梅雨の隙間のヘドロから
      カルマがしみでる
         にじみでる  
そのとき 救急車のサイレンが
         渦をまいて
         たちのぼる
 ....
風の呼吸を収めながら
それぞれの名前を秘匿して
土地たちは意識とともに流れる
あの土地は国に買収された
登記簿に線は引かれても
土地はどこまでも継ぎ目なく連続する
あの土地には津波が襲 ....
静かな月光が滲む
拾ったナイフを見つめ
足りない温もりを
少年は花に求めた

時雨も流せぬ
肌の色と紛争の過ち
引き離された二人を
写真が繋いだ

あの広すぎる夜空に
未来を覗い ....
25XX年 過去へのタイムマシンに 乗ろうとしている
宇宙ひもを利用した       ロケットだ

過去へいくのは         未来と違い
法律の規制がある        たとえば
過去 ....
午後三時の静けさ
午後三時にコーヒーを飲む

落ち着く心
コーヒーの香りが漂い
柔らかな空間を作る

苦味が強くても
砂糖の甘味が和らげる
飲みやすくなる

コーヒーの香りが好き ....
自分に一体何が出来ると云うのだろう?

夏の青空、積乱雲を見上げて思う。

自分に一体何が出来ると云うのだろう?

真夏日の熱風に晒されて思う。

出来ることと言えば、そうね ....
転勤してから3か月が経った。仕事の質も量も変わったし、生活環境も変わった。それよりも、私は詩をあまり書かなくなった。インスタントに詩になる題材などいくらでもあるのに、それは言葉として、表現とし .... 銀の糸が風に流れる 濃いブルーの闇の色
僕の心を締め付けるように 君の悲しみを癒すように
夜空の仕組みを教えておくれよ

夢想花の香りは シルバー・イメージ
冬枯れのホールは チーク・ダンサ ....
まぶしい半袖たちがはしっていくので
道が喜んで反射をする
かつてわたしも制服をきていたが
この道はくすんだように黙っていた

もうしばらく前のことになるので
よく覚えていない
駅 ....
理由も無く前に後ずさりたい
見えない心をへし折ってやりたい
空をふかく深く浮かんでいたい
海をたかく高く沈んでいたい
誰か教えて欲しい
意味と価値を
意味があるから自分が何かをしている訳じ ....
艶めかしい肌は
指の腹で軽く抑えると
水が溢れ出しそうなほど

貝のように整った形を成した
耳に後ろから息を吹きかけると
肩を竦めて首を傾げる

華奢な爪先の繊細な小指は愛惜しく
食 ....
第20回TOKYO ポエケット に出品参加します。

日時:2016年7月10日(日)午前10時から午後4時半
場所:両国 江戸東京博物館1階会議室
ゲスト:カニエ・ナハ、川島むー
 ....
海岸線に沿った国道を二人歩いた
何処まで続くのかおれは知らず
お前が指さす方向を
トボトボと歩いた

波濤に向かい立つ釣り人の釣果は
50㎝ほどの石鯛だった
豪勢な食卓を飾るだろう

 ....
あの夏
潮の香りが漂う蒼い夜に
渦巻く星たちに包まれていた
蘇る遠い記憶を手繰り寄せれば
遠くから潮騒が聞こえてくる
燃え盛る太陽は凍り付き
熱帯夜に線香花火が燃え落ちている
私は水平線 ....
      むせ返る 土曜日の落日前
       街なかの みすぼらしい 
       原っぱでは 飽きもせず
      黄ない喊声が渦まいている
          なんで そんなに
 ....
わたしに
猫の眠りをください

おもては雨が降っていて
いきものがあまやどり

どんな希望も絶望も
持ちたくはないのです
いまは

どうか
猫の眠りをください

長靴みたいな ....
風の吹く丘に立ち
君の帰りを待つ

腰の抜けた生活は辞めて
君のがっしりしたお尻に縋り付いてゆこうとおもう

触ると怒られるが大好きなヒップだし
もう怒った顔が可愛い歳でもないが
それ ....
私とあなたで奏でる音楽
あまりにも乱雑な歌詞と
荒々しいリズムで
全ての人達の反感を買った

自転車に二人乗りして
今日一日を生きる為に
破り捨てた原稿の山を語り合う
私はあなたの足元 ....
たしかに揺らいだのは僕だった。
苔生したにおいのするドレスを
ひらひらと泳がせながら
貴女の側に寄ったのは僕だった。
びっしりと生えた鱗を剥がすみたいに
貴女の過去を一枚、一枚
解きほ ....
ただあなたのことを考えている



きっかけのないノートの落書きがあなたに似ているような 、あてどもない
身勝手な線



だしそびれた手紙を机の引きだしにしまい
朝を待っ ....
会いたい
ただ会いたい
それだけでいい
ただ会いたい
ただそれだけ
それだけでいい
会いたいだけでいい
ただ
会いたい
ただ
それだけ
会いたいだけで
それだけで
いいけれど ....
君がお星さまになって10ヶ月
もう私の中で君は過去になってしまった
君がお星さまになる最後の数日だけが
君との記憶になったようで
思い出す姿は痩せた小さい君。
だけど不思議と
あの時の君は ....
日付けようのない、濡れた手紙でも
生きていれば、きちんとした
差し出し方を思い出せるという意味の
薄さ

わたしの指の腹で縁どられた
限りない不透明(のりしろ)
できあいの
夏の日の明 ....
君とぼくの
関係はとてもブルーで
誰も寄せ付けない
サファイアのようでいて
実はとても崩れやすい
硬度のバランスに生きている

ルビー色のカメリアが咲いたら
少しは暖かくなるかも知れな ....
ママは戦火の中で僕を生んだ
戦闘機の轟音が子守唄だった
気がつけばママは居なかった
僕は人殺しの道具で遊び
何時もお腹をすかしてた

僕等は戦争しか知らない子供達さ
平和なんて言葉も意味 ....
あぁ…
なんということだ
こんなになってしまって
君は渇ききってしまったんだね
ただ
残された救いは
石綿の包帯に包まれ
没薬の香りと
薔薇に抱かれて
暗い石室に
眼を閉じた
静 ....
むこうみずな青いちめんをあおぎ、すっぱいドロップを口に頬張る。すべりこみセーフしたかと思ったけど、アウトになっちゃって、セブンブリッジをダウトして、ドロップアウトだけはしたくないので、ドロップ .... 君が通りすぎたとき
羽根が一枚落ちた

真黒な羽根は美しく
光を放つほどだった

僕は心配したけれど
君は痛みを感じていなかった

僕が羽根を拾い上げても
君は驚きもしなかった
 ....
神経網が
少しずれて
自己は混沌の
なかに居た

可笑しなことが
次つぎ起こる
時間の前後さえ
あやふやに

脳信号の変電
神経系の情報処理の
あり方による
世界の在 ....
熱の青だ、光の熱だ、太陽の爆発だ!

何という日だろう
用水路沿いの緑、生い茂り
 艶やかてらてら
木漏れ陽、歩道の日陰に
 懐かしい余韻ゆらゆら
揚羽蝶、不意に眼前を
 華麗に舞い飛 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
蘭月(二)信天翁016/7/9 14:50
土地葉leaf016/7/9 13:45
美しい光たち颯太@1*16/7/9 11:42
過去へのタイムマシンst0*16/7/9 7:05
コーヒーの香り夏川ゆう116/7/9 5:53
飯を食い、寝て、そして。元親 ミッド2*16/7/9 0:38
沈潜葉leaf116/7/9 0:29
銀の糸星丘涙1*16/7/9 0:11
制服はるな216/7/8 23:58
ส็็็็็็็็็็็็็็็ส็็็็็็็็็็็็็ ...リィ3*16/7/8 23:10
そこな女坂本瞳子2*16/7/8 22:59
彼方からの手紙あおば1*16/7/8 21:02
海岸通りレタス2*16/7/8 18:35
思秋期星丘涙4*16/7/8 15:48
蘭月(一)信天翁116/7/8 14:54
猫の眠りやまうちあつ...216/7/8 12:51
花形讃歌梅昆布茶316/7/8 12:44
友情xx陽向216/7/8 11:28
金魚草梥本 サハラ116/7/8 6:28
来るものDFW 2*16/7/8 1:39
会いたい坂本瞳子016/7/8 0:46
レオ 21*16/7/8 0:42
日付けようのない乾 加津也5*16/7/8 0:03
レタス016/7/7 23:20
戦争しか知らない子供たち星丘涙4*16/7/7 23:09
木乃伊レタス216/7/7 22:52
彼方からの手紙阿ト理恵4*16/7/7 22:41
君の欠片坂本瞳子2*16/7/7 18:43
七年目の命シホ.N1*16/7/7 17:13
夏〇地球生命体(改訂)ひだかたけし416/7/7 15:51

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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