願い増しては乗の極みの先端の桁の永遠
左様と云う右様と申す
ささくれ程の次元でしか世が明けない
バジャラ菱の綾取り繰り返す
司り彩る一言の宇宙の空と海
を仰ぎ仰 ....
お題みた瞬間うかんだイメジ逆転吉原なら本日の
盛りだくさん鴨居玲からのエリック・サティから
の天使にラブソングを経たいま高校野球逆転劇に
すり変わったけど中継なんかはほとんど観ないし
書こうと ....
ー「安全保障関連法案」衆院通過の日にー
医師は
腰の痛みを訴えるワタシの
積み木のような背骨のレントゲン写真見ながら言う
ここがずれていて傾く
それを正 ....
いつのまにか生まれて
今まで生きていますけど
それって自分の意思じゃないんです
なんてね
あしからあたまのさきまで
トンネルだとしたら
地球から空までつなげてるんだよ自分
こころ ....
労働者は金属でできている
炎のような金属でできている
青くまっすぐに静かに燃えている
いつまでも消えない炎の金属だ
労働者は工場で製品を作る
すると一つ一つの製品が
そのま ....
杓子定規には行かぬ出来事を吸い込んで
花びらは 大きく開き 空に染まる
微妙な空気感も 四方山話も 飲み込んで
幹は 太く 伸びて行くけれど
もう これ以上は 勘弁して下さいと
....
賢者の声が聞こえない
それが
若さの特権
止める愛情を突き破って
彼らは荒地に出て行く
何に駆られるのか
熱い鼓動を抱いて
故郷を振り返ることはしない
刹那の中にだけ宿る純 ....
貼り付けた白い猫に
おやすみの挨拶をして
窓を閉じる
名残惜しい緑の目が
残像になって
私の孤独を見つめている
何でも知ってるんだな
おまえ
それなら幻でいいから
もう一 ....
あがけ
足掻け私の体
むちゃくちゃに大気を削り取れ
コンクリートのような大気から
私を絡め取る大気から
私が逃げれるように
死に化粧の父は
歌舞伎役者のように凛々しくて
酒で枯れ果てた唇が
潤っていたのを初めて視た
・
回顧する夕暮れ
鳴いている壊れた時計
線香の香りが夏の空気と合わさ ....
150716
中原が昼夜逆転したのは、19歳の時だった
作家を目指して古今東西の文学を漁り
夕刻、人気の無い干潟を散策しては遠くを眺め過ぎ
足元の柔らかい深み ....
ふりむくと
奇妙なかたちのひかりがうようよ浮いている
まぶしくてからだに逃げ込むと
そっくり同じかたちの影がならんでいる
そしてそれは穴ぐらのようになる
歩むにつれて足の先からとけていった
こんなだから冷たいアイスを食べよう
こんなだから冷たいアイスをたべよう
コンビニの涼しさにもぼくの溶解はとまらず
浴衣姿の店員がミンミンと鳴いて
鳴け ....
どんな理由があっても
人を殺してはいけない
はあ、そうですか・・・
それは、スターリンと毛沢東に
言ってくれませんか
きっと、そんなこと言った
あなたから先に粛清されますから
....
真夏の{ルビ陽炎=かげろう}揺れる
アスファルトの、先に
琥珀に輝く円い岩が
ひとつ、置かれている。
額の汗を拭って、歩く
旅人の姿は段々…近づき
数歩前で、立ち止まる。 ....
兄が建てつけの悪い窓を開けると
光がよいしょ、と部屋に入ってくる
光は物珍しげに
部屋の中を見渡して言う
「ずいぶんおかしな所に住んでるね
一日中しめきって
じめじめしてるし、かびくさ ....
累々と赤い匣家が らの花を食む
みずに触れる 苫屋のともし火
逆さなく とまれグロ溶かしゆく
大体が何時も、終わりも近くに気がつく
或いは思い出す
何々がしたかった、
何々をみたかった、
はっとするたび
ゆるやかな喪失とともに
探る腕がふえてゆく
剥がれ落ちる数だけ ....
部屋を星明りだけにして
本も読めないようなわずかな陰影
布団に横たわりじぃと身をこわばらせる
そこにはすべてがあった
すべての夢があった
しかし眠りだけない
ずーといつまでも
続く夜 ....
いいね。
いやだね。
まあまあだね。
十分だね。
いまいちだね。
もう少しだね。
スゴイね。
きれいだね。
かわいいね。
素晴らしいね。
嬉しいね。
寂しいね。
楽しいね。 ....
ねえ 君
ぼくを地球に 一人ぼっちに 置き去りして どんな気持ち?
街は忌々しい地球人に溢れ 手におえそうにない
毎日テレビを見て自分をおかしくさせなくちゃ やっていけない
ぼくは地球人のよう ....
見る、聴く、嗅ぐ、
触わる、味わう
五感に現れる世界
物質の界
人の囚われ執着スル
欲望の界
光る音、浮き立つ輪郭
震え透明に輝き響く時
五感の界はそのままに
欲望だけが浄化され ....
ほんと参った てこずって迷って送ってきた この人生
捨てる神あれば 踏んづける神もあった
前髪は後退し トイレの紙にことかいたこともあった
結局最後まで 望むように認められることはなかったよ
....
たぶん
すごいすごい
単純なしかけの手品を
遠慮なしに
どんどん近づいて
見ようとしたから
おまえに愛想つかされたね
鼻でもほじりながら
ぼんやり見て
ただ驚きに
ひとみ輝 ....
あのほしきれいだね。
うん、すっげーきらきら。
あそこからわたしたちってみえるのかなぁ。
きっとみえてるよ。
いま、てきとーにいったでしょ。
ちがうよ、あのほしたちのいく ....
母さんのことを思うでしょ
するとね なぜかな
みかんを想うの
母さんはみかんは嫌いだったね
甘酸っぱいもの
みんなダメだったね
だから考えてみたのね
わかったのは
みかんはオレンジ色
....
ちいさな夜想曲を想う
ドイツの作曲家でもなく誰かの
こころはとめどなく夢をさまよう
意味もなくいきているような
きもするのだが
いつでも永遠を信じて生きていようとおもう
体はく ....
淋しさをポケットいっぱい詰め込んで
ひとりきりの夜を歩こう
いつかわたしも永遠になれるだろうか
かつてわたしが 光の一部であったように
わたしは沈黙のほうにある
とすると
沈黙は詩のほ ....
こんなひは
ひんやりとした床で
寝たふりをするより
とったばかりのいんげんと
てんぷら油の格闘に
歓声をあげてみたり
....
瑠璃色の海が紫に{ルビ変色=かわ}る 絶望が占める世界はまるで―――
全てを知っていたなら 気付けば変えられたのでしょうか?
私が空を羽ばたけるかは 限りなく零なのに
望むな ....
1550 1551 1552 1553 1554 1555 1556 1557 1558 1559 1560 1561 1562 1563 1564 1565 1566 1567 1568 1569 1570 1571 1572 1573 1574 1575 1576 1577 1578 1579 1580 1581 1582 1583 1584 1585 1586 1587 1588 1589 1590
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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