お父さんの声
棺を閉じる直前に聞こえた。

離れようとしない私の耳元で。

「ごめんね。ごめんね。」と泣きながら
私の耳元で泣いていた。

「ごめんね。ごめんね。」と泣きながら
私の ....
さよならをいうとき
世界は水平になる

別れるひとはまっすぐ
まっすぐ離れてゆく

いつかまた出逢えるなんて
あるはずがないとおもい
そのひとにそっと
自分の切れはしを贈る
お父さんが笑ってる。
お父さんが笑ってる。
「苦しくなくなったよ。」と語りかけるかのように。

お父さんが笑ってる。
お父さんが笑ってる。
家に帰ることを喜びながら。

「残された時間 ....
あそこの木は どうして逝ってしまったのだろう?

あそこの木は いったい何時この世に生を受けたのだろう?

あそこの木は どれだけの花をこの世にほころばせたのだろう?

あそこの木は どれ ....
世界を締め出して
 かすかに囁く予感に 集中する

繰り返し 自分の正気を痛めつけながら 時間を飛ぶ 
自分だけが熱くこげる

それでも行き着くことができないゴール
ギャンブルの底の底で ....
これは若さ故の、
若気の至りというか

最終電車が無くなっても
チャリンコで飛ばせば
簡単に会いにいけるんじゃないか

とか

むしろ真夜中でも
ひたすら願っていれば
夢 ....
冷たい草の上を滑っていく夢から
覚め
ると
白い天井に規則
正しく描かれた水玉模様
が乱雑に
降り注いできた
過去はどんどん小さくなり
アスファルトを石で擦った跡も
今はもう見つから ....
虹色の配列をよく覚えていないのと同じように

震災後のインフラの復旧の順番が思い出せない

トムソーヤならどう思うのだろう

のび太くんならどう思うのだろう

配列や順番なんか忘れてし ....
場所が違うだけで
現実が変わることを知ってしまえば

誰が恵まれているのかも
何が恵まれているのかも

分からなくなる


ただ、分かったことは


今いる場所が
自分の ....
探して歩きまわっても
見つからない
昨日まではあったはず
何がいけなかったのか

「前に進めない」
目をこらしてみても
うっすらとしか見えない
手をのばしてもつかめない

どこにい ....
尖った月を見上げて
寒さに首をすくめた

枯れた街路樹の枝のスキマから
冬の夜空が広がる

凍った街灯がぼんやり
あなたの影を映す

鋭い月を背負って
あなた怪物みたい

優し ....
優しさゆえに
幸せになれない気がした人は


優しさゆえに
「幸せやで」って笑う
津波と圧死

どちらも絶望だ

愛が掠れそうだ

あれから重ねる歳月


ペテルギウスはそのままだ

あれがもうひとつの月になるまで

無力でも反芻していようか


津 ....
ある日 教室で配られた
括弧を私たち 無意識に受け取った
使い方は実践方式で習って
心? の痛みで学んでいった
使い方の下手な子は
卒業式にも来なかった
ちょっと大人になってくると
 ....
もうほとんどが
瞳孔だった時分に
コエはそこいらの
ロックンロールより頭蓋に響いた
トンネル抜けた瞬間の
はじめての閃光に驚いて
ボリュームいじくっちまったのさ
収縮するすみ塗り ....
朝にはりついた夜はかわいて
とかげみたいにちいさく息をしていた
バターひとかけら食べさせてやる
もうおそいのだ、 外は朝で
朝がきたからにはまた夜まで待たなければならないし
夜がきてしま ....
あなたが描いた絵を見た瞬間私は気がついた。
私は確かに、
あなたの側にいると。
緑や黄や、青や白で描かれた、
あなたの景色は、
私をいつかいた懐かしいあの場所に
連れていってくれる。
 ....
覚えている。
私がまだ幼かった頃の、
あなたはいつも、
降り続く雨と闘っていた。
雨は黒い石を含みながら、
あなたの肩を濡らした。
まだ幼かった私はただ、
呆然とその姿を眺 ....
買ったばかりのブーツで
街を歩いた私
しかし 街で 誰に会うわけでもなく 
私はこのまま生きていけるわけでもなかった 
この先 ひとりぼっちでは 不安だ
ぶっ飛んだぶんだけ良い物が書ける
ぶっ飛んだぶんだけ良い物が書ける
ぶっ飛んだモノだけ良いって言われる
ぶっ飛んだときに記憶をなくす

吸って、吸って、何処かにいく
最初は刺激が強すぎた、 ....
霧雨が煙っている
暗雲が太陽を遠ざけ、私と世界を切り離す

森は静かに私を見下ろす
まるで抱くように、閉じ込めるように

黒と緑が湿り気を帯びて、色はますます深く
五月の寒々とした雨が、 ....
心は裏の裏のウラ
ロココ調の歌
寒い冬

ウラを隠す
恋風が胸を貫く
恋を乞い
凍ひ風が肺を梳く
焦がれ木枯らし
故意に隠して
裏を掻く
透けるような
「好き」を隠す
 ....
世界史の教科書を開く度に
沖のことを思い出した

ジャン=ジャック・ルソーの
肖像画に浮かぶ面影

「おやじ、涅槃で待っている」

その一言を残し
新宿の空に舞った

あれからも ....
手を伸ばすと/眠っているお父さんの頬に触れる。

あまりにも冷たくて/冷たくて

触れたままの手では無く

「強いな・・・・。強いな・・・・。」と思っていた心臓が/冷たくなった。
そうだね
この世界は平らじゃないから

一人ではとても歩きづらい


だから一緒に歩こう

どんなことがあってもそばにいるよ

そして
君の幸せをね
一人じゃ持ち切れな ....
人の振り見てわが振り黙認
犬も歩けば僕に当たる
猫の手は貸さない
窮鼠猫をなでる
馬の耳にウォークマン
一を聞いて十を疑う

石橋を叩いて逃げる
急がば回りくどい
言うは易く行うは彼 ....
お元気ですか
井上湯水です
陽水ではありません
ゆみずです

この動画サイトで
ボクの歌の再生回数が
すごいことになっていて
超うれしいです

今回は前作の
リバーザイズホテルに ....
星を一つ手に取って
少年は覚悟を決める
全ての記憶を受け止めようと
銀河に向けて瞳孔を開いた

少女にとって少年はもう
包み込むための形をしている
殻を失した少年の息を
溶け合える ....
私は今

生きていない事を

知っている

生きにきた事を
身体の奥の小さな角に閉じ込めた
世界の中に閉じ込めて
私にばれないところにしまってる

しまっている事を知っているから ....
雨上がりの石畳
俯いて影を追う
ぽっかりと空いたマンホール
rururuu……………
…傷ついた壁の跡

君は言葉を亡くし
剥がされた黒い天幕(ベール)
セーヌを ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
お父さん泣かないで。梓ゆい216/1/17 21:37
にぶんのいち朧月116/1/17 21:14
お父さんのひとりごと。梓ゆい116/1/17 19:03
枯れた木にw.tsub...016/1/17 17:57
俺のゴールいねむり猫2*16/1/17 17:02
燦々たる爆走瑞海5*16/1/17 16:58
同意した見返りにnoman416/1/17 16:38
虹色の配列吉岡ペペロ616/1/17 14:16
幸せの居場所幸絵116/1/17 13:01
どこにいった陽向∮5*16/1/17 9:06
かいぶつガト9*16/1/17 3:46
思いやり4*16/1/17 3:43
もうひとつの月になるまで吉岡ペペロ616/1/17 2:52
( (もり1*16/1/17 2:25
瞳孔2*16/1/17 1:33
バターはるな816/1/17 0:52
巡礼あおい満月816/1/17 0:14
4+*16/1/17 0:12
路地の片隅で番田 116/1/16 23:42
薬速「やくそく」独奏016/1/16 22:41
icene八雲みつる316/1/16 22:31
コヒカゼ凍月7*16/1/16 21:52
日景(hikage)「涅槃で待っている」花形新次216/1/16 21:20
つらら。梓ゆい416/1/16 21:06
足元幸絵416/1/16 20:30
自分の事を棚にあげて取れない人イオン8*16/1/16 20:20
井上湯水です1*16/1/16 20:15
浮遊316/1/16 20:06
爆発させて南川きま116/1/16 20:04
伝えられなかった想いアラガイs7*16/1/16 20:04

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