもぼくらの星が駄目になっちまったら
君の目を見つめてこう言うよ
セニョリータ
愛してる
世界が終わっても
二つに裂けないのが二人の愛さ
セニョリータ

都会 ....
肉屋の軒先で 雨宿りしながら
ぼくはグラム398円の値のついた
ショーケースの中の
肉の切れ端を見ていた


タバコに火をつけた


ヘンドリックが
食肉になって
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
青い空、白い雲花咲風太郎715/3/2 7:03
幸福な人葉leaf215/3/2 5:39
線を引けはて315/3/2 0:50
宴の後のらりるれろ森川美咲2*15/3/1 23:52
春の雨灰泥軽茶615/3/1 22:47
日常という拘束[group]小日向 ココ315/3/1 22:44
冷えていく鉄/即興ゴルコンダ(仮)投稿.17こうだたけみ10*15/3/1 22:26
芝生竹森315/3/1 22:05
窓の外115/3/1 21:35
消えた街番田 315/3/1 21:35
あいつは復讐したがっているオダカズヒコ3*15/3/1 21:30
接続詞が足りない。竹森115/3/1 21:23
少女空挺部隊捨我315/3/1 20:30
6ジグソーみそ汁吉岡ペペロ415/3/1 20:24
藤の夢藤鈴呼015/3/1 18:17
危険ドラッグ花形新次215/3/1 17:32
冷えていく鉄木屋 亞万1*15/3/1 15:52
こたつ花形新次015/3/1 14:50
さよならリィ2*15/3/1 13:53
5ジグソーみそ汁吉岡ペペロ415/3/1 13:50
憐憫草野春心515/3/1 12:20
伽藍の春atsuch...8*15/3/1 10:45
アディオス、神様yamada...1*15/3/1 8:28
歩く葉leaf3+15/3/1 6:44
レインドッグ(かすれた鼻歌の寝床)ホロウ・シカ...1*15/3/1 2:18
服部 剛515/2/28 23:59
ミスター試験秋也015/2/28 21:17
青いクジラオダカズヒコ3*15/2/28 21:14
もしも地球に人が住めなくなったら 1*15/2/28 20:44
ヘンドリックの最後7*15/2/28 20:29

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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