その木はずっと見つめていた
なにも言わずに見つめていた
荒れた土地が整理され
人や動物が住みだし
生活がつくられていく様子を
爆弾が落ちて
焼け野原になり
それでも息を吹き返 ....
嵌まる
虚の時空
実感無き生
ふざけるな!
鉄槌を打ち込む
固い硬質なビート
過去の影を蹴散らせ
執拗な愛着や温もり
脳髄を垂直破壊し
虚脱の生に力を
内在する何か
を賦活せよ
....
秋の雲が天女の羽衣
颯爽と自由に
五色を浴びて
あなたの未来永劫だ
豊かな風が乾いている
花の薫りなどもして
喉には懐かしい甘さだ
秋の雲が天女の羽 ....
由比ヶ浜は沈んでいくときいつも産声をあげて泣いていた。はじまり、の詩句が似合う、弾けた鞠なんだ、追いかけるように後ずさる。泡。僕らはどこまでも形骸と化した空気を追いかけて、空に跳躍、する。
イカ ....
怪獣がすきだった
一生懸命に敗北へと向かう
その信念がすきだった
破壊される街も
逃げ惑う住民も
どうせフィクションだから
心配には及ばない
それなのに
怪獣の優勢が劣 ....
さあ、あとは
いつ集団的自衛権を
行使する日が来るのか
ワクワクドキドキして
待つだけだな
沖縄米軍に
中国が攻撃してくるって
いうのがベストなんだけどな
うん、ベストだな
あおいそら
しろいひこうき
さかなのこぼね
よわいぼく
かわいたくうき
からすないてる
あきあきあきの
かなしいかおり
あおいそら
しろい ....
なぜいつも九千円しかおろさないんだ?
おれの問いに 長谷は
枚数が多いほうが安心するだろう?
と、九人の野口英世を
見つめながら
得意げに言った
そうやって
笑い飛ばせたあの ....
世の中には
こんなにも多くの
まともに働いていない人がいるのかと
非常に驚いている
何故なら私の周辺で
仕事をしている人みんな
平日の夜は9時ぐらいまで
残業しているからだ
それで ....
┌(┌^o^)┐
国会中継を消して
ホモォの世界に逃げ込む
だってそこじゃ
口の悪い攻め(突っ込む方)と
残念なイケメン受け(突っ込まれる方)が
高校最後の夏を
リリカルにエンジ ....
六十キロに満たない
体重を受け止めて、
滑らかに沈む砂地が
どこまでも潤ったまま
保存されている、
海だった土地に、
吹きつける風が
旱魃の
硬く、脆い
呆れ返ったような表情の
....
{引用=### #夢を見た
コンビニで
黒いシュークリームを手にとった
チョコクリームのシュークリームなのかもしれない
「おでん買っても良い?」
と
横山由依が言う
「好きな ....
わたしたちはうつくしい城にいた
記憶の赤い海の上にあり
そびえるさまは誇らしく
ひとつの羅針盤として分かちあっていた
それは夢だった
海底に白く折り重なった無数のひとびとのみる
夢であ ....
すべての店が軒を下ろした
真夜中の薄明るい街路を
ゆっくりとした速度でぼくたちは歩いた
その夜は12月みたいに寒くて
耐えられなくなるたびに
自動販売機で温かい飲 ....
風のない場所で汗をかく
獣の毛がなびくときは
いつ?
空から音の降る日
潔く浴びた方が良い
地にしたたり落ちた音符が
服を濡らし靴に染み込む
踊ろう
委縮した芯を揉んで
火照 ....
朝の光が問いかける
空ろを残して辿る海辺で
初めから抜け落ちた地図が飛ばされる
一日か百年かも分からない始まり
わたしは呼び起こす わたしを
塵ひとつ動かすこともない精神で
囚われた ....
のがれられない かなしみ と
おいてきぼりにされた 寂寥 と
わたしの手のひらに あるものは
ただ ただ ひとつの むなしさだ
わたしは おまえを 握り締め
遠い街へと ゆきまし ....
天空へ誓いを立てる
誰しものあらゆる未来は
どんなに辣腕な判事によっても
きっと裁くことは
難しいのだろう
大地へ疑いを晴らす
誰しものあらゆる未来は
どんなに敏腕な検事によっても
....
平和第一、生命第一の理念は
揺るぎないので
命の危険を犯してまで
運動することは絶対にない
従って
あっ、相手が本気で怒っているぞ
と感じたら一目散に逃げるし
ヤバい、このままでは
今 ....
今日は夏を思わせるような空だった。
薄い青と白と灰色の混じった雲。
伝えきれなかった言葉がすっーと昇っていくのを見つめていた。
不思議と切なくなかったんだ。
悲しくもなく、妙に晴れ晴れとした気 ....
満天
潮騒
風
シチュー
助手席
タワー
うんこビル
そと
ふるさと
白熱電球
あした
光り
愛
と、骨
おまえのまわりをふみにじれば
おれはおまえをけがしてしまう
おまえをいさぎよくたちきれば
ひとりひかりのかなしみになる
おれはそうなれるほど強くない
くるしくてかなし ....
澄み渡る青空に
赤々と色彩滴らせ
紐状花弁幾重にも湾曲結ばれ
彼岸花、輪を成し髭を反らし無言開く
と
いよいよ高まる青空に
透明に重なりいく女の声は 彼方も此方も自由に往き来する
彼岸を ....
前立腺肥大症 プラス 腎硬化症 に
因果のさらなる 追い打ちで
両大腿脛骨骨折を来たした
卒寿となったおひとりさま
そして いまや 若き日の
....
ベタついた不快感
本能の隙間を埋めるように
ただ君が欲しかった
重ねる体温
本当は君なんて誰でもよかった
求めるまま繰り返す
欲情を撒き散らすだけの夜
まどろみさよな ....
昭和四年に起こった世界大恐慌で
日本の主要輸出産業であった製糸業は大打撃を受け
以降衰退の一途をたどった
当時、豊かな養蚕地帯であったこの地方も
その影響は免れず
伝来の土地を守るために長男 ....
命が惜しいのお、命が惜しいのお
命が惜しいのお、命が惜しいのお
ジジイは98年も生きているのに
命が惜しくてたまりません
命のためなら死んでもかまわないとすら
思っています
ですか ....
存在するということ
そこに立つということ
それは紛れもなく敵であるということ
私は隅々まで敵を探し出す
現象の狭間に隠れた見えない真理も
みんな敵なのだから
私は何も信じなくて ....
家が近所だから
幼い頃からよく遊んでいる
何でも分かり合える
些細な喧嘩も多いけれど
他の誰よりも仲良しだと思う
高校の頃になると
静かに恋が芽生えて
互いに意識し合う
素 ....
目の眩むような夕日に明日への希望を託し、今日の自分を労う。
それは燃えるような赤さで限りなく透明で。
お疲れ様。
今日も精一杯生きたんだね。
もうすぐここは闇に包まれるけれど ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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