まんげつがほほえむから
とてもはずかしくなった
ほしくずがまたたくから
もっとくずになった
したにはしたがいるとおもい
ちじようをみわたしたら
いがいとこのまちはきれいで
はずかしくては ....
私の誰も隣には座らない
私は電車の中で
私は私のスマホをいじっている
私は そして 誰かのことを知る
初恋って初めて人を好きになる、
人生でたった一度だけの恋だと思っていた。
でも、違うんだね。
恋の相手が変われば、
またその恋は初恋になる。
今まで好きだと思ってい ....
え〜国民の皆様が期待したとおり
今度の予算委員会ではオウムが質問に対してちゃんと答弁するらしいね
見事な関西弁で詩を朗読してはネットワークを驚嘆させた
三色に辛子色の毛帽子を被るあの密航鳥 ....
はちみつを 貰った
ハチならば 日長いちんち 頑張っている
そんな姿を眺めながら
少しずーつ 大きくなっていくような住処を
憎々しげに眺めることは 無い
こちら側に 進出して来な ....
しんしんと しんしんと雪
しんしんとしんしんしんしんと雪
しんしんとしんしんしんしんと雪
さわったらじんじんとじんじんと
じんじんとひやい雪 しんしんと雪 しんしんと雪
おりじなりてぃに ....
凍りついた私の心は
あなたの暖かさに包まれて
やがて涙となって
ぽたぽた ぽたぽたと美しく
それを私は掌ですくい上げ
やがて指の隙間から
ぽたぽた ぽたぽたと儚く
地面に ....
ときに、視界からはぐれてしまう魂は、だけど
気がつくといつも「そこに来たばかり」といった調子で息を弾ませている
消化試合のようなくだらない時間のあと、身体を、身体を休めて
ウィリアム ....
動かなくなった電車
赤羽のマックでコーヒーを飲んだ 私
寒空の下を歩く女子高生 今日も 赤羽の
窓の向こうで 素足を 跳ね上げて
それはそれとしてだね と独裁者は切り出した
今度の三連休は皆なにか予定を立てているのかな?
福井の実家へ墓参りですと文部大臣が答え
彼岸に行きそびれていたもんでと肩をすくめた
私は熱海に温 ....
カレーやシチューのなかの、
人参を退けるように、
誰もこの胸のなかの、
核心に触れてはくれない。
鋭い針は持っている筈なのに、
射し込む場所を間違えている。
それはそう、
嘗てのあの人も ....
大好きな人が子供を産んだ
僕の子供ではない
もう会えないといってきた
会いたくない、相手に迷惑をかけるから
それが貴方の別れの言葉だった
そんなことはわかっていた
いや分かっていなかった
....
カマドウマは笑う バスルームに人はいない
カマドウマは糞をする バスルームに水音が響く
カマドウマは眠り、目を覚まし呟く
わたしは哲学者だ と
キッチンの片隅のカマドウマは妊娠している
....
どこからか声がする
赤ん坊の笑い声のような、泣き声のような
どこかの空の下、割れんばかりの歓声が包む
海を越え、人種を越え、国境を越えて
地平を朱に照らす夕日は、どこかへ受け継がれて
今 ....
静かに静かに降る雪が
埋め尽くしてゆく
なにもかも
街も
空も
心も
全てが純白のヴェールをまとい
しなやかに
ひっそりと
....
探せば、
どこにだって見つけられる。
匿名希望の
姿に着替えた
弾く指先で
雲の模様は
今日も流れる
賛否両論の
風に乗って
線を引くけど
空か海かの
拘りはない
ただ何気なく
着地してみる
午前中まで鬱病だった空が
芥子色の北風に
引導をわたされたのか
裏庭のこずえを
誘拐して
近くで 戸惑う
人影をひきつれ
....
視界暗み閉ざされていく止まっていく心臓
立ち上がる声が声が
遠い壁を創っては消え
私は全てを委ね明け渡す
否の許に、否の名の許に
私に喜捨餞別している余裕はナイ
シアンに明るむ空に 私のす ....
桜の木が並んでいる
一月なので花びらはない
部屋に花火がある
一月なので使う気はない
刺身や納豆が美味しい季節
殆ど部屋にいる僕は寒くない
君のことはもう思わなくなった
君のことはも ....
雪が降る
誰も止まらぬ 雪の
雪であることの一つの流れが
現れる それは 雪
まばたきが
夜を夜に迎え入れる
十二月が
十二月の指をすり抜けてゆく
遠く青空は鳴りわたり
音の紋は燃えひろがる
水を駆る光
光をついばむ無数のくちばし
....
愛のカタチは様々で
見ることができない
だから信じることが
とても難しい
でもね、
あなたが今
生きているということは
誰かに
必ず愛されている ....
あの娘の編んだ薄紅のブーケは
とても綺麗で鮮やかで
私はとても満たされて
それが決して届きはしないものであると
思い知らされてしまったのだと思う
雨は夜更けすぎに雪へと変わって
けっこう積もったな
雪かきが大変だ
ここでただはしゃぐかどんよりするかが
子供と大人の境目なのかな
ラジオで
大人になるっていうのは責任を持って生き ....
宵闇 白い息
ナトリウムランプの
並木道
ぼんやり明るい
冬の道
人や車のはけた道を
猫の影だけが
ゆっくり横切る
いいなあ
ランプの精が
炎をジャッグルしながら
....
ピアノを奏でた指先は
詩を書くためのボールペンを握り
最後に送る父への手紙を書き続けた。
父の好きな花達は/何事も無く/式場のライトを浴びて
美しい花びらを/正面玄関に向ける。
ピ ....
淋しいから そっと伏せて
このこころを そっと消そう
悲しくないさ 虚しいだけ
虚しさもいま 消えてゆく
蝶々にも 情がないという
秋桜も 揺れるだけ
ぼんやりとした光景に
ただ ....
わけのわからないことを口にして
君を本気で困らせたならごめんね
群れた羊の子が垂れた乳首から甘い汁を吸い込む
鋭い目つきの梟が二番めの枝からそれを見てる
長い夜を耐え偲ぶには手触りが欲 ....
わたしは優しい人になりたい
パパもママも先生も
「もっと人に優しくしなさい」って
わたしのことを怒るから
優しくすることを心がけることにした
ある日
クラスの友達が泣いていた
....
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