しじゅう痛みのなかにいて思うのもむつかしい夜には、すきま風でもありがたい
手を離せばかんたんに瓶は割れてしまうが
手を離すのはかんたんではないのだ
いつかした夜のようにからだを集めて、
で ....
土中を這い回る魚にように
生への違和を拭えずに
代替の作法は理由も示さず月と太陽の間を追い巡る
成就することこそが必要だとは言われぬが
影法師のような慈悲が
朧げな輪郭を保って半身の羅針盤を ....
あの虹は君に向かって架かっているのだろう
消えないうちにクルマを飛ばせば逢えるのかもしれないな

幸せの音がたぶん鳴っているんだろう
庭には綺麗な花が咲いてコドモが唄ってるんだろう
とき ....
雨が降る音がする
雨は嫌いではないけれど
秋の雨はなんとなく
もの悲しくて‥
貴方を想い出して

窓に叩きつけられる
雨の音は まるで
私の泣き声を
かき消すように
リズミカルに窓 ....
ばくは水晶の瞳を手にいれたのだろうか

急行列車に窓を映した彼女の瞳は透明すぎるほど

ぼくは息をそのままに飲み込んだ

枯れ葉を映し

住宅街に戸惑いながら

彼女の瞳は

 ....
ギョウザを食べる
肉を食べる
夜まるごと食べる
辛口の女 飲み干す!!

レスポールかきならす ナッキンコール
渋めのピアノが しゃべくりだすぜ
数珠つなぎの オ ....
彼らは
魔法使いとして
法王から除外されて
いたのだが
領主たちは
彼らの可能性に期待を馳せた

彼らの功績は
黄金にまごう真鍮となって
いまでも生きている

パセリ・セージ・ロ ....
ここに、
確かにあなたはいた。
そのとなりに、
確かに私はいた。
ふたりはずっとこの町にいた。
けれども今では、
誰もあなたを知らないという。
私たちはこの町の片隅の
ちいさなマンシ ....
太陽が現れて、眩しい光が差し込む
  水面に揺れる地平線
  蒼く染まった頭上から

    歴史を振り返ることなく
    生活を語ることなく

  背中には影
  光と同化すること ....
底の
底から
噴き上げて来る意思は
あなたが鳴らす律動旋律と溶け合い躍動し出す

ターコイズブルーの湖を泳ぎ切り
独り立ち上がって来るあなた
叫んで叫んで叫んで
私たちは岸辺で交わり沈 ....
ただ
あどけなさにいた季節
純白と翡翠の子守唄
濡れた温度が優しくて
秘密の杜で
穏やかだった
毒の甘さを知らぬ頃

未通女に柘榴を差し出したのは
楽園の蛇だったのだろうか、未知 ....
緻密な計算が 苦手だったから
ソロバンは スケボー代わりにした

奥まで覗き込む眼鏡で
見定めたくない存在まで
認めなくてはならぬ未来を
連想したくはなかったから

ガラガラと ....
どす黒い雨雲が一面に立ち込め
大粒の雨粒が天から涙のように流れ出る
そんな日に太陽が一瞬顔を出す

今日もどこかで誰かが死んだ

海も空もセピア色でできた世界で
どす黒い雨雲の割れ目から ....
きみは静かにほほえみながら
南からの光りのなかに居た
からだには何もぶらさがってはいない
つながっているものはない
上質な羊毛のセーターが似合う
淡いベージュの英国製
スリッパなど履いては ....
古文漢文赤点連発の
キンタマ王子は
それでも自称歌人の面目に掛けて
自分が史上最高の
文語の使い手であることを
証明するのであった

その歌がこれだ!

タルタルのソース入れたる樽ひ ....
火葬場の扉の前で 父を見つめてる。

広い部屋が 寒くて 凍えてる。

「ありがとうございました。」と頭を下げながら

釜に入る 棺 見送った。

燃える炎が 父を包み 

大きな ....
チャイムを無視した昼さがり。

おひさまにちかい

屋上フェンスの脇。 


ねぇきいて。 

わたしはすこし、

ふつうじゃなくて、

だからくるっていて、

こころが ....
鋼鉄の鎧が
にぶく光るのを見たか

青く濁った
異次元が
ゆがんで
その先に
銀色が
にぶく光るのを見たか

かっと開いた
漆黒に
あっという間に
呑みこまれ
あっという間 ....
天体球技に魅了されて
果てしない喜びと乱舞に満ちてゆく

青や赤や白や黒の星々のゲームは留まることなく
終わらない試合を続けている

ぼくの歓声はまるで黄色く変色しながら
球体の行く先を ....
今 何時かな
早く 仕事終わらないかな
お客さん あんまり来ないでほしいな

チャリンチャリんと 千円札が飛び交う
万札なんて 出てきたら 「センパイ助けて~」
休憩しますよ
 ....
オナニーのやり過ぎで
右手首の腱鞘炎になってしまった
キンタマ王子は
医者の
「オナニーを止めないと
手マンが出来ない身体になるよ」
との診断結果にも
オナニーを止めるぐらいだったら
 ....
いつも見ていたわけじゃないのに
あなたの笑う顔がいくつも
僕の頭のなかにいっぱい
映っている

明日はきっとうまくいくから
大丈夫よとあなたの声が
聞こえるわけないのに
響いている
 ....
君って綺麗すぎ
いちいち伝えずにはいられないほど


君っていじらしすぎ
いちいち伝えずにはいられないほど


君ってかわいすぎ
いちいち伝えずにはいられないほど


君って芳 ....
ラパパンパン
ラパパンパン

世界はラパパンパン
君はラパパンパン
僕にもラパパンパン

出会いはラパパンパン
大切なラパパンパン
友達とラパパンパン

愛してラパパンパン
朝 ....
お金をたくさん持っていたら
幸せになれるらしい
欲しい物は何でも手に入り
苦労や不幸にはならないと言う
私はお金はないけれど
欲しい物は何でも手に入らないし
苦労はしてるけど不幸じゃない
 ....
何者かはわからない
狐のお面を着けた
誰かが
ぼくをじっとみつめていた
紅い鳥居の陰から
何かを呟いている

よく聞こえないので
誰なの? と
聞いてみると
ぼくだよ
と応える
 ....
きれいな人が 大きな昆布の束を抱えて
ピアスの石が イルミネーションに煌く
街のざわめきの中で 抱えなおした昆布の音が
雪が舞っている 北の海の潮騒に重なる


あたしは帰りに寄ったス ....
三角が重なりあって
巨大な円になる
深海に夢をみるアンモナイトたちは
そろってそんな夢をみていた
彼らの正体は遠い宇宙からやって来た
謎の生命体だったのだ

その生態は人々の背中に宿り
 ....
むすう 雨のひとみ むすう
ひとみ むすう 雨のひとみ
カラダジュウ盗ミダシ 
セカイジュウ目隠シ 死 テイル
そらしろに朱鷺は繋がれ
止めどなく開き未知は流出 {ルビ視=シ} て
縫い付 ....
柱時計
二つのイメージ
振り子
時を知らせる低い音
ぼーんぼーん
微睡みながら揺れを見ているんだ
ずっとずっと
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
すきま風はるな315/12/4 0:17
回帰由木名緒美13*15/12/4 0:16
あの虹は君に向かって架かっているのだろう北大路京介1315/12/4 0:02
薫子115/12/3 23:47
水晶レタス115/12/3 22:33
『JAZZ ROCK』座一215/12/3 22:31
錬金術師レタス415/12/3 22:15
あおい満月6*15/12/3 22:01
太陽鷲田415/12/3 21:33
キリストたけし7*15/12/3 21:13
ユニコーンレモン15*15/12/3 15:32
解像度藤鈴呼1*15/12/3 12:04
雨の日の青空4*15/12/3 8:33
あしたもまた相変わらずに詩を書いてそしてもっぷ415/12/3 8:28
キンタマ王子、死ななきゃ治らない花形新次115/12/3 8:17
2015年1月19日。(イルカ・なごり雪替え歌。)梓ゆい2*15/12/3 4:03
雲のかたち朔 水415/12/3 1:44
アカメ北村 守通615/12/3 1:22
宇宙競技レタス415/12/2 23:55
『自営業』座一5*15/12/2 23:34
キンタマ王子、機械の手になる花形新次015/12/2 23:34
水晶のレモン北大路京介1015/12/2 22:39
君って総体はkomase...2*15/12/2 22:32
ラパパンパン北大路京介515/12/2 22:26
お金はないけれどリィ4*15/12/2 22:21
異体レタス6*15/12/2 22:03
グルタミン酸藤原絵理子13*15/12/2 21:58
重力幻想レタス4*15/12/2 21:47
閃輝暗点コレクションただのみきや13*15/12/2 21:08
長い廊下で木が軋み秋也115/12/2 20:43

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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