寺院で騒ぎがあったらしい
昨日から兄貴が帰ってこない
女を手引きするだけの簡単な仕事だと
銃を置いたまま出ていった
雨が上がった裏庭で
濡れた望遠鏡が星を落としてる
対岸を覗く ....
らぶ
と
へいと
を
行ったり来たり。
100パーセント
傾くから。
いつだって、
アナタを困らせることが出来る。
....
目が霞む
カスミンだ
これから
私のこと
カスミンって呼んでね❤
じゃねえんだよ!
近くも遠くも見えねえし
その上霞んでちゃ
どうしようもねえだろ!
亀戸 ....
皆、同じことをやってる
けれど、君のオカリナは
君だけのものだ
皆、同じことをやってる
けれど、君のためいきは
君だけのものだ
皆、同じことをやってる
けれ ....
日々のおおまかな動線や微細な素描に
こころの絵の具の淡彩で色をちらしてほっとする
ビュッフェのようなリトグラフの陰翳の鋭い世界も良いが
ちょっと太陽のぬくもりをもらったような
なにげない淡 ....
君に触れるということ
忘れられた空にアクセスするということ
君に触れるということ
これから記憶する海をダウンロードすること
君に触れるということ
再び希望が芽吹くということ
君に触れ ....
昔
父の投稿した詩を
唐突に思い出す
家族で
TVニュースを観てて
(浅間山荘事件、だったと思う)
(歳がバレるね)
そこに自分が登場して
ウルトラマンがくればいいのに
と のた ....
心の奥底を見つめる眼は誰もが持っている。
心の奥底には見つめるべきものが眠っている。
見つめてみるがいい。
それを目覚めさせるのはあなた自身なのだから。
目をそらしてはならな ....
黄金色に輝く草原で再び感動する我が魂を見た。
草を食む馬の群れは善と美に満ちており、
ドヴォルザークの傑作のように力強く、
限りない優しさを天空に放っていた。
草原に散らばる ....
もし――凸凹な
パズルのピースである、僕等が
舞台の上でスクラムを組んだら
明日へ光を放射する
一枚の絵画になるだろう
ざらりとした皮ペロリと剥ける薄い茶と濃い茶のまだら色して餌をつつくよに掠め取るおちょぼ口は肝まで美味なのカワハギ
固くて小さな鱗は指のはらに刺さるくらい剥いでも剥いでもなくならないから出汁はよく ....
今日は一日山登り
家に帰り片づけて
お風呂に入り
布団に横になる
目を閉じるとたくさんの
光が溢れてくる
身体が温かい
こぽこぽと生まれてくる
弾けて飛んでいく
私は
風に ....
ふわふわとした真綿が
とぐろを巻いて
私の首を睨む
その刹那
あ、と
死
の淵を
音を立て舐め
その世界に牙を
向いている白い蛇が
私の首に巻きついたまま
笑って ....
毎年、毎年
休んではいるが
特に印象に残っていない
盆や正月クラスの
イベントがないからか?
天皇賞はあるけどな
休みの最終日を考えると
今から憂うつだ
こんなことなら
休みなん ....
しょうらい、ぼくは
どくさいしゃになりたいです
なぜかというと
きらいなひとを
しょけいできて
みんながぼくのいうことを
きいてくれるからです
おおきないえにすんで
おいしいものをたく ....
お母さん
この世で唯一無二のお母さん
わたしはおんな
おんな?
人間かと聞かれりゃ人間
女かと聞かれりゃ女
でも
自分で自分に聞いてみた
凝り固まった子宮が
どっちつ ....
寝ボケ眼の昼下がり
空洞みたいな毎日に
別れを告げて逃げるのさ
腐ってしまうその前に
ニコチンとアルコールで
まぁ気分はそれなり
外もやけに静かだし
悪くはないシチュエーション
....
日常のカタチを絵にすると
おそらくマル、ではなくて シカク
それは 七日目に完成する夜の冷蔵庫
一日目に ベビーシューズを下段に置き
二日目に 制服と、春
三日目に タイムカー ....
汚いことから 目をつぶれば
長生きできると 世間が言う
汚いことに 目をつぶれば
死んでしまうと 風は言う
万年床、密封された部屋で
背中は地心のマグマに 燃やされながら
....
遠い空の明け方の光のもと
純粋なデモが始まった
幾つもの国境と限界を越えた先のデモだけれど
空を渡ってこちらまでシュプレヒコールは届いてきた
純粋なデモの純粋な示威行動と純粋な主張 ....
投票が終わって家に帰った
家に帰って
冷めた朝の味噌汁に火をつけた
火のついたように連呼される
統一地方選挙の候補者の名がもう聞こえなくなったので
冷たくなった朝の味噌汁に火をつけた
....
生きてきた中で一番の
幸福な思い出さえも
心に留めておくことは
できない
幾ら詳細に記しても
形ある何かを残しても
どんなに大切に心にしまいこんでも
あのときの気持ちはかえってこ ....
私は昔家に帰るとすぐに寝ていた
高校生の頃だった
学校から帰ってきて そして
疲れた体でフトンに入るとよく眠れた
雨戸を閉めたこともある
窓に西日が沈んでいく部屋
私は 寝ても何の ....
小さな町のはずれで
旅人は力つきて倒れ
そのまま動けなくなった
かれこれずっと
なにも食べておらず
水も一滴も飲んでいなかった
町の空気は乾いていて埃っぽく
川も干からびていたし
....
夜に思い出すことを
朝起きると忘れている
白い紙の上でダンスをする二人
余白は広がり続ける
指差す方へ
頭を向けて僕らは回転していく
ステップに次ぐステップ
夢の ....
テブに天才はいない
何故ならデブは
何かをやっている時間よりも
食っている時間の方が
明らかに長い
食を犠牲にしてまで
何かに熱中することがない
そこにある発見より
王将のセットメニュ ....
グチュグチュに膿んだ
貴女のお尻の出来物に
口を押し付けて
チュバチュバ吸うと
膿が口の中に広がって
うっ、となったので
吐き出そうかとも
思ったけれど
これだって
貴女の一部には違 ....
日本語は罵倒語の少ない言語、だというが
今も私の内をぐるぐると
巡り巡って血肉となった
汚い、汚い、言葉の数を
数えてみたならそんなこと
きっと言えぬに違いない。
生 ....
片道のキップ
行き先は知らない
窓の外あっという間に流れて
急いでなんかないのにね
行きたいところなんてなくても
進まないわけにもいかないから
必死で景色を追いかけるよ
幻みたいに消 ....
赤、白、ピンクのツツジ
青い空
白い日傘
母は日傘をくるりと回しながら
私を日陰に入れようとする
真っ黒に日焼けした幼い私は
傘の影から飛び出して
「そんなの、必要ないよ!」
....
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