頭が良いのは病気なので
俺は頭が良いんだなんて
思っている奴は
医者に行った方がいい
きっと正露丸を飲まされる
俺は他の人とは違うんだ等と
真剣に思っている奴は
大概プラスの方向に違 ....
財布のハラが
なったのである。
蝉の合唱部がちょうど
ステージをおりたころに
おれも、わかってはいた
わかってはいたけど
神社で見つけた蛇の抜け殻を
信じるには もう
足の裏が白すぎた ....
諦めてしまったもの
キーボードを叩け真夏
アニメソングフレーズ
外へ出る太陽の歌
LINE未読
諦めてしまったもの
くだらないと感じる心
一瞬の連続から抜け出したい心
ポロポロの言葉
....
終われない瞬間は
追われない瞬間と
似てる
途切れない関係と
閉ざされた関係を
振り返りながら
考えている
ら抜き言葉と
ラブソングの狭間で
あと一音
誰にも出せぬ
ハ ....
未知はある。
道の先にある。
どこまで進んでも
道の先には未知が広がっている。
歩んでいく道が
新たな未知を教えてくれ
歩きたくなる道となる。
経験だけが左右する ....
あの時くれた手紙が響いている
だからこそ今日も歩いていこうと想える
あの時くれた声が滲んでいる
だからこそ今日も歩いていこうと想える
あの時くれた微 ....
大脳皮質は、
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の四つに区分されますって いうじゃない
それって クローバーみたいなものかしら
だって 四つの葉だもん
鮮烈な夢が炸裂するとき
きっと 脳内の ....
掃いて捨てるほど
人間が多いのだから
おまえ一人今すぐいなくなっても
いなくなった理由に
耳の垢ぐらい興味があるだけで
基本的にみんな
どうでもいいと思ってんだぜ
おまえが勝手に
傭兵 ....
一、
草は静かに闇の中、葉に露をまとい、一日の暑さを回想している。
ヘッドランプのあかりに照らされた、それぞれの葉のくつろぎが、私の心にも水気を与えてくれる。
闇は静かに呼吸していた。 ....
それは、
いつも見えない
激しくもゆるやかな
みなものような
風からはじまる。
それは、
いつもひとつの
....
頭に浮かんだ言葉を
文字にせずに
忘れて眠る幸せ
健やかな体が
繊細な文字列を吹き飛ばし
横暴で純粋な眠りに落ちる
嬉しそうに走る犬を見てると
生き物の本来の
喜びを見た気がして
自分も走りたくなった
ただ
走ったり
はしゃいだりすることの
あまりに単純な幸せ
犬を抱きしめて倒れこめば
私 ....
指先ですら 触れた事ない筈なのに
いつの間にかこの身体に染み込んだ
生ぬるい ハリボテの温もりが
こちらをじっと 睨んでる
いつからかずっと身動きが取れない
ヴィルトゥオーゾ奏でる生命久遠の大遁走曲(フーガ)。
あらゆる衆生の影に咲く、神へ祈る五言律詩。
ああ、いつか、かの場所が、
開闢以来の融和地点!
(雲雀の揚がる・・・)
クソ面白くもない
沖縄ドキュメンタリー映画を
平日の昼間に観に来て
偏向マスコミのインタビューに応じ
「これが真実なんですね」とか
「沖縄の皆さんの思いが伝わりました」とか
発言して悦に入 ....
カストラート唱(うた)う永久無音の鎮魂歌(レクイエム)。
あまねく衆生が岩に彫る、神へ咒(のろ)う七言絶句。
ああ、今宵、この場所が、
絶対無比なる臨界地点!
(鳩の飛び立 ....
コンビニをのがしてから
ひとけのない
やまあいの国道をずいぶん走った。
自販機のある消防分団の横にとめ
ポカリを買って
その場で少しだけ飲んだ。
隣家の枯れた生け垣の中に見える
....
いとも たやすく 風が 吹き
いとも たやすく 生きて きた
そこはかとなき しずけさに
緩やかに 風が きて
鉄塔の電線が 暗闇に 唸る
ながれゆく 雲の 切れ ....
昨日、犬を 殺してきましたと
あなたは言った。
あまりにかわいそうなので
殺しましたと。
母以外の他人には けして 懐かない
犬でした。
夏には きゅうりを丸齧りしてい ....
酸素吸入器に 繋がれて
あなたは、
二週間 生きました。
酸素吸入器に 動かされて
胸いっぱいの 息をして
かつて こんなにも 深く長く
呼吸したことはなかったと
思われるほ ....
僕はいつも余所見をしていた
視線の先には他人がいる
それは
嫉妬、恐怖、潮流に乗る時の合図
そのどれもが、自ら発したものではない
普遍的なものを意識した時に、現れる巨大な影
そのどれもが、 ....
わたしは小学生のとき
時そのものをあきれて
見ていたことがあった
時は昼寝をしているみたいに
動かなくて
おおきくておもたくて
自分を
もてあましているように
見えた
・ ....
鶴が一本脚で立っている
この灼熱の炎天下に
その脚が折れるのは時間のもんだいだろう
翔べないからこのどぶ川に取り残され
その時を只待っている
思い付いたよう毛繕いをしながら
い ....
奈良の大仏が涙を流したのは
今のような暑い夏の日
むわっと熱された空気が水蒸気となって
仏の涙袋にたまり
雫となってしたたり落ちたのだ
そんな風に思っていた
近代合 ....
自分の弱さを正当化して お洒落に見せる 芸術家気取りの奴等が嫌いだ
あ~、文字にしたらスッキリしたわ!
さて、話は変わるけど
自分を生かし過ぎると誰にも発見されない透明人間になるし
....
昆虫採集の一団が
帰ってきた
今日は夏休み自然教室
予定の時間をはるかに過ぎ
バッタみたいに跳ねて
バスから次々おりてくる子ども達
汗だくの引率者が言うには
みんなそれぞれお目当ての ....
わしゃ知らんよ
伯父はそう言う
本当は何もかも
知っているのに
謙遜してるのか
恥ずかしいのか
わしゃ知らんよ
伯父はそう言う
体調が悪くなり
辛かったと思う。
簡単なことでも ....
忘れられてしまったロックミュージカル
こっそりと映し出したあたしの瞼
心臓の位置を確かめるように触れた
人口皮膚で覆われたビス止めの胸
感情線を辿ろうとして俯いた
ビードロみたいなてのひ ....
やわらかな運命をゆらすちょうどいいおっぱいがぼくのにのうでをちょうどよくツンツンする。三丁目のおっぱいパブさんサヨウナラ。いろんなおっぱいをありがとう。お世話になりました。ペコリ。また、いや、 ....
空々漠々 とした
あおぞらも ちぎれるときは
わすれぐさのように 赤く鮮烈に土壌と宇宙との間で炸裂するのだ
きょうも嘘で すべてを汚染しつづけている人々の足元で 蟻は動く
死してもなお ....
1596 1597 1598 1599 1600 1601 1602 1603 1604 1605 1606 1607 1608 1609 1610 1611 1612 1613 1614 1615 1616 1617 1618 1619 1620 1621 1622 1623 1624 1625 1626 1627 1628 1629 1630 1631 1632 1633 1634 1635 1636
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.98sec.