枯れた枝の先に
いくつもの空が見えた
それらは全て濃い瑠璃色で
星はひとつも無かった
立入禁止の看板のすぐ
隣に
小さな街灯で照らすことのできる分だけの
生活が あり
何かが落ちる音 ....
運転席の位置にある
座席から見る風景は
何時もと少し違って

海沿いの街の生活を
貫くように
流れているのが
よく分かる

隣で
きみが満足気に
微笑んでいる

ありがとう
 ....
天気予報が

明日から寒くなると

今年5回目くらいのはったりをかます

もうオオカミ少年みたいになっている

日曜日のお昼どき

町の中華料理屋にはいると和田アキ子が

なに ....
水が吹き上がり
キノコのような形を成す
傘の端から
数多の水の粒となり
粉々に崩れる
その時、
まるで散弾銃のように早く
砲弾のように重く
深い音を響かせる

想い描くは虹
気分 ....
晴れ上がり寒風吹く久々に冬らしい冬の今日
一晩苦しめられた疼痛発作に生きる気力萎え街をさ迷う

この街のあちこちに家族との思い出の染み貼り付き残り
歩けば歩くほどいよいよ無人の荒野に一人放り出 ....
 卒寿の軽薄となってしまった想いは
       足踏みを繰り返しては
      うしろばかりをふりむき
まったく前を憑こうともしなくなった

     かくして あぁ・・・・・

  ....
あなたの頬を包んだ私の両手

あなたの頬をぶった私の右手

私の涙を拭った自分の右手

そんな私にメリークリスマス
贈り物をした
届くだろうか
どんな顔をされるだろうか
私の名前について
細かい説明書を添付することを
忘れていたが
不親切だと思われないだろうか
何しろ
贈り物を ....
冬の縁を撫ぜるようにして
舞い落ちる雪の混濁を射抜きなさい
雪片たちは各々の命のようで
この冷たい空気の中
荒んだ風に吹かれて
行先もわからず耐えているのだ
この冷たい人生の末尾に ....
ねこが塀の上を歩いている
変わった声で鳴くから
三丁目の佐藤さんちでは
「みゅー」って名前で呼ばれてて
ピカピカ赤いランドセル
かなこちゃんの朝を毎日ほぐしてる
ねこが塀の上を歩いてい ....
十二月はもういらない
この部屋にはいらないから
そのようにあきらめていただく
権利はこれから定めさせていただく

私は堂堂とカレンダーから十二月に辞めていただき
しあわせなバラ色の
部屋 ....
シルヴィーがよみがえる
花々が一斉に掻き毟られる
足ひとつの孤島が 点々と

シルヴィーが落ちて来る
貪婪なクジャクの爪
わたしは乾いたペンキ缶 

空間だらけの女から抜け落ちた
う ....
あの もり蕎麦を食べてごらん
きっと君は静かになれるから

あの たぬきうどんを食べてごらん
きっと君は少し幸せになれるから

あの キツネうどんを食べてごらん
きっと騙されることはない ....
あたしが思っているものと
きみが思っているものが
違っていた すれちがい
埋められない 深い谷?

着る服の好みも
好きな映画のトーンだって
ほんとは違っていたのに 
嘘をついて  ....
────大事なことなので5回言います


だから より
だけど に賭けてみる

だから より
だけど に賭けてみる

だから より
だけど に賭けてみる

だから より
だけ ....
私の耳は雑踏を歩く。
歩きながら無数の罵倒を食べている。
ある声は街中でぶつかりあった肩に
舌打ちし、
ある声は、休日の電話に悪態をつき、
ある声は、暖かな午後に寒いと言って愚痴を吐き、
 ....
39歳になったら、シリアスな詩人になっていると決めていた。

シリアスの意味をはっきりしらない。

たぶん、かかとのカサカサを本気で取りに行く真面目さのことをいうのだろう。


ある ....
瓶を持っている
普段は隠しているけれど
常に持ち歩いている
中には液体が入っている

一人でさ迷っている
瓶の底に手をあてて
注ぐ動作をするなど練習を怠らない

栓はまだ抜いてい ....
インターネットでいつか見た
欲しかったプラモデルを
わざわざ電気屋に買いに行く

休みなのにこいつらは
電気屋なんぞにやって来て
一体何を買おうというのか

家に帰ってニッパーで
パ ....
焼肉定食と生姜焼き定食
どちらにしようか…
どちらもレタスとトマト ポテトサラダが添えられている
それと豆腐とワカメの味噌汁

ふと 黒板をみれば 
チョークで 銀ダラの照り焼き定食に
 ....
あの日
パステルで描いた街は何も変わらないでいた
終着駅を降り
血の止まらない人差し指を包帯で締め付け

だらだらと下る漁師町
白黒の猫がニャァと誘い
坂をゆっくりと降りてゆく
灯台ま ....
とても会いたい! 言葉に
言葉を重ねて
返すさざ波は思いを積んで
言葉は受け止められて
また言葉に変化した
どれだけの気持ちを判ったところでも
本当のことは中々素直に言えなくて
失言のように漏らしてもらう ....
アヴォサに手渡す詩

アヴォサホッスギャスズ
鉛色の仔牛がコンクリート道路の上を
さまよっているぞ
お前のせいだ
アヴォサホッスギャスズ
逮捕される逮捕される
お前はコンクリートミキサ ....
その日は朝からおおゆきでした
それがクリスマスらしくもあり
吹雪の空を飛んでくるサンタは
大変だっただろうなとも思う

夜になってから
おばあちゃんの命日だった事を思い出し
お花を買いに ....
妹があした死んだ
もうもどらないあした死んだ
きょうは回向院で眠っている妹は
もうもどらないあした死んだ

きのうは大丈夫だった
おとといも大丈夫
なぜあしたを選んだのか

妹は
 ....


若い電流のようなあなたに、私は余りあるだけの電子を分け与えることができただろうか。あなたの流れに変調を加え、振幅を大きくし、より複雑な回路を巡っていくだけの電圧を与えることができただ ....
色とりどりの花々
見渡せば花畑しかない

都会から暫し離れて
何の邪魔もない澄み切った青空
自然のものは何処までも優しい

花の名前が思い出せない
それよりも
華やかさ美しさに引き寄 ....
私はことばを貪りながら
あなたをワルモノにかえる。
ワルモノ、わるもの、悪いもの、
割れるもの、
あなたは林檎のような赤ん坊だ。
いや、赤ん坊のような林檎だ。
私はがりがり林檎をかじる。
 ....


夜更けに
ロック・ミュージック喰らい
寝具の中でサナギになる
血流はゆっくりと、くたばらない程度に
脳味噌はないものを見つめながら
まどろみをクルージングしている


いつも ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
習慣noman315/12/27 17:01
シーサイドライン花形新次215/12/27 16:54
来る死を間近に吉岡ペペロ1115/12/27 14:59
Immortal desireopus115/12/27 14:57
冬のこの日たけし11*15/12/27 14:44
風の舌 九信天翁115/12/27 14:09
メリークリスマス文字綴り屋 ...115/12/27 13:50
ほったらかしにしてきた演奏会に北村 守通215/12/27 10:17
葉leaf015/12/27 8:28
将来の夢、ねこになるもり6*15/12/27 1:18
あきらめていただくもっぷ315/12/26 23:41
シルヴィ―の夢ただのみきや16*15/12/26 23:28
そば屋にてレタス215/12/26 22:51
結婚藤原絵理子6*15/12/26 22:44
の字観もり1*15/12/26 21:10
歩く耳あおい満月615/12/26 20:02
抱負八男(はちお...015/12/26 19:05
木屋 亞万2*15/12/26 16:55
趣味藤山 誠015/12/26 15:03
食堂幻想レタス015/12/26 14:26
スケッチ旅行315/12/26 13:59
心ひとつ、星ふたつもっぷ215/12/26 12:54
言葉ようへい3*15/12/26 12:38
アヴォサに手渡す詩テカ415/12/26 12:29
クリスマスの満月Lucy8*15/12/26 10:02
ひらがなのカレーのこ[group]もっぷ315/12/26 8:40
クリスマス葉leaf015/12/26 7:54
花畑で過ごす夏川ゆう115/12/26 5:56
なみだあおい満月6*15/12/26 2:13
それは抽象性以上の具体性を持たない(そしてしばらくの間循環を ...ホロウ・シカ...2*15/12/25 23:57

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