夏 熱苦しかった 公園の立木は
秋 身軽くなって
梢をより軽やかに おどらせている
 そして 庭木の葉先も
背伸びし終えて ほほえんでいる
野の鳥たちにむかって
招待状を提示するかのように ....
たいせつをさがしている
大袈裟でもなく控えすぎず弾力をもつもの

空は低いが僕の中にそれをおしあげる力があるだろうか
誰も風化しない星々も変化しないのではちょっと困るのだ

粘土のように塑 ....
雨が降っている、と 長い髪を翻して駆けていった


レティシア 君を探して見知らぬ夢をさまよっている
あれは君だったの 夢のなかでそっとくちづけをかわした


誰もいない図書室で本をひら ....
前に体重がかかっていますね
と 足型調べる靴屋さん

胸は反らせているはずなんだが
と わたし

町中を歩いて
ウインドウに映るわがすがた横目で眺めれば
なんと言うことだ
前屈みでせ ....
幻聴の群れに踏みこんで
足を進める
虫のように文字が ざわわ と逃げて道をあける
体が重いから ゆっくりと行くしかないのだけど
ときおり腕をかすめたり
耳元で ぶうん と羽音がしたり
その ....
秋風に
揺れる紅い葉
揺れる想い
風と共に
飛んでいけ
キンタマが
羽毛で覆われていたら
蒸れてインキンに
なるだろう

それでも
空を飛べるなら構わない
キンタマ羽根を
思いきり広げ
太陽に近づいて
燃え上がりたい
燃え尽きたい
 ....
夜が明けたら
真っ白の世界
魔法使いが杖をひとふり
呪文を唱えた
犬は喜び 庭駆けまわり
猫のあたしも
心躍る

歩道橋ですれ違う子どもはみんな
いつもよりはしゃいで見える

い ....
よちよち歩きで
私がいなきゃ
すぐ泣きじゃくってた
心が
ときどき
足の裏へ逃げこむ
歩くたび
きしり きしりと
痛む

つま先まで
しびれさせてよ
私の心を
呼んで ....
天気予報を見ると、日本のどこかに雪のマークがついている。ツンとした空気の真ん中で、息を吐く。するとその音が思いのほか大きくて驚く。あったかい毛布を肩にかけ、音楽を聴く。ロックを。できるだけ明るいロック .... 天井は高く
空も高い

搭乗のアナウンスは
行き交うスーツケースと人ごみに
まあるく
反響する

この(ゲート)までは
誰でも爆発できます
この(ゲート)からは
*****だけ爆 ....
風邪を引いて
鼻水が止まらない

あいきゃんとすたっぷざのーずわーたー

なのだ

そういえば
オボちゃんどうしているのかなあ・・・
聞くところによると
高田馬場博士の資格を剥奪さ ....
            151126
稚内から
26時中
わからないから
浮かない顔して
雪虫を眺めてた
あれは15歳の時だった
ナンバー87はと問われ
78ならば受信用5極真空管
 ....
まず初めに断っておくが、腐っている
腐って嫌な臭いを放つ50男
それが俺

今日は仕事が休みだったがやる事もないので朝から映画を観に出かけて見た
ロバート・アルトマン、ハリウッド的映画を撮ら ....
ぼくは錬金術師のように
黄金を創ろうと必死になっていた
銅に銀と錫に亜鉛を混ぜて
ローズマリー・パセリ・タイム・セージを加え
そして 少量の胡椒とカルダモン

青い炎で炙れば
黄金色の合 ....
晩秋の黄昏に
チェロの響きが肩に渦巻いて
痩せた胸を抱き包む

明日の朝は
この曲を聴きながら
ベーコンエッグとトーストにイチゴジャム
そして濃いめの珈琲を啜る

そのバロックは
 ....
久々の早帰りに
電話の向こうで
妻が文句をいう
冷凍庫は貴方が
イッパイにした
妻の激流止まず
僕に記憶はない
何ということだ

酔った勢いから
楽天市場の散歩
記憶に無かった
 ....
逃れ去っていく逃れ去っていく記憶の
その核心を掴もうと
広がる鉛の海を泳ぐ、泳ぎ続ける
 
 失われた煙の花と団欒
 終わった関係と更地
 虚脱の時を刻む秒針

静まっていく静まっ ....
昼間なのに薄暗い
秋なのに寒すぎる

勝手だね
だれに言うでもなくつぶやいた
少し後ろめたいから
そっとふたをする
私の過去に
いつのまにか 
齢(よわい)は噛み砕かれ
おカネが 卒寿の勲章をたずさえて
ころげこんだ
おひとりさまのふところに・・・・
このうえの無い因果となって

あぁ 
ことしは冬将軍の目覚め ....
ひとりでラブホテルに行って
誰かと誰かの残り香で
愛の詩を綴ってみたい。
四六時中うかない顔した彼女のユウウツ
半分コにしてあげたくって
ニロクジチュウってことばを編み出した
けど昔むかしはそれが当たり前だったなんて
これはどうしたって一日中なんだわって思ったね
 ....
私は透明なので
みんなとの楽しい雑談に混ざることもできない
私は透明なので
誰かに親切にしてあげることもできない
私は透明なので
どんなに困っていても誰にも助けられない
私は透 ....
誰もが自我の紐をとく
雨の夜に
垂れ流された意識の濁流に
気が触れんばかり

眠ってしまえば
自らも紐をとけば
無意識という堤防に
守られてしまうのだろうが

垂れ流された意識の濁 ....
本当に勝ちたいものは
他人なんかじゃないんだ
本当に認められたいのは
他人になんかじゃないんだ

自分が自分の最大の理解者
そうであったはずなのに
最近どうも様子がおかしい

自分が ....
他人の若さなんてものに
打ちのめされる気などしないよ
若さは時として拙さ
若さは時として無知
だから打ちのめされたりなんかしない
そう信じていたんだ
そう信じていなければ
自分の老いに打 ....
道々拾うそれらはどれも
純度の高い結晶だから
とても効き、沁みる
わたしは決定的にまだ、
持っている 家路 を{ルビ長靴=ちょうか}で踏みしめる
たどり着いて(そして孕む、卵のかたち)
ど ....
君の心の中のスナフキン

最近のロックンロールは もう終わってるわって言って
彼女はいつまでも 古ぼけた時代遅れのCDを回し続ける
その間にも 砂時計の砂はどんどん覆い被さっていって
何とか ....
生きづらそうだねと言われる度に
小さな箱に押し込められるようで
そんなことないって言えない彼らの善意に
大丈夫って言えない自分の弱気に

例えば生きづらさで紙幣数十枚損するんだったら、預金通 ....
アパートメント二〇二の壁の裂傷
フラグメントの終焉と彼女の吐瀉物
ポリスの出動はいつでも間に合わない
彼は絶望の寝床にうずくまったまま
ダイヤルの記録は悲鳴のような声ばかり
テー ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
光のまつげ ⑤信天翁515/11/27 13:41
たいせつの歌梅昆布茶20*15/11/27 13:26
レティシア 青い花を探して石瀬琳々9*15/11/27 13:23
前屈み ー歳を取るとはこういうことか8ーイナエ15*15/11/27 11:49
幻聴無地4*15/11/27 2:54
秋風に薫子015/11/27 2:02
キンタマ王子、私に羽根があったら花形新次115/11/27 1:11
雪が積もってLucy14*15/11/27 1:07
どこからともなくやってくる一枚の葉書もり2*15/11/27 0:11
20分の儀式ユッカ1115/11/26 22:33
ゲート[group]高橋良幸215/11/26 21:00
キンタマ王子、応用する花形新次015/11/26 20:10
ニロクジチュウ、ウカナイあおば9*15/11/26 20:00
ドリフ大爆笑2015六九郎1*15/11/26 18:39
審判レタス415/11/26 18:36
Bに捧げる朝食915/11/26 18:02
冷凍庫6*15/11/26 17:04
寂寥〇平静たけし5*15/11/26 15:44
身勝手朧月415/11/26 14:31
風の舌 ⑤信天翁215/11/26 11:25
無題余韻015/11/26 9:49
ニロクジチュウ、ウカナイ/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外.9 ...こうだたけみ4*15/11/26 9:28
透明人間葉leaf115/11/26 4:58
無題(仮題:意識)天竺葵115/11/26 4:08
ほんとうは015/11/26 3:40
打ちのめされることなど115/11/26 3:30
冬のあしたもっぷ7*15/11/26 1:35
君の心の中のスナフキンitukam...2*15/11/26 1:31
生きづらいあなろぐ時計215/11/26 0:48
すべての夜は悲しみの膝元にありホロウ・シカ...5*15/11/26 0:48

Home 戻る 最新へ 次へ
1457 1458 1459 1460 1461 1462 1463 1464 1465 1466 1467 1468 1469 1470 1471 1472 1473 1474 1475 1476 1477 1478 1479 1480 1481 1482 1483 1484 1485 1486 1487 1488 1489 1490 1491 1492 1493 1494 1495 1496 1497 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.03sec.