本を読む。(ほんとはいつも数頁でアウトなのだが)
たぶん脳のどこかの
マッサージぐらいには
なるのだろうな
「ヴェニスの商人」
「こころ」
「愛と死」
「二十歳の原点」
「 ....
憎しみが始まる
気づかぬうちに
理由も動機もないまま
操られ
私の敵は
君じゃない
君が憎むのも
私ではない
互いに見えないのだから
気にすることはない
なのに
君の ....
この手紙を書き始めて1年が過ぎた
あいも変わらずこっちは元気さ
そっちの調子はどうかな?
寒くなってきたから風邪ひくなよ
紅葉は終わり、冬の訪れ
そんなことを考えながらペンを握る
あぐらか ....
ぽろぽろあまだれ
跳ね蛙スローモーション
滲む文様から浮かんだ島
鳥に紛れ白髪女ひとり
永い束ねを千切る声震わせて
ふたつみつの影を漉く
ひと筆の青さもない
そら背負ってうみは来る
....
苦し紛れに 断食して祈れば きっと願いも叶うはず
街のダンナはタフガイで お酒で傷を治すけど
あたし 田舎のボンボンだから
風邪を引いたら ルル3錠 無理は体に悪いのよ
悪霊退散 十字切り ....
かつてきんいろの風渡る風景を持っていた胸には
いま寂寞としたはいいろのさびしさのみ置かれ
泉のなく息吹のなく色彩もない体温のない
さびしさのみ置かれ
帰りたいのに果たしてふるさとがない私、 ....
春だから
でしょうか
あたたかな風が吹いているから
でしょうか
何でもない小川の縁に
何でもない白い花を見つけました
白い花は
「それでいいんだよ」
と言ってくれているようでした
人 ....
柿の若葉が
さみしいかぎりの 裏庭で
卯の花月の かぜとひかりに
たすけられ
おいで おいで と
子すずめたちに
ささやいて ....
新緑の濃密な匂い、
開けた病室の窓から鼻孔から
身体中に流れ込み浸透し
消えていく消えていく、
鬼火の思念や感情が
そうして、束の間
囚われの身から開放され
新たに感じる振動スル思考 ....
春はまあるいのです
まあるくて秘密を抱えているのです
淡い色で揺れている わたしの胸のうち
やわらかくて抱きしめてしまいたくなるもの
それともきつく抱きしめて壊したくなるもの
....
からっぽの引き出しがとびだしてきた
むずかしいことはわからない
あそんでわらって
ころんでないて
つかれてねむる
ワガコのように素直になれたなら
きっと僕もなにかを得るだろう
怖いもの見たさで 近付いて
痛い目みることも 有りますから
気を付けないと いけません
子供のころ 公園や 学校を 彩った
メリーゴーランド
回転する 傘のような 形の遊具
「 ....
毒も刃もすべて黙って飲み込んだ
スーツを身にまとった私は甲虫のようだ
土地が変わっても仕事が変わっても
私は同じ種類の甲虫
羽をばたつかせても決して飛べない甲虫
スーツに滲んでいる様々な言葉 ....
あかあか てる
あかあか と てる
そら と
そらの みなかみ
かか
かか
なく かげに
そっと くび めぐらせ
母
おもふ
ものも けものも
そらみあげ
みな目鼻も ....
剛力の顔が好きなので
微妙なブスフェチであることは
否定しない
ちなみに黒木華も好きだ
しかも、二人とも
顔からして貧乳に違いない
あの顔で巨乳は逆に変だ
脱いだらショボいんです
に決 ....
朝起きたら
庭が暗く濡れていた
夜の間に降る雨は
私の代わりに
流された涙の様
その濡れた庭肌を
朝日が少しずつ
乾かしていく
自分を隠しながら
日曜日のある日
静かな坂道を 歩いていた 私の姿
そうすることがどうやら許されているようだった
緑を繁らせた 今はもう 花はそこにはない
桜の散った 木々をもう 見 ....
浅いひびわれができた
ベランダの三和土でみる
一匹の蟻
単なる散策なのか
それとも
餌を探すためなのか
まるで卒寿となった
おひとりさ ....
死は全てを呑み込んでいく、
奈落の底の虚無だ
魂は耐えなければならない
その恐怖を 独り乗り越え
名という名を剥奪された物質という物質が
肉という肉が己の魂を埋め尽くすだろう
正真正銘 ....
{引用=ゆれる、ゆれ、たちあがる、あわい、影に、
くるまれた、ままの、「わたし」の、身体は
ゆびさき、から受粉して 髪は緑にながれる
血が赤いという現実を、見捨てて、
血が赤かった ....
(星が過多に絡まる布を
ずっ、と引き摺って歩く)
祭りに群がる
こどもらの声
茹だり茹だる旋律の
真中で がぼがぼ溺れている
(乳の道をたどり
誰かが母に辿り着く)
私 ....
キツネはだぁれ
誰でしょね
ずんずん太い杉の下
真っ赤な鳥居をくぐっては
泣きべそ坊主の手のひらに
大きなドングリにぎりしめ
秘密の穴に隠しては
怖い妖怪きえてゆく
母さん ....
神は人の上に人を作らず
金は人の上に人を作らす
人は神に賽銭をあげて
金で買えない願いを求める
神を信じるために
金を信じてしまうなんて
その真紅は
鋭い棘で傷つき合った証し
我らは血にまみれていた
遠い
遠い昔から
我が家に踏み込んだ警官たちは
数多の太刀に息を飲み
驚嘆する
本能が叫ぶ
ブレ ....
何かあったら
真っ先にお世話にならなきゃならない奴が
偉そうに批判がましいことをぬかすのが
我慢ならない
今、このときも
援助なくしては
生きていけないくせしやがって
おまえだよ、おまえ ....
月を観なくなってどれくらいになるだろう
その光に照らされた満開の桜
あれからとうに十年は過ぎた
慈愛と悲哀を噛みしめて
水面を昇華させた日々
もうあの日は還らない
永遠の絆 ....
お前は就職どうするの?
お前こそ就職どうするの?
俺はバイトで計画しながら生活するよ
そんな言葉が飛び交う教室、
就職について先生たち、偉そうに饒舌
考えが甘いとばかり言われる
脅されパソ ....
魔法なんて信じてなかったのに
苦しくてお呪いに頼ってしまった
始めはルーティンの様なものだったが
でもいつしかそれに依存するようになり
呪文が身についてしまった
その魔 ....
はっきり言うと
働いて稼いでいない奴には
表現の自由もないと言うのが
正しい社会だと思う
脛かじって生きているのに
人並みに権利があると思ったら
大きな間違いだ
大人しくしてりゃ
目を ....
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