夏場の外出は控えた方がいい
エアコン18℃の部屋で
デブに包まれながら過ごせばいい
この温度であれば
デブでも肌はサラサラのはず
食事はネットスーパーで材料を
届けてもらって
自分で料理 ....
自分の作った檻なんて
両手を広げれば簡単に外せる
一歩前に進めばほら
檻なんて何もない
私に才能があったら
素敵な詩を
山ほど書いて
みんなを素敵な気分にさせた上で
才能の全くないあなたに
ひとかけらの才能を分けてあげたのに
残念だけど
私にもひとかけらの才能もないから ....
風邪をひいて
二日ほど会社を休んだ
なんて言えば伝わるのかなって
君は言う
ベッドの中で
夢をみていられるうちに
雨は上がっている
泣いてみたって、って
君は言う
隣 ....
名演だな咄家よ
ありがちな不幸自慢を
飽きさせないとは大したもんだ
その域に至るまで
何度死に損なったんだ?
恥知らずの道化よ
真に磨くべきなのは
気を引く為の術なんかより
効率的 ....
…いっしょに泣いて差し上げましょう…
からまる蔦をふりほどきながら
女は石段の脇で踞る若い僧侶の傍に偲びよって行く
立ち込めていた靄の薄い生地を開いた
かわりに一枚ほど借りてい ....
アッサム、ローラ
理想を平仮名に変換して
折れた
キスする
Kissの通り雨
当たらないってさ
一滴も
不安には説明の要求
説明には対話の要望
対話には沈黙の ....
今時分は君を春めかせてもいい。
酔ってはいなかったと思う。おやすみなさい。
お菓子好きだけどお菓子で泣いたことない。
なんていいましたっけね。ゴダイゴの曲で、サビが、なんたーらかんた ....
親が勝手に申し込んだ健康診断一次通った。
たまに行く中華料理店の本棚に欲しい一冊が本当に欲しい一冊なのではないか。
「死んじゃえばいい。死ねばいいのに」(編集部註:「心斎橋シネマウィークリ ....
甘くない林檎黙っている
go for it 合法 it
追われてきた街の聖夜キラキラ
碧い碧い宇宙にただ一つ零れた
一しずくの命
地球にこうして生を受けた
生きるだの死ぬだの大騒ぎして
私の人生に来たるべくして来た
カタストロフィ
そんなカオスをコスモスへとかえてくれた
....
グラデュエイション
今日は卒業の日だ
昨日は雨ふりで
陰気で薄暗い一日だった
けさ妻は白髪を抜かなくてもいい
と宣言した
ちょっとほっとした
もう2・3日にいっぺん
2時間ほどか ....
鮮やかな椿を思わせる香りを纏い
黒烏の羽 または夜のような髪を靡かせ その女は崖に立っていた。
服は果肉の赤。
見かけないものだが 昔に見た列を成して担がれている神輿に乗っている女が着ていたもの ....
ありがとう
僕を空っぽにしてくれて
大きな歌で
満たされることだろう
ありがとう
僕をつかまえていてくれて
トンボになって
飛んでいくところだった
ありがとう
僕を自由にして ....
足跡
波に誘われて
靴が漂う
歯から空気が漏れる
舌の上のラズベリー
ぐしゅっと潰す
あの子は
どうしようもなく
馬鹿で
頭を撫でると
まぁ、
喜んでいた
星の降る ....
死にたい って
やっぱ
逃げたい ってことなんよな
何から って
せめないで ってことなんよな
みかたがいるよ
ひとりじゃないってことに
すがらないと
生きられないよ
桜 ....
Why?どうして?
わたしが女の子だから?
学校に行ってみたいな
エンピツを
持ってみたいもの
いじめ・暴力・犯罪に文句が言えないの?
怖くて怖くて誰か助けて
お願い助けて
....
朝の電車は何かを探している
遠くにある理想的なものを探すのではなく
近くにあるけど
いつもの通路にあるけど
まだ発掘されていないもの
新しく降り注いで来るものを探している
....
泣かない奴だと思われてる
感じない奴だと云われてる
まともな人間になんかとてもなれないし
好かれる人間になんかもっとなれない
誰かが嘲笑ってるのが聞こえる
あからさまに 聞こえるようにわざ ....
ふたつの目をひらいて走る
風がつよい 景色がめまぐるしく 変わる
うつりかわりを
楽しく思う人もいるだろう
目があけていられないほど
怖いと感じる人もいるだろう
だからこそ
....
終日への覚悟
月輪はかわらずに美しくも
みだれ滲む余韻は
あなたへのyellなのです
聖めの静寂は
それでも意気揚々とする
魂への讃美歌
生ききるのは
姿かたちではなく
桜を思いながら
眠りについて
夢の中では胸を斬られて
死んでいたのに
湯を溜めて
湯の中で手を握る
たしかめる
それから開き
それから花が
そっと浮かぶ
笑顔をもらうと
うれしくなる
いてもいいんだ
って気になる
言葉はわからなくても
タッチをしたくなる
迷いながらきたけど
ありがとう
あなたの笑顔で
また歩きだせます
嘘をついているつもりじゃない
都合のいい部分だけを繋ぎ合わせたら
彼女の話になる 騙すつもりじゃないのに
暖かくて居心地のいい 四角い部屋
田舎の家に帰りたい
思いは増殖して 連 ....
あたたかににきらめく 光の雲が真下に流れ 金の流砂がせせらぐ 運河を眺めていた
いつからここに居るのか 忘れてしまうほどの長い月日を 星に結わえて 数えてきた
「冒険をして来たよ」
いく ....
私と彼の趣味はかぶらないのだが
なぜ今でも会うのだろう
そんなことを暗闇の中で考えていた
しかし口に出しても 仕方のないことだ
今では昔のようにわかりあえる部分も少ない
いくら気があっても
....
問題のある人間でも
扱えるようにクルマが進歩したので
クルマ社会が退化してしまった
問題のある人間でも
扱えるようにネット社会が進歩したので
コミュニケーションが退化してしまった
....
化石になって
鳥になって
ご飯食べて
海になって
道になって
林檎になって
蜂蜜をなめて
空を掻いて
小鳥になって
うまれかわって
リンネして
はこばれて
まわされて
洗濯機 ....
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