月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
帰る棲家を知らぬよう

ほつれた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒 ....
時間を均等に振り分けるメトロノームのように
誰彼ともなく均等に
ジブン(アイ?)を振り分けるあの人は
誰の指針にもなり得なかった

デジタルなメトロノームの電池は切れたので交換しますね
色吸いはたとえば
女のこたちのまつ毛のなかに住んでいる
彼女たちがねむたげにまばたきをするときには
世界の端の七色を
色吸いたちがひそやかになめているのだ
だってもう夜は綻びはじめて
あかるい掌をみせている
足のはやい子はそこへたどり着いて笑っているが
わたしの足はなぜこんなに重たいのだ
ひらひらとあかるい意味の内側、
さるすべりの花みたい ....
夢を
見ていたわけではないが
清潔に密閉された
乗り物に吸い込まれ
みんな姿を消した
とにかく歩いていれば
少しずつ小さくなり
やがて点に
なれるのか
見るたびに痩せる空洞の中
僅 ....
かつての俺の顔を
いくつもいくつも飾る部屋
朝陽から刈り取って食卓に供えられた獅子の首
金色は瞬く間にとけて白い皿に蒼く翳りを残す

あるいは初めから造られなかったニケの頭部
永遠に像を持たない神聖 あらゆる問であり答え

あなたは ....
ハゲで脂ぎった詩人に
身体を許して出した
詩集だからって
加齢臭がするわけじゃないわ

汚れているのはこの世界の方
私はここで生きていくんだもの

私はいつも心に
ファブリーズをかけ ....
鳥が歩いていた
その鳥の体は鉄に覆われていて
よく見ると羽は錆びていた
鳥は空を飛びたいけれど
こんな体だから
空を飛んだことがないと言う
ならば一度でいいから羽を広げて
飛んでみるとい ....
おおくをすった、ときいて、でんわしたら、なぐるぞとたたかれた、やけやまにすくうかいちょうのように、くべられたあなたのおおくは、すべからくあなたを、いっせいにけりあげて、はなもくさもきも、いずれ .... 死にたい、という発語が季節の初めての落葉のように池に浮かんだ。毎日ひげを剃ってはコーヒーを飲んでスーツを着ていつもの道を出勤する、そんな生の周到な殻が静かに割れたかのように。僕は部屋で本やCDが平積み ....              卒寿となって
    おひとりさまは やっと気づいた
連日 体の苦情を おのれに呟いているが
        そのことだけでも 実は
        在り難いことなの ....
スマートフォンで人生を
カンニングしながら生きている
いつでも知識欲は満たされるので
知識の飢えを知らないから
血肉にならない
間食スマホ

スマートフォンで人生を
カンニングしながら ....
わたしは今朝目が覚めた、それとあなたが仰るような「時間」まで記憶していられるほど能力は高くない、勘弁してくれ。
いいんです、わたしはあなたに言いましたよね? 「わたしはわたしと向き合うためにあらゆる ....
照り返す緑、動かない
向こうの水色の家、
動かない


<ねぇ、もう少し静かにしてくれないかな>

背後のお喋りに僕は言う

<どうしてそんなに喋ってばかりいるんだ ....
何の前触れもなく現れ
やがて消えてなくなる

どんな言葉も
忘れ去られるのが
運命だとしたら

この一瞬を
大切にしたい

てるく、はのる

今年の夏も
きっと暑い

( ....
葉が
笑うように
波うつ

五線紙のうえに
窮屈そうに
散らばる
音符と休符

人は
歌うことを
ためらっている

それでも
陽は
けなげに昇りつづけ

詩の一行が
 ....
家族ぐるみで
食に貪欲で
一食たりとも
おろそかにしない

昨夜もみんなで
coco壱の
ビーフカツカレー2辛
ごはん800㌘を
2分で平らげた後
コンビニで
関西限定エクレア& ....
地上を輝かせる
太陽のパワフルな力
全てのものが元気になる

太陽の光は歌声のよう
奥深くまで浸透する優しさ力強さ

朝の陽差しがくれる
スッキリとした希望

活力に満ちた身体にな ....
 清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
 願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
 初夏の訪れと共にやってくる想像を
 使い古した手帳に書き留める。

 白樺の林の中で虫たち ....
ストローでふくらませる

その時必要な空気圧

188ミリリッポーメートル フーッのため息

虹色にきらめく玉

その時必要な光

288光年過去からの贈り物

いくつも連なり ....
            150710

ブラックウオーターなんて曲を聴きながら
NHKのFM局を掛流す
なんて刺激的な声なんだろう
異次元の世界に居るみたい
将に今からなにかが始まろうとし ....
私がコーヒーをブラックでも飲めることを、彼はまだ知らない。砂糖と牛乳がないと飲めないって言ってたあの頃のまま時が止まっていればいいのにね。一人の生活者の痕跡は、部屋中の壁に黄色い染みとなって残るから、 .... 帰宅して
両足がつったのは夏の太陽のせいだった
こんなにも痛くて苦しい夜はどうしよう
救急車を呼ぼうかどうか
戸惑いながら
どうしよう
何だかんだと考えても
どうにも恰好が悪すぎる
 ....
ガタンガタンガタンガタン
冬将軍はまだか
おーいおーい
誰にも聞こえてないとでも思っていたか!
白い人が抱きしめる
どこかにいってどこかにいって

しゅんしゅんしゅん
爆発しますね ....
太陽はみえなくなっても

月の光、あれは太陽の光

でも新月の夜

世界は闇につつまれる

光のない世界、その時が

ある

ドストエフスキーの悪意

聖性の幻を追いかける ....
夢を見た

君は泣いている
微笑みながら
右目ばかりから
2秒おきにトポトポと
それが君の鎖骨に溶けて
僕の手が解けて
遠浅な海を行く

朝が来た

日曜の朝は雨 枕に涙
背 ....
風をたくさん挟んで
送り出す
君への便り

いつまでも止まらない翼は
想い出を回し続け
空に漣を描いていく

今日あった小さなぶつかりは
すぐに修理できるから安心して欲しい

 ....
大きな風車がゆっくりと
ゆっくり ゆっくり 回って
大空の舞台の主役
晴れ男と雨女に観客になって欲しいと

今日も羽根を広げているよ
行きも帰りも満員電車に揺られ
疲れは楕円の周期
人が溢れ
昆虫を追いかけていた僕もすっかり大人
ニコちゃんマーク柄のネクタイを締め
ネクタイだけがポップな最後の砦
溢れる人の一部になる
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
浜辺レタス5*15/7/12 1:35
博愛の人はて015/7/12 1:11
色吸いはるな715/7/12 0:48
憧れ415/7/12 0:45
逡巡noman215/7/11 23:53
思い出の品は全部ニセモノ奥畑 梨奈枝1*15/7/11 22:08
わたしが詩の中で掻き抱くあなたはただのみきや17*15/7/11 21:15
売春詩集花形新次015/7/11 20:34
鉄の鳥リィ2*15/7/11 19:58
_ズー2*15/7/11 18:25
希死葉leaf215/7/11 16:39
老いの演繹(五)信天翁215/7/11 16:11
草食スマホイオン4*15/7/11 15:06
さあ、わたしはわたしと、向き合うために、あらゆることをしまし ...陽向∮10*15/7/11 14:46
チャペル喫茶たけし215/7/11 14:06
夏風邪ハナ「てるくはのる」花形新次115/7/11 13:37
わたしが誕まれた日伊藤 大樹415/7/11 10:29
家族グルメ花形新次115/7/11 7:48
太陽の歌声夏川ゆう215/7/11 6:06
蛍の光ヒヤシンス14*15/7/11 4:40
シャボン玉佐白光0*15/7/11 2:52
Coffee & Cigarettesあおば4*15/7/11 2:26
Coffee & Cigarettes/即興ゴルコンダ(仮) ...こうだたけみ2*15/7/11 1:49
うづくまるレタス1*15/7/11 1:46
ぎんいろせかいのなかで沢田萠志015/7/11 0:51
月もない夜吉岡ペペロ215/7/11 0:27
遠浅の夢瑞海2*15/7/11 0:02
風車乱太郎16*15/7/10 23:52
マリエ415/7/10 23:34
帰宅慕情詩秋也115/7/10 23:11

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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