うらはらな気持ちで聴いている
ボビー・コールドウェル
さっきまで泣いていたのに
自分は ほらもう大人でしょう
むりやりな確信を強いて
あしたは床屋さんでショートにしてもらうの
あきれた決意 ....
俺とお前は見えない糸で繋がっていたけれど
魂をみせあいながら
涙をおさえて
嘘の歌をうたった
勝利の先が見えない
歌を高らかに
深海に沈んだ涙をともに呑み
レクイエムをくちず ....
見知らぬ国土に降る雨に
静かに碇を下ろし
羽ばたき続けた海岸線に
音もなく見下ろしたあの井戸はもうない
いのちを前にして
ねむることの素朴さを語っている
おまえを愛し
おまえに欲情してい ....
引き出し開けると身体が曲がる
ひきだしあけると欠伸が蕨(´O`)
蕨はわらび
伊藤マンションの二階の上、トントンと駆け上がるノックおん。
ばきゅーん
なんか違うで ....
そうだ、筋肉という名前だった!
思い出したぞ!
あれは貧弱な力こぶを指で無理やり力こぶに仕立て上げた様な山の奥で人知れず粗末な生活を送っている街の名前であり私はその街を求めて九州街道をひと ....
昨日のおやつはコーヒーゼリーだった。
抹茶プリンから出来たmiso・スープの香りに誘われてキッチンに顔を出してみれば、
クッキーの形をした人形の右足だけが焼成前の段階において(既に)切り取られてい ....
純 粋
雨 あらゆるけがれ つ つ み こ ん で
粋 純
光◇◇光を◇通す
◇曲
◇ ◇
....
三連休してるひと どこにいる
六畳に響く パチパチパチパチ
切れた爪 夜の三日月
さらさら
さらさら
水はどこまでも
青く染まってゆくよ
或る日ぼくは透明な水になって
蒸発してしまうんだ
気体になってしまえば
空の彼方に消えてゆく
なにもいわ ....
自由自在な曲線と色彩を描いてみたら
なにも見えなくなってしまった
ロック・演歌・JAZZ・クラシック・ポップス
邦楽・民族音楽・フォーク
大音量で聴いたら耳が聴こえなくなった
石 ....
氷を グラスに 入れたなら
ガラスは 汗を かくでしょう
ダイソーの 布コースターに ソレ乗せて
持ち上げたらば ポタリ・滴が
その音が まるで
昨夜 眺めた 花火のようで
....
古い本を開いたら
あったはずの文字が
ところどころ喰われていた
くいしんぼうの羊のやつめ
紙より文字が好きときている
古いインクは美味らしい
いい具合に熟成していて
ひと噛みすれば口 ....
今年の
ノーベルキンタマ賞は
キンタマに質量があることを
発見した
キンタマ大学キンタマ学部准教授
金田魔大路玉太郎氏が授賞した
金田魔大路准教授は
金玉県きんたま市出身の98歳
....
諦めた階段の先は
白い霧で見えなかった
鎖でつながれた大きな爆弾が
空にジッと手を伸ばす
いもしない猫を飼ってたあの日
こんな夜がくるなんて
思わなかった
星の地に生まれて
....
寒いのですもの
帰ってきました
お嬢さん
おはいんなさい
さあ
光の中へ
しずしずと参りました
クマムシのお嬢さん
ちっともじっとしてやしない
むにむに
六対のおみ足が健気です ....
連盟と連合の違いを述べよ
課題は短く答えも短く
連盟の方が短命と答えたら
〇が付いてきた
◎は前の奴
窓の外が雨降りかどうか
知りたくなったら
行き交う人々の差す傘を
探せばいい
雨粒は見えなくたっていい
傘は雨のことば
青、赤、黄色の点滅で
雨の居場所を伝えてる
だけど今 ....
もしも
キンタマに
羽根があって
自由に翔べたなら
ずっと
ずっと
南の島で
裸のままで
いられたでしょう
もしも
キンタマに
言葉があって
自分の思いを
伝えられたなら ....
夏に収穫した蝉の脱け殻を
一こずつ街外れまで並べていって
こっそり隠れていたら
どんな妖怪が現れるだろう
大きな蝉小さな蝉
脱け殻を地面に置きはじめると
向きにこだわりを見いだしてしまい
....
岩のうえには君の体温がまだ残っていた
僕はそれをハンカチに包んで持ち帰った
ポケットのなかでだんだんとつめたくなっていくそれを
おそろしくてそのまま忘れてしまった
洗濯屋が(彼はいつも ....
茶色く疲れ果てた蔓の途中で 朝顔の紅は
夏の追憶の中に留まろうと もがいている
枯れ急ぐ葉に抗う 小さくなった花は
冷えた朝露に濡れて うなだれる
永遠への憧れは たそがれて切なく ....
太陽
姿消し
夜闇訪れ
遠さの感覚
深海の底穴へ
傷みを哀しみを
沈めて鎮めて静か
意識無限広がり始め
己失うことなく明晰に
何かに半ば浸透され
中で思考スル何か
交錯響き合う音 ....
キンタマは
その響きに比べ
見た目が冴えないと
感じていた
キンタマ王子は
キンタマに漆を塗って
金箔を貼ってみた
するとどうだろう
とても華やかになった
試しに
ゴボウの煮しめと ....
刑務所で子供を生んだ。
その子に「あかり」と名付けた。
闇ばかりだったあたしの人生に
あかりが灯るようにと。
あたしには、
殺人未遂経験がある。
14歳の中2の夏の日、
....
俺たちは昔からの路をたどりながら
遠い国から来たらしい
ジプシーと蔑まれながら
謡いながら踊る
そうして生きながらえてきた
おまえにもその血はあると想う
旅をするっていうのは
その場 ....
『詩をやめる』
ランボー、ランボルギーニ、ごますりの回数だけ、
僕は詩をやめる、僕は詩の部屋から出て行くのだ、
カーライル、ソードマスター、あんたの額には、
かすかな傷跡が残る、腐 ....
今度
あなたが見上げる空は
きっと満月だろうから
その日がやってきたら
振り向かないで
後ろを見ても
風が吹いているだけだから
一緒にしないで
今持ち合わせている気持ち ....
(世界は、針の骨を隠して生きている)
その身にさくり、
前歯を立てる。
雪のような淡白な
甘味のある肉の味が
春の風を呼んでくる。
けれどもその下で
支えている鋭い骨は ....
列車のベルが心臓直下で響きわたる
蒼白い片道切符を握りしめた駅
朝露で濡れた手は容赦ない
初夏の日、快晴、音楽、赤血球
揺すりあううちに まとめて角がとれて
本能が吹きすさぶ山頂のこの駅 ....
ザッザ ザッザ
足音、響き
さ迷う人
その心中に
微動だにせず静か佇む
確かな凝視、
サヤを剥く
さ迷い人の惑乱を
さ迷い人の心魂を
裸にして、裸にして。
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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