感情がとげとげしている部分で
指をざっくりと切ってしまった
それでもまだ
組み込まれているなんて思いたくないから
理性を詰めた基盤を叩き割って
けもの道の回路を繋いでしまった

たやすく ....
ぼくはこんいろの海

みずいろの海に恋をしている

みのうちにたくさんの深海魚を

いとおしくかかえながら

いづれ手がとどくか

きみという爽やかな浅瀬へ
脚の細い象の背中で
ユラユラしている私の
広すぎる糊しろは
饐えた臭いを放っていた

何も企てない午後を
ユラユラ生き延びた私の
丸すぎる背中には
錆びた罪が生えていた

心地 ....
十年は ひとむかし
       二十年は ふたむかし

生かされた 感慨はうすれ
      生かされる 考察もぼやけ

ただ茫然と 薬指でみけんを押さえて
  時の隙間を ごまかし続 ....
海沿いの一部は工場地帯
市街地は空気が綺麗とは言えない

大竹市は海側は少しだけ
殆どが自然豊かな山々
小規模な市

鯉のぼりが有名
昔みたいに盛んではなく
作る人が減る一方

 ....
 窓から覗く森がまだ霧に包まれている朝、
 僕は一人静かに部屋を出る。
 森の木々から聞こえてくる鳥達の囀りが、
 昨夜聴いていたベートーヴェンの弦楽四重奏曲の余韻を少しずつ消してゆく。
 ....
 真っ赤な薔薇に血の匂いを嗅ぐと、
 私は過去を表現する雫で満たされた器となる。
 そしてあなたの白い肌の内側に流れる真紅の清流は、
 私の生きている理由そのものになる。

 人はそれぞ ....
突然、まな板になってしまったらどうすればいいか
このことを知っている人は意外に少ない
まずはその職務につくことを神に報告するため
東に向かって三礼
簡単でもいいから供物を用意するとよい
そし ....
夜の匂いが残る空気に濡れ
重い一日のドアを開けると
滲む陽射しが僕らの隙間に入り
馴れ馴れしく寄り掛かる

過去の過ちを患う君の為に
繕う嘘まで照らし出せば
14に受けた鈍い痛みが掠め
 ....
頭の悪い若い男女が
子供を作っても
三歳児生存率が
0.3%しかないという
これが
18歳嫁と無職の内縁の夫
の組み合わせに限定すると
更に下がって0.07%だそうだ

ここで言いた ....
かんがえてみる
あなたの肉にうまった
あなたの背骨のこと
となりにいながら
月面のように遠い
わたしたちの午後

手を握る
頷き わらいあう
影をみつけて
光を逃がす
吸わな ....
くずれた均衡
その静かな吸引力に
はく奪されるわたしたちの人格
キュビズムから滅びの兆しを嗅ぎとる、影の
わたしたちが歩く
男女の別なく
客も、客引きも
リードの犬と同じく
たっぷりし ....
笑ってほしい
人がいるので
私は笑う

元気を出してほしい
人がいるので
私は元気を出す

私より淋しい
人がいるので
会いに行く

耳を傾けてくれるので
他愛ないおしゃべり ....
    春

    は

    三
    人
    の
    日


  だとすれば
  わたしたち
  春になると
  ぶんれつし
  音がすれば
  せきを ....
足元が見えないと

距離感間違えて

くじけちゃうよね


だから僕が君の足元を照らすよ



君がどこに立っていて

何が周りにあって

誰が側にいるのか

ち ....
         160219
うんこらしょ
いつもの掛け声がします
それを合図に我が家では
テレビのスイツチを入れます
朝のニュースが見られます
タイマー付きのテレビってあったかしらと
 ....
まどろみのなか
遠いむかしに別れた
あなたが耳元で囁いた

「今までごめんね」

咄嗟にあなたを探したけれど
シーツの乾いた音がしただけだった

また
さよならも言わずに

* ....
あるのはわかっている
けれどみることができない
ちょうどすりガラスを挟んでいるように
いつかもこんなふうだった、と
ふりむいてみたところにもすりガラスがあって

なめらかなさびしさのな ....
忘れられた町に
明かりがともり始める頃、
決まりきったいつもの動作で
鍵盤の蓋をあけた女の子は
機械みたいに指を動かした

悲しい音色を奏でたけれど
悲しさなど少しも感じなかった

 ....
乾燥麺のように乾いた心を3分で解きほぐしたいと思ったなら
ゴングが鳴るその瞬間には沸点をむかえていなけりゃならないはずだけど
「おいおい何だってまだ鍋に水もはってない?! 」
てゆかガスが止まっ ....
牛乳石鹸みたいな優しい匂い
ライブハウスに漂う汗と少しの寂寞
青いジーンズに浮かぶ少年のきもち

呼吸をするのと同じように
ミルクティーを飲むのと同じように
あなたは また 「彼女キボンヌ ....
ニュース画面に映る空はいつもあんな色だろう。それが青色だって即座に思い浮かべてしまうのかもしれないけれど、ふと気づけばもう夕暮れが終わりかけてる、なんて時もある。光が散乱された結果としての単なる色彩の .... 明日をまたぐ前に
あなたの足が邪魔なのよと
ひょいと飛び越えて
私はあなたのすべてを
分かっていたつもりでいたのね、きっと
白濁色になって零れてゆく
はみがきとマグカップとベッドと
近く ....
邂逅、一瞬  だからこそ、駆けようとするんだろう
邂逅、一瞬  だからこそ、綴ろうとするんだろう
邂逅、一瞬  だからこそ、描こうとするんだろう



邂逅
何よりも、誰よりも


 ....
何もかもが無駄だ
生きているだけ無駄だ

金遣いの荒さ 過食 苛立ち
そんなことはすべて無駄だ

わたしのやることなすこと
すべて無駄とおっしゃる方々
ならば私の生も
すべて無駄だと ....
キンタマ王子こと
キンタマ王子清介(38自称歌人)が
連続自称歌人殺害事件の容疑者として
栃木県警に逮捕された
12人殺害の容疑を認めている模様
動機については
ネットに投稿した自称短歌に ....
冬山で遭難したとき
テントの中で
抱き合いながら
絶対に生きて帰ろうねって
誓ったよね

お互いの身体の温もりが
生きる支えだった

救助されたとき
やった、生き残れた!という
 ....
もういまさら
なにをほしがってたのかも
言い出せないんだ
あのこの笑顔があれば

もうさみしい景色はいらない
僕はうまく出来なかった
うまく行ったほうでいいよ

カバンにたくさんの言 ....
   旧市街を突き抜けてみられる
       地平の群(むら)には
改築・新築の家並みが点在しはじめ
       地平の線(果て)には
   青い空の白い雲が・・・・・

       ....
カニの脳みそなら
酒のさかなにもってこいですが
私の場合、紙の脳みそなので
ぺらぺら、すかすか
シワひとつないのです

誰かが何かを書き込もうとしている
真っ白な紙に
紅ズワイガニの絵 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
引きこもりとロケットマンカマキリ216/2/20 16:44
ささなみフユナ316/2/20 11:56
ユラユラnonya18*16/2/20 10:30
色鉛筆 六信天翁016/2/20 9:19
大竹市夏川ゆう416/2/20 5:49
森の旅人ヒヤシンス7*16/2/20 4:06
4*16/2/20 3:14
まな板春日線香416/2/20 0:51
狼のように颯太@0*16/2/20 0:13
こいつら全員死んじまえば良いのにな花形新次116/2/19 23:40
月面はるな516/2/19 23:02
夕暮れ乾 加津也12*16/2/19 18:54
そういう人Lucy22*16/2/19 15:42
春が立ちあがる音/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ3*16/2/19 13:10
距離感幸絵016/2/19 9:39
春が立ちあがる音あおば7*16/2/19 1:08
夢に沈む前に ※(大幅修正)佐藤守016/2/19 1:04
ガラスはるな316/2/18 23:54
夕暮れ佐藤守216/2/18 22:19
沸点六度八分もり2*16/2/18 21:46
あなたへ中村 ながる116/2/18 21:41
きみを溶かしたら、たぶん空色になると思う。(ゴル投稿長考版)高橋良幸5*16/2/18 21:40
こいびと中村 ながる116/2/18 21:21
邂逅、一瞬一瞬一瞬komase...1*16/2/18 21:09
或いは遺書めいたもの天竺葵016/2/18 21:02
キンタマ王子清介、逮捕される花形新次016/2/18 20:30
nonke「よしおくん、きみに教わった」016/2/18 19:27
_竜門勇気116/2/18 13:53
色鉛筆 ⑤信天翁116/2/18 10:37
ペロペロキャンディー「紙の脳みそ」花形新次116/2/18 9:33

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