桜が見える間息を止めている
せかい、せかいって曖昧にうなづいてることが正義だって、あなたは太陽のあたっている洗濯物っぽくにこにこしていた。ぱぱぱぱ、ってはじけとぶはな、実?なんだったっけ、これを聞くのが何回目だったのか思い出せな ....
お蕎麦を食べながら
昔の話をしよう
学生時代
君のタイプを盗み聞きして
私に当てはまることがないと
ひどくがっかりしたんだよ
もっと可愛くなれるように
お姉ちゃんに化粧してもらっ ....
あたし、オナニーが止められないんです
こんなことしちゃいけないって
思うんだけれど
気がつくと手が
パンティの中に入っていて
指が一番敏感な部分を
「汚れっちまった」って
なぞるんです
....
明日
今日を乗り切れば明日
産まれてから続いてる生き地獄
明日
今日と変わらない明日
今日の延長みたいな今日がくる
明日
明日から頑張るつもりの明日
今日を頑張らないや ....
花吹雪舞う道を ひとりで歩いた
分かれ道で手を振って きみは去った
あたしのことは すぐに忘れる
夏が来れば 陽の光に夢中になって
花びらは風にのって どこへともなく
青い月夜の ....
握りしめ
ぐちゃぐちゃになった紙に
伝えられた君の苛立ち を
手のひらで
そっとのばしてみるけれど
私には解読できなくて
悲しみが沁みだす
苛立ちと悲しみの染み込んだ
シワだら ....
空の真ん中
風がぐるぐる回る
頭の中がからっぽで
君のことが嫌い
マムシに噛まれた右手が痛い
だらだらと血が流れる
そういうのに甘えている
目ん玉に焼き付いた
君の嘘
くだら ....
道徳なんか無視して金を稼げ
金を稼げば女も寄ってくるし
好きなもんを好きな時に好きなだけ
食える 好きなところに行って
好きなところに住める
掃除や炊事をしてると
心が弾む
....
ハロー、ハロー、聞こえますか?
そちらの調子はどうですか?
こちらは相変わらずといったところです
今日もどこかで戦争です
死んでいく子供達に
誰かが可哀相だと言いました
とりあえず僕も ....
わたしはターヘルアナトミア
あなたの皮をペロリと剥いで
思惑の筋や経絡がどれほど緻密にヒクついているか
白日の下に晒してご覧に入れます
わたしはターヘルアナトミア
飲み込 ....
固い財布の紐を緩めて
スタバの二階から見下ろす
足下をオシャレな人たちが
てくてく てくてく歩く
ぶち壊れたMacをストアに
ボロいキャスターに載せ運ぶ
黒いTシャツを着たお兄さんが僕 ....
地球の最も深い場所には
信じられないような形をした
魚たちが住んでいる
しかし非常に暗いので
その姿は
お互い知らないままである
春の海はまぼろし
蜃気楼の楼閣さえ彼方に浮かんでいる
わたしを呼んでいるように
遠い海鳥
緩慢な波
割れた貝殻
ただ砂にうずもれて
あの子のか細い肩甲骨はもうさびしくなか ....
ビュツフェ
ビュッフェの絵
左右に見て
4月の長閑な日
テレビに映る
婦人いとよし
庭の植物いきいきと
今日も明日も
ビュッフェと
テレビの婦人
床に散る
花 ....
心と身体が離れている
その隙間に不安が滑り込む
いちいち手足に呼びかけないと
動作しない人間型ロボットみたいで
いろんなものを詰め込んだ
底の抜けた南京袋
唇から直腸まで
排 ....
良い薬を取り混ぜて
頭を平均化していく
世界に耐えれるように
人に耐えれるように
平均化された脳みそで
ピッキング作業をし箱にひたすら物を詰めていく
きっとその人には巨大なだれもの ....
真新しいパンプスを
履きながら歩く
晴れわたる春の路地裏
靴づれはひりひりとして
ドラッグストアに立ち寄る
店員へ傷跡に貼る
ばんそうこうを下さいと云う
*
少し無愛想 ....
閉められないままの真夜中
瞳孔が少し開かれていて
部屋の片隅まで見えている
隣の君は
無音で横たわる温かい肉塊
言葉もなく
思考もない
閉じられた身体の内側で
ひたすら ....
歌いはじめまして
花が咲いてますよ
野辺の生き物たちも忙しなく動き出しました
道端からはみ出る雑草は強いですね
そうか、 春なのか
、もう衣替えの季節がやって来たんだ
(え ....
人は悲しみを忘れるから生きていける
人は苦しみに慣れるから生きていける
でも人は恥を忘れるから失敗する
でも人は日々に慣れるから失敗する
人は喜びを忘れるから形に残し
人 ....
むこうの木々が 影になり
すべてのものが 暮れなずむ
なにかをみることを忘れて
貝のようにとじたまぶた
ずっと ずっと まっていた
やさしいひかりの ふるのを
地表を背に ね ....
本当に
忘れられないのは
あの人ではなく
あの人以外の
すべてを無視して
恋をしていた
私の姿
遠いベッドで寝転んでいると
小窓のカーテンの向こうから
おいてきぼり喰らった僕の声
銀河鉄道の夜を見送っていた
この世の悪も善も乗せてゆく
悲しみも退屈も希望も喜びも
....
いつもきみがそばにいる
振り返っても
両手を差し出しても
鏡を覗いても
分からないけれど
気配と洗った髪の匂いがする
僕の周りの空気が
温かく澄んでいる
それはきみがそばにいる証拠でし ....
周りの人が震え上がるほど
残忍なのに
テクニックは一級品
そんな玄人受けする
タイガー・ジェット・シンのような
国を目指したいと思います
梅俺杏桃桜の順で君から遠い
桜色のありがとうを最後の言葉に
見えなくなるまで手を振れば初櫻
バックでしているとき
スマホでエロ動画を見るという
戦法を考えた
これなら妻に知られずに
小向で抜くことが出来る
俺って天才かも知れない
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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