最近気になっているって言うか
口に出したくてしようがない言葉があるの
それはね
「前十字靭帯部分断裂」ウフッ❤
あなたも言ってごらんなさいな
せーの!
ぜんじゅうじじんたいぶぶんだんれつ! ....
勝てない
その勝負には勝てない
自分より劣っているから安らぐ
その気持ちには勝てない
劣っている人に寄り添って
生意気な態度を取られて腹立たしく思っても
やっぱり劣っているから
泣 ....
この道を
夕べ貴方と歩いた
おととい
貴方と待ち合わせ
そして一緒に飲んだ店の前
今、1人で歩くと
貴方は遠い遠い
空の下で
とてもこの道には
もどれない
でも、私はここに ....
眠れないことは平気だという
君の夜中を私は知らない
朝には数々の時のかけら
君がいることにまた安心する
ひとは眠るとどこへゆくのか
ときおり握られる君の手を
包みたい私のこの目で
火がないのに
いつでも
沸きたてのお湯が出てくる
昔、むかし
食卓の上に
魔法瓶という魔法があった
ただいまと
帰ってくる
冬のこどもたちのために
とても温かい飲み物が
瞬時に ....
灰色の空の下
灰色の占い師たちが
灰色の広場に集まっていた
占いの順番を待つ行列を
灰色の煙がすぎていった
螺子を横に倒したかたちの
巨大な灰色の建物を
人々 ....
家族ってなんだろな
一緒に住むから家族かな
ごはんを食べたら家族かな
一緒に寝たら家族かな
見続けられても
ほっとかれても
悲しくなるんだよ
家族って
帰り道
どこもかしこも冬の空気で
しんとした夜のそらに
ぽっかり月が浮かんでいた
北風の冷気が全身を刺す
爪先はもう完全に冷え切っている
死んでしまったのではないか
と思うく ....
私の心のさざなみは
骨となったのちにも止むことはない
(たとえば)
十六年前の路傍のつゆ草がいま
そう 決めたようです
人間とは
これに答えられる人は詩人
どうして書いてるの?
これに答えられる人も詩人
つまらない質問だね
書いても書かされても
言葉は言葉だから
人は詩人とは ....
どん底に居座る
腹をくくった瞬間に
大地が
ガラガラビッシャ!
ーグワアァン!ドワ
ガーン!と崩れ
海が沈み 都市が沈み
そのどん底が
たったひとりのための
頂になって
お前は泣い ....
いつもくりかえす
ディンディンダンダンディンディンダン
いつもくりかえして
終点はどこにもない
ある日とつぜん断ち切られ
カット・アウト、はい、おしまい、ご愁傷さま
晴れた空をまっぷた ....
店長がいないということで
副店長はパンツも履かずに出勤した
すた丼と芋焼酎と二酸化炭素の混じった息を
ぶちまけながら
「今日は好き勝手やらせてもらうぜ、ひっく」
もちろんこっちもシラフで ....
厳しい雪が 溶けだした日 外で元気な 僕の友達は 自転車に乗って笑っている 川の方へ行くのだろう
僕の心の氷も溶かされる 人皆走り出していく それぞれが散り散りになる 放たれていく
厳しい季節に ....
越えられない 許されてもいない
つるんとした壁を 軽々とひと羽ばたきで
容鳥は笑顔で越えていく 見たこともない
世界へ 想像の中にしかない静かな森へ
平穏な壁の中は 灰色の焦燥に
....
この謎としての世界にナゾナゾ迷走して生き
原点の独りに戻り 愛を共感を持って
内なる霊性に開き委ね自然と死んで行けるなら
これは素晴らしいことだな
未練は未だあるけれど
衰弱が少しは救ってく ....
人間は星
人間は石
筐体人間
月とリンク
TAKE ME HIGHER
TAKE ME HIGHER
TAKE ME HIGHER
3回唱えたら光
人間は羽
人間は石
人間へ紫を
....
ぐらぐらと揺れる
フワフワと漂う
目の端でちらつく
「片目を覆って」
ブロンドの白人の男の子
眼は真鍮色
白い体操着の上下とソックス
「穴の空いているのはどっち?」
小さな口が開い ....
希望を乗せて放り上げられた球は
回転しながら
高く 上がり
ゆっ くりと
静・止
落・下 す る
引力に負けてあえなく
抱かれてしまう
理想・思想・夢想
小さな ....
踊る、ひとすじの腕よ
紺色の波濤となれ
ロウリン、
ロオリン
ちいさく かたく
畳まれたままの
つばめたちの
眼
の
影
Lの音が一つ
皿に一つ載った
まもなくあなたの
肺のあたりに茂る森へと
死のような霜が降りる
尖る、Sの音が
折れまがった 裸体の
女たち ....
水のうえをすべりながら
静かにわたしは時計を棄てた
鴨の影が散らばり
夕日をよごすのを見たから
このうえもなくかなしく思ったから
あまりにも悔しくって
青空の端に噛みついたら
前歯が少し浮いただけのこと
決して笑ったんじゃないよ
蹴ろうと思った空缶を
君が先に蹴っちゃったから
握り締めていた拳を開いて
左右 ....
ぶち殺す、ぶち殺す
あっ、吉田さんちのおばさんだ
「こんにちは!」
「あら、清介くん、お久しぶり
元気にして・・・、ウギャー!」
はい、一丁上がり
ぶち殺す、ぶち殺す
あっ、 ....
冬が深まり、各地で豪雪が降り、外気は刺すような寒さで、ものみな凍り付きそうだった。私は復職が徐々に軌道に乗り、周囲の声や目があまり気にならなくなり、集中して仕事に取り組めるようになった。仕事も大詰 ....
ガードレールに寄り掛かり
白いスリムを履いて黒い髪を掻き上げ
冬の陽射し浴びながら
眩しそうに目を細める
今 ソコに居た君
ふっと消えた 今日この青空の下
一瞬結像した鮮明な過去の現実 ....
怖い
社会が怖い
なんかすげー怖い
家をでるときドキドキするのでもう一回おしっこにいく
玄関の扉を開けるとき、不安になり尿漏れする
外にキチガイが居て明日殺されるかも知れない
日付が変 ....
きみは、ぼくの、愛の痛み
そして誰も知らない言葉だった
忘れたことのない言葉だった でももう遠い
舌の上に転がしても 口にすることさえ遙かで
雪が降る、雪が降る、ぼくのさびしい ....
朝の机
オレンジペコを飲む 静かな 朝
朝の口の中に広がる大地の香り
東京の狭い部屋で 私は 朝
朝の中から出かける どこか遠くに
自由になりたい
そう思う私の部屋には
檻にいれられたハムスターがいる
飼っている
私が
檻は私を見ている
その中のハムスターは
ときおり私に立ち向かう
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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