高らかに歌を唄う
人に笑われても
いついつまでも
唄い続ける
足蹴にされようと
蔑まれようと
私は歌を唄う
そうしたいから
私の歌は決して
騒音ではない
理解し ....
なんで僕には手があるんだろう
そのせいで物を食べなければいけない
そして箸を使って口に運ばなくてはいけない
順番を決めるときにジャンケンをしないといけない
文字を書かないといけない
トメハネ ....
他人の日記を盗み見る生活に慣れて
部屋の桔梗を枯らしてしまった
あんなに美しく思っていたのに
いつの間にか時間が軽くなった
ことで時に重みがあることを知る
あのはつなつのグラウンドの
....
薄い膜に守られ
厚い筋肉に守られた血液が
身体の中心に存在している
肋骨に覆われ
100年の鼓動を約束する存在の原点なのだ
西洋のハートは心臓型をもろに示しているが
この国ではおにぎり ....
明るく生きることは自分を失うこと
明日を悲観して
今日に絶望して
昨日、泣いて
なにをしよう 涙が止まらない
ねえ 落ち込んでいよう
ねえ 周りを不安がらせよう
....
30を過ぎて 夜更かししてたら
心がざわついて 夜は静か
時間を味わえずに 明日のために寝なきゃと思う
たとえ明日がどんなに素晴らしい日でも
無頓着な夜を 過ごせる豊かさに ....
乗り込んだとたんに、
眠りが手を伸ばす列車。
眠りの手を掴んで、
ともに溺れようとする頭のなかで、
死んでしまいそうになるのを恐れて、
目を覚ましても、
窓の外は平行線だ。
その平行線の ....
アメリカ軍の人間による犯罪に
怒りの声を上げた沖縄県のヅラ知事は
アメリカ軍最高司令官の入国を
断固として阻止する旨の声明を発表した
それに対して
肌の色だけで大統領とノーベル賞を
射 ....
白い指が止まり木になって
季節の変わり目を溶かしていく
鳥も空気も光も水も
四角いゼリーの中で蛹になる
いつか君の口が閉じたら
ありったけの体温を渡そう
僕の眼はガラス球みたいにピカピ ....
160520
生まれつきの相違だね
遺伝子の力の凄さには
呆れるね近衛兵の父は
眼瞑っても皇居内は
迷わずに歩けると威張ってた
それが証拠に
戦地に行っても迷子に ....
少しの幸せならどこにだって転がってるって軽くあしらってたらその先の大きな幸せにも気づけなくなってしまう
少しの不幸せでいちいちドン底に突き落とされてたらその先の大きな不幸せに耐えきれなくなって手足を ....
薄い膜に守られ
厚い筋肉に守られた血液が
身体の中心に存在している
肋骨に覆われ
100年の鼓動を約束する存在の原点なのだ
西洋のハートは心臓型をもろに示しているが
この国ではおにぎり ....
医師の言葉に呼応して
治療を始めた
余命半年は拭えた
(彼女はどこ?)
3週間×13
ずっと増え続ける数字
たかが数字 だが重い
できる事はする
頑張れ 私の内臓
今では何処 ....
ぼくは今日ハローワークに行った
あさっての面接の段取りをつけ
神社にお参りをしてうまくいくように祈った
(苦しいときの神頼みだね)
帰りのバス停ベンチに座って
コンビニお ....
ドーナッツの向こう側へ、ゆけば迷わなかったのかもしれない、と、わかったところで迷ってしまったわけで、ほんとは迷ってしまったことにすら気づかなかったわけで、?、星の繋ぎ方すら忘れてしまって、きのう食 ....
アメリカ軍の男が
殺人を犯したからと言って
アメリカ軍の前で
「お前らは出ていけ!」等と
言ってのけるのは
日本人拉致が
北朝鮮によって行われたことをもって
朝鮮総連前で
「お前らは出 ....
どうも世の中は愛撫に肯定的ではない
君の乳暈的世界で僕は日夜トレーニングを怠らないが
硬骨魚は自分の砦と離島に棲むのが好きだ
でも女は快感を要求しボンネットが揺れるだけ
柔らかな肉の隙 ....
雨が降ってくることもなければ
泉が湧くこともなかった
川は面に表情を走らせて
風を受けながら凡庸な経路を流れていくだけだ
山の中の細い渓流から始まり
川底の石や魚と戯れ
やがて里に下りて農 ....
をほわか。わた、さばなや
しかなれれとれ
きしよな、たまなまらやま
めだわかあたひぅしらだめん
かひらじぎごぞばれんだべんがぎ
まぱかい、まさおけこ、つ。ら。
ざばぺぶだはたにいき
....
枝に留まった、夜の{ルビ梟=ふくろう}
少々首を傾げ
まっ黒いビー玉の瞳で
あなたをじぃ…と、射る
――梟は、仮の姿で
ふっくりとした着ぐるみの中に
小さな哲学者がいるらしい
....
あなたは、咲こうとしている
――長い間
時に風雨に、身を{ルビ晒=さら}し
時に日向に、身を開き
地中へ…根を張り巡らせて
世界にたった一人の、あなた
という花を咲かせる為に
蕾 ....
俺は物書きなんだ
詩人なんだ。
声を高らかに叫んだ
詩人はクソ強いんだ
誰もできないことを考え、やっているから
悲しみは文字にするんだ
そしたら涙ではなく文字が滲んだ
読み返すことが出来 ....
(自明)とは
自ら明るい、と書く。
わたしの命の照明灯は
元来――明るいもの
夜の台所で、
テーブルに残った母の湯飲みのなかに、
数ミリ残った酒の水面に映る私を探す。
近づけば近づくほどに私は見えない。
離れれば離れるほどに大きくなる、
蛍光灯に頭が喰われていく。
....
半袖の子に風邪をうつす
当たり前のことを
したり顔で告げる悪魔を
私は信用しない
当たり前だけれど
苦しみをも享受しながら
笑う天使を
私は愛する
そんな私は天邪鬼
邪険にされることが最も好きで
....
な? これは絶望に値するだろう?
その時友人は言った
僕は何も答えられなかった
しかし先生は言った
「希望がなければ
自分が希望になればいい」
なんという力強い言葉
気休めでも
同情 ....
愛については
猫が、大統領よりずっと詳しい
だって猫は いろんな壁の上を
やすやすと あるいてきたんだ
ひとびとが にぎわう繁華街
ひとびとが やすらうベットタウン
肩をおとそうとした ....
長城の寝覚め跳ねる滝
暑い暑いと楽そうに
初めてが始まる岸辺はとみに
爪研いどいたら満身に
威容湧き溜まり満ち閧の声
在りし日には竜だった 昇る空だって好きに飛べた
去りし日にはかくも ....
日当り良好
ペット可
君の髪の毛はまだ短いけど
ポニーテールがひとつだけ出来た
どこかで迷子にならないように
リボンの代わりに首輪を付けると
鏡の前でも下を向いていた
僕等の ....
1358 1359 1360 1361 1362 1363 1364 1365 1366 1367 1368 1369 1370 1371 1372 1373 1374 1375 1376 1377 1378 1379 1380 1381 1382 1383 1384 1385 1386 1387 1388 1389 1390 1391 1392 1393 1394 1395 1396 1397 1398
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.13sec.