先へのばすか
 後にまわすか
  日々の暮らしの行列にあって
他愛のない愚問で
   脳細胞の弛緩をもてあそぶ

遠くで一一九が唸っている
 近くでチンが吠えたてている
  中空からは ....
時間を つぶすと言うのか
やっと生まれて来た この
小さな 幼気な時間をあえて
つぶす と言うのか

梱包材のつぶらな可愛いプチプチを
訳もなく指先でつまんで破裂させるように
このささや ....
2015年4月
アメリカ合衆国連邦議会で
安倍首相が演説をした

新聞やネットには
身振りを交え
いい表情でスピーチをする
首相の写真

なかなか立派だ
内容にさえ注意を払わなけれ ....
朝の半蔵門線の車内で
赤い傘を差す女性がいた
「危ないから傘を閉じなさい」
と言いながら近づこうとする
会社員風の男性に向かって
女性は
「やめてえ!触らないでえ!」と叫んで抵抗した
社 ....
まだ若い老人であったころ
同僚と紅葉の山麓へドライブ旅行にでかけた
秋空のもと 静かな集落を抜けるとき
前方遙かに 背をかがめた人が横切るのを見た
同僚はスピードをやや落として言う
「老人は ....
なぜか漫喫にいるam2:45、神田は東京から目と鼻の先さ、寝てしまいたいのに眠れないのは心配性だからです、だって昨日のこと嘘だったみたい黒光る机

立派な髭たくわえたおじさまとバイオリン弾きの奥さ ....
不惑など疾うに過ぎた初老の男にとって
忘れ物に気付いたことは
捜し出すべきものが
茫漠たるサハラやゴビの砂粒の中に埋もれた
小さなダイヤモンドの様に思えた

とりあえず砂漠をイメージしてみ ....
顔(ガン)                流星
                      流血
  直情が滑る              硫酸
   乾いた血球を             流星 ....
息もないコールド・スリープの午後
艶かしい女の身体と
ゴキゲンな薬の夢
乾いて
ひび割れた皮膚の上で
上がり始めた熱が止めをさす


きみの手のひらの中、も ....
  緋色の籠は いつも
  夜がくるまで あなたの
  六畳の寝室に置かれていた
  房をなした影をひとつひとつ掻き分け
  大なり小なりの
  扉がついたところでしか
  きくこ ....
蛍光灯に照らされた

知らない空き地がとても静かだ

行き過ぎる車窓から

ジオラマみたいな町を見つめる

ひとびとの明かりのなかに

わたしは幸福っていう二文字を見つめる

 ....
ディズニーランドにアキラは連れて来なかった。

きのうもうアキラは川に捨てた。

アキラのためには1メートルの穴さえ掘れなかった。

アキラに対する愛情は1メートルもなかったのだ。

 ....
薬で角を削り取られた鬼
心の尖りを均された鬼

鬼は
みんなとおんなじ見た目をして
一日の大半を寝る
世界に耐えきれないから
薬で弱った心を抱えて寝る
寝床を整え
みんなとおんなじよ ....
自分が生まれた日から
今に至るまで何日経っただろう
10日や100日なんてもんじゃない
それなのにたった1週間が
気の遠くなるほど長い
たった7日間が自分の歩んだ
人生以上に思えるほど
 ....
ドライアイスの冷たさが

置いた手の感覚を奪ってゆく。

触れていれば・暖めていれば

父は目を覚ますと考えた。

指先の感覚が無くなった手を離してタオルで包み

霜で覆われた父の ....
人気のキャラメルポップコーンは
不自由だ
冒険したくはないのかな

百貨店の特設コーナーに 閉じこめられたり
駅のコンコースで 長い長い列を作られる
待ち伏せされ囲われて

私の作るポ ....
タマキンに話し掛けるのを
日課としている
私とタマキンとの
関係を円滑にするために
必要なことだからだ

数年前
私が卒業した小学校で
女教師が生徒に
水槽の金魚に
毎朝挨拶するこ ....
いつかは
あなたも
わたしも
この世界に別れを告げ
宇宙のように
果ての無い
時の流れに
溶け込んでいく
それが
この世界の


わたしの
生きる時間に
あなたがいた
 ....
大きい眼鏡をかけた女の子が
眼鏡を外したら可愛いなんて
幻想は
余計な心配だから
とりあえず胸でも見とけ
この野郎。

路地裏で
そう言いながら
胸ぐら掴まれたもんだから
勃起しち ....
今きみは何をしているの?

ぼくは
2時頃起きて
から ずっと
まとめサイトの「SPEED島袋の悲惨な末路」というリンクを
たらい回しにされているよ――。

なぜ こんなにも
都タク ....
激しい夕立は
突然やってきて
落雷で鉄道が遅れている
小さな駅舎で
雨宿りをしながら
駅の改札で恋人と
待ち合わせをしていて

豪雨は短いうちに
まるで屋根を
ひっくり返したように ....
早朝の闇と静寂の中で、私は迷子のように灯りをつけて読書をしている。まだほとんどの人が眠りに就いている中、私だけが朝の闇の中に迷い込んでしまったかのようだ。孤独というものは青春の終焉とともに .... 都市計画は順調に推移している。雨降りの数は規定に収まった。
君たちは小麦のことを心配しなくてもいい。
好きな天気を書けと問われて
君は曇り空だ。
都市計画は順調に推移している。
水位は規定の ....
忘れ物をした
こんな歳になって
そう気付いた

忘れてしまった
像は
砂漠の陰影

丘の影

陰に目を凝らして
木も見えず森も見ず

紋切り型さえ形も結ばない

砂漠は砂 ....
 
あなたは、今もあなたで

わたしは、今もわたしで

それでいいんだけどね、でもなんだか、なんだかね


 
装飾のない地下通路
が真っすぐに伸びている

それはかつては
駅と空港を結んでいた通路

まるで現代アートのようだ

観光ポスターが貼られていた掲示スペース
には何も貼られず

 ....
深々と星降る夜に
闇に浮かんだ森歩く
青い月光
銀色の狼
歌うように吠える
哀しげなMelody

月の浮かぶ湖へ
朝日が照らすその前に
見えすぎるのは怖いから
見つかったら終わる ....
いつの間にか
君と僕は
違う道を歩いてた
あの時じゃなくても
たぶん
いずれは訪れる時だった
だから君を憎んではいないよ
ただわかっていても
寂しくなっただけだよ

離れていく後姿 ....
あまりに多くを求めすぎて
多くのものを失ってきた気がするけれど
多くを求めないと やはり
失うものがある気がする

少し肌に痛い初夏の日差しは
駅までの道はあと少しなのに
ずっと彼方に広 ....
花びらを覚えるよりも続くのは そこに木がある、という認識
あの散って、地に伏している花びらは 私なのです ご存知ですか
風情とは縁遠いほど呆気ない 軽はずみだと呟く思い

花びらを拾い集めて再 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
丘肌の淋巴腺信天翁115/5/5 15:09
ツブスナカレヤただのみきや15*15/5/5 13:22
拍手喝采眠り羊115/5/5 12:52
「自称詩」哀れだった花形新次115/5/5 12:31
年を取る取るとはこういうことかー振り返るーイナエ11*15/5/5 9:50
マジックテープを貼り付けてこうだたけみ3*15/5/5 4:15
心まかせにN.K.5*15/5/5 0:30
A DEATH MASK乾 加津也5*15/5/4 23:01
オーティスをシンパシーで笑い飛ばしながら、それでも。ホロウ・シカ...10*15/5/4 22:24
緋色の籠草野春心315/5/4 22:16
旅を想う吉岡ペペロ515/5/4 22:09
アキラ215/5/4 20:17
私鬼這 いずる115/5/4 18:29
日曜日リィ0*15/5/4 18:02
枯れ枝。梓ゆい515/5/4 16:57
キャラメルポップコーンの冒険とよよん5*15/5/4 16:07
「自称詩」危険領域花形新次0*15/5/4 12:55
この世界で緑かな215/5/4 10:43
shakesopus015/5/4 9:22
えふえふnemaru3*15/5/4 8:20
水滴を巡る追憶には[group]りゅうのあく...10*15/5/4 5:56
小石葉leaf215/5/4 3:15
ボックスアンドコレクトネスDebby315/5/4 1:16
忘れ物N.K.2*15/5/4 0:16
なんだか殿上 童11*15/5/4 0:09
アートとは何かkauzak2*15/5/3 23:48
suicide forest捨我015/5/3 20:21
願う文字綴り屋 ...3*15/5/3 19:05
初夏大島武士215/5/3 18:37
春なく、春生きる暁 文目215/5/3 16:09

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