くじらくじら
たたら踏む



足もないのに
ヒレで
よろりと


乱れ落つ

底で骨
朽ち果て成るなり
九つ
十と忘れ物
酔鯨
骨にな ....
乳毛が伸びている
女性に会いたい
まだ会ったことないから

すね毛を剃り忘れた
女性には
たまに会う
電車の正面に座ったとき
ストッキングを通して
透けて見えるから

すね毛なん ....
河原に掛かった赤い橋の上から
親子がパンを投げる
それに無数の鯉が群がる
複数の紺色の鯉
そこに黄色や赤、
そして、白地に赤の斑点
特別な物には目が惹かれるもの
パンは数少ない鯉の近くに ....
小鳥がついばんだ林檎だけ
落ちずに残ったとき
決してこの世は綺麗なものだけで
満たされてはいない
線路の左側を歩いていくと
虹に辿り着くと幼い頃叔父が言った
母について記すとき ....
空をゆく鳥が止まっているのじゃないかって
思う時
あるよね

そんな言葉で恋が始まることもある
わたしたちが本当に見ていたのは
鳥でも
雲でも
小刀のような銀の波濤でも
ウインドサー ....
梅雨雲のような光が降っていた

無菌室で少年が手を振っていた

映画監督が映画で役を演じていた

刑事がこどもに名前を聞いていた

PLUTOのゲジヒトは船越英一郎だ


神が行 ....
朝 私は池袋駅で
素敵な娘にヒザをぶつけられた
いつも 確かな 余韻を残して
いつも 彼女たちは電車のドアから消えていく
生まれてくることを
たくさんの罪行を
積み重ねていくことを
風の広がりそのものである
行政官にゆるされたときから
私も同じ分だけ他人の罪行を
ゆるすよう定められていた
私は未 ....
ケータイ LINE 写メ 既読無視
Facebook Twitter 2ちゃんねる イイネ
パソコン ブログ コメント
ニュース バラエティ番組 芸人
プロ野球速報 平日の新聞
友達 親戚付 ....
許しは請わない
愛してないわけではなかった

だけど
許しを請うても許されない
愛がいつも
お前たちを包んだわけではなかった

届かない荷があって
時の河を越えていく

お前たち ....
汗が凍ったとしたら
その人は
異常な暑がりと言えるのではないか?

(解説)
汗が凍るぐらいの極寒で
汗をかくのだから
めっちゃ暑がりだと考えられるのでは?
と言うことです

私が ....
夜が全ての輝きを
取り払ってしまったあと
残されていたのは
いくらかの金と、脂肪と
ありあまる欲望だけだった

この街の空はいつも背が高い
雲ひとつない嫌味なほど健やかな青

僕は、 ....
戦争の話

いつも嫌い

戦争のテレビ

いつも腹が立つ

嫌いだから

戦争の事はいっぱいきいたし
調べるほど
本当大嫌い

戦争なんて誰でもできるけど

戦後に生き ....
二つの部屋も50個入りのティーパックも僕には多過ぎる 街の血をすって雲がひかっていた

電話をしても

電車にのっても

まるいものを意味もわからず探していた


からだのちからを抜け

悔しくても

みじめでも

焼け石に ....
海底に網を下ろして
引っ張りあげながら
己の魂をコントロールする。
海が顔を変える。
荒くなる水面。



あなたのなかで
裸になりたい。
リズムになって
 ....
〝おれは頭はいいが狩りは苦手なんだ〟
ジェンマは呟いた
〝誰にだって得手不得手があるってもんさ〟

同じ年に生まれた若い狐たちからは
「下手くそジャンマ」
「まだ一度もうさぎを捕まえたこと ....
生きていれば
心配の種の、一つや二つ
指折り数えりゃ、きりがない

もくもく…不安の煙は募り
揺れ動く心を
丸ごと!
天に投げ入れよう

まことの生の劇場は
ゆっくりと、幕を開き
 ....
今、私が{ルビ綴=つづ}っている
この詩の中の、不思議な井戸

   〇

水を汲み
試しに、飲んでみてください  
雪が吹く

真っ白だ

雪が吹く

光は白ではないのだ

雪が吹く

真っ白だ

雪が吹く


この傘も弁当も

家族も職場も

協力者も

皆善きことを
 ....
salvage /創造


体にチェーンを巻きつけて

その先に繋がったイカリを静かに海に沈める

重みに引っ張られて

冷たい海に投げ出される

ウェットスーツに 冷たい水が入 ....
寝ようと思った
布団に潜った
暑くて剥いだ
目が冴えた

羊を数えた
素数を数えた
染みを数えた
頭が冴えた

時計の針
車のエンジン
舌の位置
明日の夕飯
来週の予定
 ....
君は唄う空高くに
私はその傍らメロディーを口ずさむ
彼女は笑うその声たちに
彼は目を伏せて詩を感じている

切り取った一辺に爽やかな空気が流れる
時空に穏やかな日々連なる
永久などなくて ....
夕方の地下鉄
小学生を連れた母親
吊り革にぶら下がろうとする悪がき
それを止める自称かぁさん

ボリュームのつまみの無い小悪魔どもは
あっちへ行ったりこっちへ行ったり
結局、母親もスマホ ....
戸棚の奥からでてきた何のものだかわからない古いリモコン
我が家ではときどきあるのだこういうことが
ためしにあちこち押してみる

わずかな振動が空気を震わせて
とつぜん世界が半壊
するわ ....
こころに海が在る
潮騒もときどききこえてくるし

いつかのくちづけも
深いうみの香りだった

瞳にうつる雲をとらえようとしても
いつのまにかかぜに溶けてしまうから

つねに移ろうもの ....
教師がチョークで引く線

黒板に集まる視線

サラサラとペンがノートを走る音
皆何をそんな必死に

黒板に書かれた文字なんてすぐ消える

脳裏によぎるのはどんな砂嵐にも消され ....
世界中の海から集められた
追いきれない広さと迫りきれない深さ
あるいは群れをなす魚の一匹が発した
どこまでも届く一瞬の輝き
そういうものが
個人のはるか遠くまで開け放たれた
借 ....
人類みな兄弟
だから結婚できないの
そこに在る必要はない
そこに残る必要もない
ジャム塗れの兵士はむかしむかしのこと
無音の中
光が縦に流れるよう
暗室 温度計 サーモグラフィ
人物二人
腕を絡め
唇も重ねる
蝋燭を灯 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
数えみだり秋也015/6/18 20:39
乳毛花形新次215/6/18 19:19
ある鯉の幸福opus2+15/6/18 19:14
線路の左側かんな16*15/6/18 18:29
由比ガ浜叙景そらの珊瑚1815/6/18 15:38
無菌室吉岡ペペロ415/6/18 14:54
モーニング番田 115/6/18 9:59
ゆるし葉leaf315/6/18 6:59
やかまもり015/6/18 4:57
子供ガト4*15/6/18 3:35
寒波を望む花形新次115/6/18 1:58
涙くらい流すべきなのだ栗山透115/6/18 0:23
せんそうはんたい南川きま2*15/6/18 0:06
雨音だけが聞こえるはて015/6/17 22:10
この街の説話吉岡ペペロ415/6/17 21:54
ハイヒールあおい満月315/6/17 21:54
『聖母ジェンマ』  卵から始まるはな詩②[group]ただのみきや21*15/6/17 21:16
日々の劇場服部 剛515/6/17 21:09
井戸ノ水215/6/17 20:53
雪中歌吉岡ペペロ215/6/17 19:30
salvage/創造0*15/6/17 18:36
眠れぬ獅子たいら015/6/17 15:53
青春の輝き斎藤 九015/6/17 13:07
地下鉄に乗って……とある蛙8+*15/6/17 12:23
リモートコントロール梅昆布茶2015/6/17 11:33
815/6/17 10:45
Outlaw/ナスカの地上絵215/6/17 10:15
絶望葉leaf415/6/17 5:07
できないリィ4*15/6/17 4:08
不要論秋也115/6/17 0:48

Home 戻る 最新へ 次へ
1630 1631 1632 1633 1634 1635 1636 1637 1638 1639 1640 1641 1642 1643 1644 1645 1646 1647 1648 1649 1650 1651 1652 1653 1654 1655 1656 1657 1658 1659 1660 1661 1662 1663 1664 1665 1666 1667 1668 1669 1670 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.83sec.