湯豆腐の季節がやって来た
鍋を挟んで
小学校以来のお前の顔が
ようやく和らいできた

俺は少し安心した

話す言葉はすべて昔の想い出ばかり
繰り返し
繰り返し
語りながらも飽くこと ....
おまえの国をつくれ

おまえの国の国歌を唄おう

いっしょにおまえの国歌を唄おう

オレもいっしょにおまえの国歌を唄おう



おまえの国をつくれ

おまえの国の国旗を振ろう
 ....
ラッキーワン
ラッキーツー
ラッキースリー
ラッキーフォー
ラッキーファイブ
ラッキーシックス
ラッキーセブン
ラッキーエイト
ラッキーナイン
ラッキーテン
ラッキーイレブン
ラ ....
言葉の森に悩み
その入り口に分け入ると
そこは精霊たちの庭だった
ぼくは言葉を失くし
心の動きがなくなってゆく

言葉を失ってしまった

もう悩むことなどは無いと願う
樹間から空に向 ....
◎アイルランドに落ちてた死体を煮出してこそいで滋養に食わせ
遠くへ出掛けに行ったきりあなたは首しか戻らない
汚濁の髄 その魂の根刈る鎌 溶いた闇かと黒すきり
睡魔正史を剥がすわ侵す なにが時か  ....
「そうか、とうちゃん、もう地球には
 ボクら以外に宇宙人はいないのかぁ」
「あぁ、そうだ
 大震災で原子力発電所が壊れた時に
 みんな帰っちまったんだ
 もう誰も、こんな危ねえ星、欲しがらね ....
あなたに辿り着いたのは秋
次のわたしは冬から始まる
寒さに耐えられたら
咲けるかもしれない
青い穴の中に白をくゆらせ、
朝と夜、晴れと雨、
春夏秋冬の色に、移ろう空

日の差すを拒まず、飛行機を拒まず、
歓声も、文句もお構いなしの態度の、
世界最大の、偉大な空洞

シャツの襟 ....
ヨラさんは小児麻痺だった
ヨラさんはよく笑った
ヨラさんはそのたび涎を机に垂らした
ヨラさんは頭が良くてクラスでいつも1番だった

僕はヨラさんを笑わせるのが好きだった
僕はヨラさんの涎を ....
右目が腫れていて
よく見えない
まぁ、そうだよなとか思いながら
薄汚れた道を歩く
遠くの方で
「ボー」と
何かの音が鳴っている

風に煽られて
火照った身体が
冷めて
また温まる ....
猿も木から落ちるかどうか
私が見た 赤い尻は 川下りの最中だった
橋の上だった
木では無かったから 解らないだなんて
想像力の 欠如

ケツをまくっても 
欠如してしまった思想は ....
いつか終わる
いつか終わるに当てはまるすべて
はうとぅぷれいざ楽器
つまるところすべてにあてはまるすべて
まだ泣かないで

「叫び」の「b」のはつおんが窓を振動させ誰かを怒らせないなら
 ....
冬庭は音符を奏でる

花の終わった残骸は
案外気難しく
やっと植木鉢から引き抜けば
無数にめぐらせた白い根は
持てるかぎりの土をかかえこんでいる
ああ うたはここからも
うまれてきてい ....
31才
Paris




血で血を洗い流す人たちがいる
日常に死神が降りたつ場所がある



戦闘機の飛行機雲が
十字架を写しだす
 ....
針を指先に刺して、
血の花を咲かせるように、
ことばを呼ぼう。
浮かんでは消えていく気配が、
幻聴によく似た囁きに呼応する。
 ....
もし悲しみに襲われた時は
楽しかった時を思いだして
笑えばみんなが笑う
でも泣いてしまえば
みんな泣いてしまう
どんなに悲しい時が訪れても
笑顔を忘れないで
私は王に伝えなければならない事柄があった。それでまず城の守衛に門を通してくれるように頼んだ。だが守衛は私の頼みを一蹴した。王がお前のような下賤のものを相手にするはずがなかろう、とせせら笑いながら。私は .... 自動車には神が宿っている。そう確信したのは、運転を始めて一年ぐらい経った頃だろうか。自動車が人間とは独立した別の人格を備えていることは、乗り始めてすぐにわかった。自動車は人間の命令通りに動いているよう .... 看取りは二晩続く。その二晩が終われば、二日お休み。そのあとは三日間通常の勤務。そしてまた看取りだった。看取り二日目の日はいつも息子は老人ホームで遊んだ。
「すっかり人気者だね」
同僚の立石さんがぼ ....
眠りから覚めてしばらくのあいだ、ぼくは不安なことのない世界にいられた。息子と公園で遊んでからぼくは家で仮眠をとった。
夕方のひかりがベランダから射している。掛け布団のおもてがすこしひんやりしている。 ....
保育所に息子を迎えに行くと、新しく入所してきたと思われるこどもにじっと見つめられた。ぼくが肌の色のちがう黒人だからだ。
コンビニの明かりに照らされたりしながらぼくは息子と家路をたどる。息子はぼくより ....

おはよう
と言う

それだけでほっとする

朝が来たということ

声がちゃんと出るということ

おはようを言わない1日は
もやもやしている
昨日がまだ続いているよ ....
臨界に旅立った母は、すこし痩せたみたいだ

もう、帰りたい。という
ここには団欒がない。という

距てるものは何もないのに
働きすぎたのだろうか
午後十時二分の、電動歯ブラシは
 ....
母から聞いた遠い日の思い出話です

貧しい農家だった父と母は
農耕馬に馬橇を引かせ
町の市場へ暮れの買い物に行きました

正月のための食材を買い
家族の冬のビタミン源として
おそらく当 ....
帰宅の歩みは
豚汁をもとめていた

豚バラ
ゴボウ
里芋
ねぎ
コンニャク
油揚げ
ワカメなどもちょっと良い

何時もの妻との阿吽は通じるのか

路を間違えながら
トボトボ ....
ぼくはいま何処を歩いているのか解らない
春か夏か秋か冬か
歩く足は変わらないのに

季節は変わらず
肩を抱く

あすも変わらず生きていられるのだろうか
それは誰も知らないことだ

 ....
存在の不安を癒すはずの
名も知れず 闇から生まれ闇に去る運命の
生者よりも はるかに数多い死者を看取った
神が それを許したのか?


大好きな町が 罪のない血に染まった  
夜が真 ....
今すぐあらゆる虐待行為をやめろ!

病院の片隅で、会社のオフィスで、学校の教室で、家庭の真ん中で

いたるところで行われている拷問を今すぐやめろ!

右の手で人を殴っておきながら

左 ....
滝壺の深淵から
天空に珠をさがす
うねる銀の龍の嘆き
龍は雷鳴とともに雨を降らした

飢えた民のために
龍は慈雨を与え
空の彼方へと去ってゆく
雲間にその痕跡だけが残っていた

 ....
埃の浮いたオレンヂジュース飲みながら
酸化して古ぼけた青空を眺めていた

ぽつりと視界に横たわる
誰もいない廃アパート
屋上で誰かが手を振っている気がしたけれど

たぶん気のせい

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
晩秋の夜にレタス315/11/22 19:38
おまえの国をつくれ北大路京介415/11/22 19:24
ラッキーナンバー815/11/22 19:11
迷路レタス215/11/22 18:57
最悪 場合死 至 病なけま、たへ...1*15/11/22 18:53
宇宙人@とうほく.jpイオン1*15/11/22 18:13
終着秋1*15/11/22 18:08
空し、空あなろぐ時計215/11/22 18:07
ヨラさんたけし9*15/11/22 17:20
Bodyopus115/11/22 15:25
さるすべり藤鈴呼3*15/11/22 13:42
16になりたいともちゃん9...715/11/22 13:19
冬庭の音符そらの珊瑚16*15/11/22 12:39
しし座流星群溶融115/11/22 12:21
残り香あおい満月715/11/22 12:03
忘れないでリィ1*15/11/22 8:55
守衛葉leaf015/11/22 5:11
自動車115/11/22 5:07
看取り(3/3)吉岡ペペロ315/11/22 1:12
看取り(2/3)215/11/22 1:10
看取り(1/3)215/11/22 1:08
おはようがなくなったら瑞海3*15/11/21 22:23
もんじゅたま14*15/11/21 21:27
林檎の思い出Lucy13+*15/11/21 20:55
帰り道レタス115/11/21 19:55
冬が来る前に115/11/21 19:26
虚構の大義藤原絵理子5*15/11/21 18:49
宿命ではないりゅうさん015/11/21 18:31
天空レタス315/11/21 18:25
涙があふれてwakaba0*15/11/21 18:10

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