洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい
無関心無関心夜のままのセロファン
枕蹴飛ばされ地球も複雑骨折
待ちぼうけが苦手でガラパゴス進化する。
つぶやきたくなっても
我慢するこった
才能がない分だけ
我慢が必要だ
おまえの我慢が
飽和点の遥か彼方に
達したとき
おまえのつぶやきは
初めて
鼻くそのような聴衆に
聞き ....
一等好きで
嫌いなあなたを信じていた
からからと振り回されるかざぐるまの
無邪気さに心痛めて
傷んだことに驚いているあなたは
思いもよらなかったのだろう
意味のないボタンを押すように
....
夜になるといつも
自分しかみえない
だからさみしくなるんだ
朝がくれば世界がみえる
だから歩きだすんだ
さみしい夜を
こえるために眠るんだね
なんのためになんて考えない
い ....
花火はまるく枯れていきます
ショーケースの中の目玉焼き
跡
煙の輪
海月だよね
水族館で青い光に泳ぐ球形の
触手は意思もなく揺れていて
夜を渡る浮遊はそれぞれに
腕を伸ばす
....
私は 地獄通りの道を歩いている
「詩人」という、重荷を下ろせば きっと
地獄通りを 通らなかったに違いない
こんなにも暗く、高潔で、淫靡な道を
コトバだけで築き上げた 女の迷路からま ....
自分の時間は
有限であるから
あなたのためにも使いたいと
思ったならば
それは
それほど大切に思っている
ということである
目を閉じると
香る風は海の匂い
懐かしく思うあの日 ....
うさぎが死んでしまうのはなぜ?
さびしいってどんなこと?
知性?
感性?
本能?
全部?
うさぎってぼくらのこと?
さびしいとよわまるものなあに?
....
ゴキブリなんて大っ嫌いギャーギャー言って逃げ回
るくらいだけどもっとキライなものがあってそれは
ギャーギャー言ってさわぐやつなんかみんなシねば
いいのにって思ってるそんな自分こそシねって思う
....
あの花の名前を知らないならさっさと調べればいいと思うし、台所で話しかけたかったらさっさと話しかければいいし、もたもたしないでちゃっちゃっとやっちゃいなよって思うのよ、ときみはラガービールを片手にフ ....
零れ落ちる火球の美しさが 夜空に映えるショットを
ゆっくりと 眺めながら
過ぎ去った日々の思い出を 紐解いて見る
天井では ピーチク・パーチク
お母さんは 何処へ 行ったの?
....
自分を描き出しながら東京24区は月の匂い
花嫁は日付変更線を行ったり来たり
太陽の爪が喉にひっかかり時差ボケなおらない
夜の海によく似合う
あたしの黒い髪をひと束裂いて
そこであなたとあたしは終わり
涙は無駄よ
どうせ海に混ざるもの
裸は嫌よ
ひらひらと舞う姿が素敵だから
どうかワンピースを着せて
....
151104
広辞苑を引くと
ふりをするにもいろいろな
意味があり
最高裁での判例を重要視する輩が
不適当だと声高に唱える男女別姓
婚姻における姓の選択は今や世界の
....
青い欲望が自己の目的
生きることは自らのためか
赤いリンゴを食す
腹の底から来る欲求に
君が微笑むのは
昇る太陽のためか
他者の欲望に
自らの欲求が渇き始めれば
新芽は瑞々しさ ....
どのような世界に住めば
窓の向こう
詩を書くこともなく
比喩など使う必要もなく
あなたに
花や
歩道の水たまり
そのままに
伝えられるのでしょう。
いつか見た
夕方に降りはじめた雪 ....
そして
翳りなく空はかがやきを増して
ゆくりなく月日をもちさる
あなたの舵でもって
トー
という音がきこえて
それは地鳴りのようでもあった
つられて飛びたつ鳥 ....
誰かを磔にしたまま錨は静かに沈む
泥めく夢の奥深く月の眼裏火星の臓腑まで
黒々と千切られた花嫁が吹かぬ風に嬲られる
カモメたちは歓喜と嘆きをただ一節で歌った
私刑による死刑のための詩形おま ....
徹底的に汚れた世界に生きる姿が
何よりも崇高に見える瞬間がある
キンタマ王子は
自分のキンタマと
スカトロDVDを見ながら
そう思った
髪がきれいで
ふくらはぎの細い女性が好きなので
基本、後ろ姿だけを重要視しますが
振り向いたとき
度肝を抜かれるようだと
反射的に
グーパンチを繰り出してしまう
危険性があります
....
図書館の広々としたロビーの椅子に
ぼんやりと座っている僕の意識は遮断されたまま
透明に奥まっていく
ざわめく隣の喫茶エリアからの人々の話し声が
ロビーの高い丸天井に反響しながら
立ち昇っ ....
トーストに
バターの塊をのっけて
イチゴジャムをつけて食べる
白いキャミソールに
白いハーフパンツ
白い肌に
青白く滲む血管
ベリーショートの髪の毛が
所々逆立っている
虚ろな眼つき ....
ヘクトパスカルがひとやすみしている
ゴーデンサファイアを紛失した
神楽月の昼さがり
腕ぐみ─まどろみ・・・
なまあくびして
なみだをふきだし
視野をひろげ ....
その亡骸は偉大にして強固だった
彼の奏でる旋律は時を経て
永遠に流れ続ける
幾何学を試し
その構造は果てもなく
静かに築かれている
溢れる鼓動とともに
バロックを組み立ててゆ ....
木々の天蓋
墓標
隙間から降る明確な透明
風が髪を揺らしている
日が地面と繋いでいる
細く
弛まず消えていく時間は薄く
薄く体に積もり根を張る
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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