どのくらい近く
どのくらい遠く
しあわせに触れていられるのか
目に落ちてくる
滴を見つめた


ふたつ ふたつ
ふたつのはざまの
無数の重なり
波のざわめき

 ....
田植え前のあぜ道や
魚とりする水路でも
好んだ湯浴みも
みんなアトリエ
でしたのでしょうね

日時計花壇のある木立
遠野の橋梁は銀河への旅
オリオンは高くうたい
露と霜とをおとします ....
また沈んでいく
またここに帰ってくる

どうしようもない汚濁に肩までつかり
どうしようもなく青い空を見上げている

どうしようもない汚濁の只中で
私は漸く少しだけ安堵する

薄汚れた ....
あなたに会えたそれだけで
私は明日が楽しみになりました

あなたと言葉を交わすそれだけで
世界は鮮やかに見えました

きっとあなたはその事を
これから先も知る由など無いでしょうけれども
 ....
今日もあの娘が泣いている
とても暗い雨の中で
黒く濡れたアスファルトの上で
一人声を上げて泣きじゃくっている

いつからか瞼の裏側に張り付いていたあの娘の
笑った顔を恐らく僕は見たことがな ....
返事の無い玄関先。

「ただいま。」と言って

父の姿を待つ。

去年の今頃は/一ヶ月前までは

奥のリビングから父の歩く気配がした。

今は私から靴を脱ぎ

畳部屋の父の祭壇 ....
降りたいときに降る春雨が優しさの向こう側 もう一度寝る水色の桜ばかり あれはメジロやめたタバコに火 私はトマトじゃないのに
さかさまにしても私だ

栄養も毒もあるよ
たぶん

あなたの1日も
私の1日も
同じ長さなのに
たぶん
長かったな 今日

また夜がきた
今日も死にま ....
カレーを食べようとして
スプーンに写った自分が
逆さまだった
スプーンをひっくり返すと
カレーは食べれないが
自分は逆さまではなくなった

食べるためには
逆さまの自分に
納得しなく ....
僕は40才だけど
まだまだ青い
高校25年生

卒業したくない
俺が人間というものに寄せる
激しいおもいは何なんだ
人間の醜さといとおしさ
その振幅の激しさに
頭がおかしくなってしまいそうだ
最早俺は
自分を愛しているのか
人間を愛しているのか
わ ....
「花見、くる?」日取りが決まってから、もう一度きかれるだろう。 そのときに「行きたいけど、人が多いのが苦手で、どうしようか迷っている」と、正直に言おうか、迷っている。 「そんなのあなたが勝手に決めれば .... 奇跡が起こる瞬間を描いて

苦しい毎日を過ごしていたのに

一番の奇跡は

母と娘たちが引き起こしていた。

数年と言われていた父の寿命は

2倍の10年目を数えた後

一つの ....
お地蔵さんが
寒かろうと
心優しい佐吉は
10体のお地蔵さんみんなに
ネックウォーマーを着けたそうじゃ
それを見ていた性悪の権三衛門は
ネックウォーマーをお地蔵さんの
顔まで被せ
「こ ....
下山田さんが
幻の巨大魚ニコラスを
釣りに出かけてから
3年になる

玉川学園前から
渓流を上り
とうとうモンゴルに
着いたにも関わらず
未だニコラスには会えない

その原因は
 ....
大きな一呼吸

(ピーッ・ピーッ)と鳴る心拍数

閉じたままの瞳

左回りの一針が

小さな不安を呼び起こす。

(高い鼻・長いまつげ・尖ったあご)

顔立ちが美しいと

 ....
三日続けて学校を休んだ
お腹が痛いとかそんな理由で
体調が悪い気がしたの
別に死にそうではないんだけど

久しぶりに鏡を見る
私を睨む悪霊が写る
今にも突き刺さりそうな
カッターナイフ ....
花の咲く限りはひとつ村の人になって
来週にはひとりに戻る
またしても
寄り道
君のところに
行く前に
まるで
はぐれた
カモメのように
旋回して
後悔して
花言葉信じて
合言葉忘れて
あなたの慰みものに
名前なんか
付けないで下さい
ただでさえ
ダサいものが
もっとダサくなります
番号もやめて下さい
数字が可哀想です
「私の今日のマンカス」なら
まあ、許します
 ....
皮膚はあると明言することが難しい
ほら、例えば口はただの洞穴で、洞穴はあって、それは口で、でもその空間には何もない、みたいに、皮膚の中身も洞穴で、その洞穴のことを皮膚と呼んでいるのかもって

思 ....
あなたと歩いた
あの春に

流れた
桜の風は

今でも
この胸に
舞っています

桜を見上げて

あなたを見つめて

幸せな風が
私たちを包みました

あの春に
私 ....
十字路を曲がる
手前の道で
お洒落な堕天使たちは
漆黒のハートマークを
隠している

小さな機械仕掛けの電話機を
白い手のひらで
握り締めていて
まるでレザーの
ロングブーツを
 ....
桜並木の木の下には
死体と狂気が
埋まっています。

今年も桜の木の下で
散りゆく花弁ひらひらと

桜並木の真ん中を
足早にすぎる風一陣

見上げる花は真っ盛り
目も眩むばかりの ....
私はむずかしくないことをむずかしくなくいいたい
朝毎に届くはずのすべてが今朝は来なかった
、理由を得たので取扱説明書を紐解く
こんなに立派に手続きも踏んで
(かぞえてごらん
と そっと風から ....
レトロ列車で鉄旅を


南リアス線
●盛駅
ゆらゆらゆらら
青海原に
水うつよい音
季節の風をたしかめて
列車のなかは
ひだのはいった
優雅なカーテン
むき出した配管が
懐か ....
家人の闇鍋は九時九分に始まって九度九分まで上がったところから一向に下がらないのでは九分九厘インフルエンザで間違いないのでしょうが念のため生姜をたっぷりすってよく暖まってくださいよく改まってくださいよく ....  
つぼみの中で育まれ

花びらが連れてくる

それが春、出会いの春



 
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ふたつ ふたたび木立 悟315/3/31 9:39
銀河黒木アン7*15/3/31 7:32
汚濁baby b...115/3/31 6:20
恋文015/3/31 6:06
泣き虫115/3/31 5:53
花吹雪。梓ゆい415/3/31 4:28
降りたいときに降る春雨が優しさの向こう側北大路京介415/3/30 23:50
もう一度寝る水色の桜ばかり215/3/30 23:50
あれはメジロやめたタバコに火215/3/30 23:50
たぶん朧月615/3/30 23:47
カレースプーンイオン1*15/3/30 23:06
高校25年生015/3/30 23:05
渡辺亘115/3/30 23:03
乾杯の音頭[group]nemaru1*15/3/30 22:56
軌跡の後。梓ゆい315/3/30 22:46
皮地蔵花形新次015/3/30 22:16
ニコラス・ケイジはコッポラファミリー115/3/30 21:48
脈。梓ゆい215/3/30 21:15
ヒロイン羨望症捨我015/3/30 20:02
ソメイヨシノ清丸015/3/30 18:06
寄り道やまうちあつ...215/3/30 17:35
題名についてのお願い花形新次115/3/30 17:27
雑考マチネ115/3/30 17:11
「桜の記憶」ともりん015/3/30 15:26
機械仕掛けのラプソディ[group]りゅうのあく...5*15/3/30 15:22
桜並木の下で……とある蛙6*15/3/30 14:19
砂に叫ぶもっぷ615/3/30 13:48
三陸鉄道〜その瞳をみていたら〜より黒木アン4*15/3/30 8:48
たんかのやみなべ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.24こうだたけみ3*15/3/30 2:00
殿上 童9*15/3/30 1:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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