私たち、もう一方的に
憧れるのでもなく
憧れられのでもなく
与え与えられ響き合い
ただそれだけを求め逢う




求め過ぎ
いつのまにか
押し付けて押し付けられ
お互いにせめぎ ....
君は淡いたそがれを纏って
窓にもたれていた
蜃気楼も虹も流星も
いつか共に見たその窓

その面影が
いまもこの部屋を染めている
君の言葉の記憶が きれいな水の雫のように
滴り落ちて 私 ....
思えば 私。逃げ出したい と そうだ。膨れた肚は答えないで。それには また、うわ言の場所は土を掬う度に、まるでグラスの何方かは 無力さを象徴するように混ぜて置いた。

 計画。――なんていうだろ
 ....
*


なんとはなしに眺めていて
思ったのだが、
このなんでもない
あたりまえの数式を
はじめに考えたものは
偉大であったのだと思う。
はじめにつくりだすことが
いか ....
あなた 私のこと 知らないでしょう

知らないで ただ私の話 笑って聞いているのでしょう

いま 笑っている その隙間に どこか遠くをみているの 私しっている

あなたの 薄っぺらに聞こえ ....
ミッちゃん今日はオシャレさんねえ
と言われて、わたし、いま、飾り立てためんどりの気分
髪につけたピン留めをとっさに外した
何が動きであるのか

止まっているのか

いや僕の中にいるのだ

冷たくてチクチクする感覚

高いエネルギー

朝のちょっとした時間の

至福の時なのか、又は地獄の時なのか
 ....
じくじくと膿んだ傷の中に次の一行があった、指を指しこみ痛みに悲鳴を上げながらつまんで拾い上げると血で汚れてよく読めなかった、苛立って声を上げながらシャツの裾で拭くとどうにか読めるくらいにはなったの .... 草むらかきわけて
棒をしゃぶり倒した
俺達に明日はなかった

空は
晴れ渡っていた
六月の木漏れ日のなかで

いちばん得意な遊びは
棒遊びです

モットモット 遊びをしようよ
 ....
ああ、月がきれいだ


それだけで

すこし気分がいい
時間を搾り取られてスカスカ
残ったカスを貪るように使う
こんな詩あんな詩書いたり
生活に必要な作業をし
時にはテレビやスマホで浪費して
残りで眠る

やりたい事を好きなだけ
やりたい時 ....
きんもくせいの
ほんのりとかほり
やはらかしっかりと
秋のにほい染み込ませ

 漂い始める大気の最中
  ゆるやか解けながら
 四散していく意識の慄き

思考や感情や意志や感覚や
 ....
さくばんは上手く眠れず
今も脳の中の一部は眠っているようさ
今日は原付バイクで
職安に向かい
医師の意見書の書式をもらってきた
職安の外へ出て
コンビニで休憩していると
雨が降り ....
爪を切ろうと思い立ち
爪切りを探す
スフレを焼こうと思い立って
泡立て器を探すように

引き出しの二番目
わたしを待っていたかのように
すぐに見つかった
それは切った爪を受け止める装置 ....
 草上に敷いた薄水色の布へ、サンドイッチとサラダを置いたまま、わたしはときどき長い草や砂利に足を取られつつ、川の近くへ降りていった。川と草の境目で、ぐらつく石にのるわたしへ、あなたは、手を振った。振っ .... 私という存在は

水面を浮遊するカゲロウのように

不確かな命の現象なのです

帰る処はありません

やがて透明に吸い込まれてしまうでしょう
 

夢ふたつ
困ったものです
選べない

ひらかれた世界は
ありがたいと想う
たとえば自由だし
たとえば平和だし
たとえばしあわせだし
たとえばこのままでいいと
想えるし ....
なに、熱くなってんだろう
生まれて死んでいく、それだけなのに
なに、熱くなってんだろう?
炊き立ての米、膨らんで ムギュッとお口に入る
その感動、その感銘 それも怒りの、原動力
なに、熱くな ....
思うべきことを考えずに
どんなことができるのかと 一人
名前の知らない川を見る
今も 何かを問いかけながら


冷蔵庫の中に入れておいていたのは
昨日スーパーで買った 見切り品の鮭弁当
 ....
ただ静謐の中で、君にまた逢いたかった

にぎやかな夏を脱いで、その素肌を
少し無防備にさらされて
寒くなってきたね
そうだね、君の隣はずっと夏だけど
なにそれ、嫌味?
いや、賛辞
我ら ....
涙の夜に沈んでしまいました

何かを伝えようにも声がでません

銀盤の月だけが頬笑みをくれました

冷えた肩を抱き締めながら

暗い{ルビ闇路=やみじ}をたどります
干枯らびた思い出
握り締め過ぎて砕いた

一日が終わって次の日が来ても
昨日までを枯らしてしまう

何があったかな
あったけどどうだったかな

生きていることが
不思議に思うんだ
 ....
ヒトは誰しも欠落に
何かを詰め込み生きている
だが欠落は永遠に
埋まることなどないものだ
詰め込んだものはこぼれ落ち
どんどん次を詰め込むけれど
次から次から落ちていく
結局心はからっぽ ....
冬の兵士達の隊列続き凍り付く恐怖に郷愁の感情麻痺し
灼熱の貴女の胸に投擲した憧憬の念の次々燃え尽きまた投擲し
高くなる空に濃くなる青に密やかな恋慕を抱き自らを見入る、

 鎮まる静かさに ひと ....
島があった。日本では魚釣島と呼ばれている。荒涼たる海が広がっている。ざわめく、怒りやすい海であった。 ざわめいているのは海ばかりではない。この島をめぐって日本と中国は緊張をたかめていた。

火蓋を ....
あの頃のぼくたちは
激しくて とても激しくて
激し過ぎて
互いに深い傷をつけあったね

きみはとても純粋で
長い黒髪が似合っていた

ぼくは酔って想い出話しをすると
きみは少女のよう ....
海の底、そこに思い出の全部を置いて
秋の風、切なさが頬をかすめる
設営された映写館
新しい貴方の仮想的根拠は
有償ではなくて
条件なんてないよ
ただここで抱きしめられて
胎児みたいに眠る ....
葬列 ものくろのいしを蹴る
切実な詩情など、草々

皮革の風船が、このようなとき、ひろった
カベに貼り付いている過去に魔法がある

レプリカのあかり ナルシスの鏡
鳴り止まないベ ....
メッツ対ドジャースの試合
ロサンゼルスのスタジアムでは始終大歓声が飛び交う

テレビのこちら側では
昨日の飲み会の続きで
朝から乾杯の手が幾つものびる

千賀が登場しても反応薄く
大谷 ....
キキョウの花弁、
染める青紫
 、
沈黙の一音
凝縮され、
見る見る染み渡り拡がりゆき
あゝまた段々と色褪せては
色付き輝き湧き出で来る

此処に貫かれて居る力、
異様に哀しくも歓 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
五行歌、Soul Loveひだかたけし5*24/10/17 17:18
窓のある日々塔野夏子3*24/10/17 10:24
おもえば、わたし。うつわにしづかあらい4*24/10/17 7:55
数式の庭。原型その2田中宏輔12+*24/10/17 0:29
知れshari3*24/10/17 0:11
めんどり3*24/10/16 23:59
指の動くままに_04Hose E...224/10/16 23:49
命のすべての闘いにおいて俺が語ることはホロウ・シカ...3*24/10/16 22:14
レインボウおまる6*24/10/16 20:40
めもうし524/10/16 19:26
渇望9*24/10/16 18:53
金木犀の秋に生きひだかたけし5*24/10/16 18:00
田中教平/K...7+24/10/16 15:12
爪切りそらの珊瑚8*24/10/16 13:22
帰るべき家パンジーの切...724/10/16 9:46
五行歌  虚ろレタス9*24/10/16 9:44
しあわせ秋葉竹224/10/16 8:27
なに、熱くなってんだろう鏡文志3*24/10/16 7:57
秋の風景番田 324/10/16 1:50
未熟さのバター焼きトビラ3*24/10/15 23:19
五行歌 哀歌レタス9*24/10/15 21:34
alive7*24/10/15 18:43
日々之空虚天竺葵224/10/15 18:39
狭間の想いひだかたけし6*24/10/15 17:35
太陽の季節おまる3*24/10/15 12:28
きみにレタス6*24/10/15 9:21
タイムシフタートビラ3*24/10/14 22:20
とまとひとはここのねだんあらい4*24/10/14 20:00
群像5*24/10/14 18:26
ひだかたけし4*24/10/14 18:19

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