人気研究グループSTAPの
分裂説が囁かれている
STAPの育ての親と言われている
生化学研究所の竹井教授が
現世から
独立するのを期に
メンバーも一緒に
連れて行こうとしたところ
....
その真っ直ぐな瞳は
傷つきやすい
その優しさは
寂しさからだね
強くなりたい
君を守りたくて
君は僕に幸せをくれるから
君の寂しさを
全て奪 ....
人伝に聞いたよ
他人の事ぐだぐた言って回ってるんだってな
今更どうした
ずっと関係ない者同士で生きてきたじゃないか
いつも通り
上司に媚でも売ってろよ
貫いてみろよ
お前の中の正義っても ....
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え
死を前にして、死を前にして
外界 銀に照り映え在る
純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る
....
夢の中でのひとときを
まるで本当のように感じる
海を力なしで泳いで
えらで呼吸しているみたいに
大人に反抗している
とにかく不真面目だと感じて
理不尽だと嘆いてみせる
泣き叫ぶことし ....
蒔きに行く
東へ 東へ 東へ
蒔きに行く
西へ 西へ 西へ
蒔きに行く
南へ 南へ 南へ
蒔きに行く
北へ 北へ 北へ
....
馬鹿
光には彩りがあって
少し暗い方がよくもてると言う
髪をとかして君に見せたい
新しい髪型、流行りのアクセサリーで
僕は馬鹿になりたい
電車を待っている時
線路に飛び込む君の姿 ....
スーパーで
里芋 大根 葱 人参 牛蒡 コンニャク 油揚げをカゴに入れ
最後は豚バラを見定めて
鰹節と煮干しの出汁煮込み
信州味噌を溶き
妻に捧げる一椀の思い
のどを通らないのはしょう ....
街のはずれの廃校の廊下に気配の何すらもなく
ただ一枚の絵が残されていた
おさなさのめいっぱいの「四年三組」そして名前そして
描かれている 理由のないふうを装った
それは遺言だった から、
割 ....
溜め池の波紋が大きく揺れた
葦原に身を隠してはこちらの様子を伺っていた餓鬼どもが小石を投げ入れたのかと思った
そうか、いつまでも泣いてばかりは居られないのだ
ここから先はこの御玉ヶ淵に架 ....
市場にでる
にあたり 街を
出る 市場に 入る
綿菓子 出る 市場に
売られるためのカードの裏に
小さな指先を 街を / いかないで
この空 声 覚えている?
この声!
イ え
いいえ
それは
ない
いえすさまの
したさき
きっさきの
よう
いいえ
いえ
い
それは
そ
れは
きっさき
の
うえの
さかの
とおい
....
自分が言ったことで笑う
周囲の苦笑いや無表情をよそに
強いて言うと
あんたは
そんな感じですな
ゼロです、ゼロ!
糖質、プリン体以下です!
ロストワールドで
宇宙空間に ....
しろい板の上に
まばらに わたしたちは穿たれ
見つめていた 雨だれが いつの間にか
うすぐらい煙に変わっていくのを見ていた
わすれていった 哀しみもいつしか 草叢の ....
熟柿の臭いにおぼれる眼底
海の深み遙かに沈んだ蓚酸の
記憶がこみあげ喉を焼く
都会の底をさまよう脳が
見上げた夜空の淵に
人魚の嬌声が泡立ち
怒りで放った銛は
領巾にから ....
断章として出会う
わたしたちは
繋ぎ合わされた
死に往く者の断片として
齟齬と違和で腫れ上がりながら
ひとすじの清流であろうとした
二人の詩人
....
ぽつりぽつりと歩いてゆけば
やがてはいつもの食堂にたどりつく
今夜はどうしても
揚げたてのカキフライ定食が誘う
おかみさんにタルタルソース多めに頼み
大相撲中継を観ながら
カキフライの揚が ....
ゆりかごに横たわる
緑児の口元に
朝霧のように蟠る
言の葉の胎児たち
邪気の無いむずかりは
苛立ちか歯痒さか
未生の語彙が萌え出ようと
口蓋をくすぐっているのか
まだ意味を ....
君の指先の温度を
以前触れて測ったのに忘れてしまった
まだ火のついた吸い殻 逆再生される夢
千円札は五百円玉二枚にはならないし
五百円玉二枚は千円札にはなれない
....
才能がありそうだな
という人から辞めるか
投稿しなくなって行く
今ではコンスタントに
クソごみを投稿する
奴ばかりだ
下手すりゃ一日に
制限一杯してくる奴もいる
(代表例 キンタマ王子 ....
日常風景の只中に、立つ
そこを掘るべし。
――{ルビ足下=あしもと}に隠れた、天への通路。
*
(君の投げたボールは
君に返ってくるだろう)
*
昔々、葉蔭の下 ....
川は下って
海ひろく
道を登って
山たかく
北上するのは
雲のおび
南下してゆく
風のまま
力動の間に
生きてる
実感
不動の時を
畏怖する
直観
消えてしまったよ
いくつも重なっていくうちに
それらは透明になって
ゆらいでいるのさ
何処かへ
風はすがた無くすすむ
僕の体温をひやしながら
斜めにばかり向かっていく
もうなん ....
押し寄せる悲しみに
何もできず
声をなくした青い鳥
飛び方さえも忘れてしまった
本当に失ったものは何?
声?
飛び方?
それとも
いつも側にあった
....
晴れた空が広がっているのは
誰かが空に感謝を投げたから
海がいつまでも青いのは
誰かが海に感謝を流したから
「ありがとう」は持続する響き
どこまで遠くへ行っても決して衰えない
....
武蔵野の林に分け入り
小鳥のさえずりを聴きながら
止まった時計を垣間見る
足と手のひらが石化する夕方の不安から逃れ
商店街の何時もの食堂
今夜は大盛の鯖味噌定食にたっぷりとした豚汁
俺はた ....
真夜中の吉野家には
わけのわからない親爺が一人
何かを呟いている
苦役の連続で
おれは特盛に玉子をふたつ
紅生姜を盛り
ただただ牛丼をかきこむばかり
夜中の視線に注意して
俺は ....
この時間
どこを歩いてみても
ラーメン屋はやっていない
乾燥したファミレスが灯りを灯しているだけで
目的のラーメンは何処にもない
彼らもきっと眠いのだろう
けれど
キツネ顔のチャルメ ....
財布を眺め
躊躇する
最近の鰻重は
札束を散らしたようで
食指がどうにも動かない
想像の中では美味いはずなのに
ぼくはただ口を閉ざす
それでも妻はネットを舐め回し
美味そうな店 ....
これは引退した松井から直接聞いた話しでもなく誰かしらのフィクションなのだが
本人が引退を決意した翌日の練習は鬱蒼とした曇り空で自分の打った打球が運わるくネットの角に当たり金魚飴のように跳ね返った ....
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