キンタマがデカイことに
何の意味があるのか
奥さんにもよく分からない
満月踊り狂う木曜日に
ブロッコリーを茹でたらもり
もりもりもり
みどりの森が鍋からあふれ出し
ああ気がふれるほどあふれ出しもり
もりもりもりもり
森みどりの森くらい森こわい森
みどり ....
こんなにも青い空
中国で大人気の青い空
今までのドブ色が
嘘みたいに
清んだ空
それは、私が授かった
新しい命のおかげ
ほら、ごらん
空が
あなたを
あなたと私を
祝福してい ....
横たわり 落ちる意識
解剖台の照明が点灯する
僕の感じるコドクは
大したことはない
この社会の同世代にとって
全くもってありふれた
何の変哲もないモノなんだ(多分)
....
夕方過ぎに家を出て
魚を買って戻る途中に
なにか気がかりがあるように思う
何だったか思い出そうとして
何のことだったかわからなくて
吹きつけてくる風が
二の腕のあたりにうすら寒い
手提げ ....
砂の降り積もる
廃墟手前の町
狂ったオオカミが
猫を育ててる
いつも舌を噛むから
血だらけで笑った
いよいよとなったら
この世をみんなお食べ
トントントン
ゆっくりした音なら
それは私だよ
トントントン
とてもゆっくりと
私は杖をつく
杖は私を守る
杖は人を親切にさせる
杖は時に悲しまさせる
たられば なんて嫌 ....
あなたの世界を見た
ふたりが好きだった歌は
違う歌だった
私もいなかった
だれもいなかった
僕は仕事ができない
パソコンのキーボードの代わりに
ピアノの鍵盤を叩いてしまう
僕は仕事ができない
上司に報告するたびに
一時間の講義を行ってしまう
僕は仕事ができない ....
CDのジャケットから取り出した
ブックレットのモノクロ写真は
だだっ広い空の下を
何処までも伸びゆくハイウェイ
目的地へとひた走る、旅の車
ハンドルを握る、目線の先
一瞬
黄色い蝶が ....
自信家なわけじゃない
ただ
たぶん大丈夫
って予感は当たったし
きっとうまくいく
って根拠もなく信じて生きてきた
あの頃には
もうもどれない
昔むかし
あるところに
王子様 ....
今より少々ケツの青かった頃
とあるスタジオでラジオのADだった
僕の耳に飛びこんできた
「ボヘミアン ブルー」
躍動する無数の音符等は
瞬く間に僕のハートの入口に吸いこまれ
自らの生の ....
パーティーには 有名な中華料理店が選ばれた
難しくて名前が覚えられないメニューたち
箸で触るだけで肉汁が溢れ出すシューマイ
自宅に独り私を待つ母に
到底食べさせてやれない、そのシューマイ
....
どこにも
行かない。
あなたが
あなたで
なくなっても。
いつだって
おれは、
あなたの
影で、いる。
縁側で
冷やし飴を浴びる
私は全裸
少しブスの全裸
殿方が
冷やし飴を
啜りに来ないかと
待っている
膝を立てて
殿方の代わりに
来たのはカナブン
カナブンが ....
かわいそうを
拙い力で摘むその指を
見守っている
指輪にしようか
髪飾りにしようか
一本、二本、3本
束にして編んでいる私は
数分後にはこのかわいそうが
無造作に捨てられることを ....
愛していると言うたび
黒ずんでいく道を歩く
盗んだ砂糖でパンを作った
明日は砂場を埋めにいく
今日はいちにちくもり空だった
生ぬるい空のしたにねそべれば
生きていることを忘れられる ....
(声をきかせてくれないか)
誰かがこの肩に息を吹き掛ける。
鳴らないはずの電話が点滅する。
見えないナイフが
手のひらを追 ....
かわいそうはかわゆいそうかわりいそうかわにいそうかがわいてそうかわいてそうかわいいてそうなうそいかわにわかいそうはわかいしそうでしないうそかいわってかわいそう。あたしあなたのことだーいすき、ずっとしん ....
かすかな気体が母音をまねて
つつましく
遠くの空をながめる子
瞳に映る季節、また季節
繰り返される慈しみ
陽射し
向こう側へ手をふる
帰れないと知っても
魂は旅をするかしら
平行 ....
人柄 カラカラ 空っぽ
人柄 ヒトヒト とんでもない
人柄 ラカラカ ラカンさん
人柄 トヒトヒ 内緒だよ
活字が押し寄せてくる
読めない本を積み上げて
土のうの代わりにしよう
....
待つということは
ときに苦痛をともなう
その時間を
固いベンチで過ごすのならば
背中は痛むし
柔らかなベッドの上だとて
安らかともいかない
点滴につながれた腕は夢の中でも痛むからだ
....
かばやきさんがちっちゃくなったのか
おれが大きくなったのか
(どうしたら、お父さんは元気になるのだろうか?)
東京に行く前の晩
少し細くなった父の右足を揉みながら
二人並んでテレビを観る。
「大丈夫だよ、少しずつ良くなっているから。」
....
独り旅立つ
生まれた命は
皆
ただ死刑を待っている
素直に受け入れないジレンマに慄く
あたりまえなのを受け入れたがらない
あの手術から十五年
ぼくに何の使命が在るのか解らない ....
ローマへの路はとても遠い
果てしないシルクロードをたどりながら
白骨の散らばった道を行く
ただ独り
呪文を唱えながらローマを目指す
青雲の志を胸に抱き
西の彼方を目指す
いまだ見たこ ....
業火に燃える紅蓮の背中
瞳だけが鮮やかに青色を放つ
地獄を見つめる優しさは彼だけのものだった
蝋燭のように命を燃やし
彼はただ歩く
全ての罪と慈愛を抱きながら
彼は静かに歩いてゆく
....
求めている 金を 探して
歩く 邪路道 私の足
こらしている 目
道は 茂みの間を 続く
留まることなく 流している 汗
そこに見えるであろうものがあると信じて ....
涙で育った睡眠草
もう二度と起きない君のベッドサイドに
僕も大分寝ていないのだけれど
気持ち良く目覚めるのが怖いから
寝たら起きなきゃいけない
だから君にあげる
君には良い夢を見てもらいた ....
背中に流れ落ちる汗を
生き物が這い降りて行くように
感じる
狙われている
彼女の爪先は
俺の股間に触れるか
触れないかのところで
思案している
動けば
タマは潰れる
....
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