夕焼けこやけで気が触れて
山のお寺に願い事
お手て見つめてみな返そう
カラスも食べないプライドを
一生涯にまき起きる
不幸と幸福量同じ
本当にそうならあの時の
幸福の値高過ぎる
心の声に耳を澄ますことは
青空に目を凝らすのに似ている
見えているけど何も見えない
聞こえているけど伝わらない
空の青に果てがないように
心の海には底がない
どんな光も届かない遥か深み ....
措置入院後のフォローが
なかったことが
問題とされているが
こんな野郎一人一人を
フォローするなんて無駄な金
一体誰が払うんだ
俺なんかさ
やっぱ、伝統のある
ロボトミー手術を薦め ....
思い出時空
待ってもむだだと 風がささやく
遠くの雲から 雨のにおいがしてきて
あの娘は来ないから はやくお帰りという
最後の待ち合わせの ....
生きて息して生き続けろ
祈る暇なし気はそこに在る樹
気チガイになるまえにシッカリと
魂に現、刻印されれば気は正気付く
静まり返り ミンミン蝉の疎らな声
音根弱ってだらしなく
造形崩し濁 ....
炎がゆらりと揺れるよに
この全身をうねらせる
千切れてしまえと
左の腕に右を重ね
頭上高くに掲げては
「の」の字を描いて
腰を振り振り
黒髪までも振りかざし
声を喘いで轟かせ
右足の ....
夏はなぜ暑いのだろう
やさしさを失っていく熱風に
焼かれながら日陰の枯れた道を行く
墓の周りには
もはや草であることをやめ
木に仲間入りした太い雑草が
狂ったホウセンカみたいに
ニョ ....
さよなら、
つぎの空白を飲み込んだとき
少女の手から赤い風船が飛んでゆく
ひゅるり 風に吹かれて
ぱちん 弾けてしまう
わたしたちの知らないところで
いつからだったんだろう
....
ここはどこだろう
天井と床にはさまれていて
壁の中には小さなキクイムシたちが棲んでいる
横を向いたら澄んだ空気
外には夜の闇が立ち込めている
何のことはないいつもの僕の部屋の中
目の上あた ....
ついこの間まで
艶やかさのあった影が
今は生活を滲ませて
頬に映る
ほつれた髪
白い、うなじ
水の流れる
音
「あなたはいつも
私には優しい・・・・」
お願いだ ....
富士、五時、お鉢巡り
眼下雲間に河口湖の透いて浮き
遥か彼方に穂高連峰の白銀に輝く
わたしは思わず世界に手を振り
この地球に生まれ来たことの現実
圧倒され、只々圧倒された二十歳の時
....
わたしの中の赤ん坊がむずかり出した
わたしの中の幼児が仰向けになって手足をバタバタ
わたしの中の小学生が精一杯下品に悪口を言う
わたしの中の少年Aがナイフをチラつかせ睨む
わた ....
眼前に広がるのは
夜に現れる海
月に照らされた海
深い海の底に在るのは
眠りについた僕らの住処
僕らは夜の飛び魚
海を飛び越え
....
笑っちゃうくらい
ネガティブな投稿が見当たらない
君のSNSの本アカに
「反吐が出る。」
と思いながらイイね!を押す僕
そんな僕の
少しだけ「楽しい 嘘」を
上乗せした投稿に ....
ダイ
アポストロフィー
感情で生きている男が
振り上げたギターを
バスドラムに投げつけて
そういうものを見るたびに
嗚咽や時には吐瀉物を
漏らしたりしたものだけど
裏切り者のような
....
時空地平鳴るこの丑三つ時、
巨きなイキモノ、薄い黄色の光りの空間に、
のっそり静かに、立ち 止まる
アァ イィ ウゥ
響音響響語響
エェ オォ アァ
石切場の花崗岩に封印された三 ....
こころが有るのにからだが無いなんて不思議だね。とからだが言った。
からだからこころが溢れ、こころからからだが溢れて人になった。
五感で手紙を交換し、人は夢をみる。
『Poem GO』は
宇宙上すべてが舞台!
過去も、現在も、未来も舞台!
プレイヤーは
ポエムトレーナーとして
現実世界で
いろいろな経験を重ね
探索・想像・創造して
ポエ ....
浮かべる
もう、駄目になってしまいそうなときに
もう、何もかも嫌になってしまいそうなときに
もう、信じることができなくなってしまいそうなときに
1つ、2つ、3つ
丁寧に ....
刺青入れた好青年に
出会ったことがない上に
サガミハラ聖斗の出現
タトゥーはファッションだ
個人の自由だ
ワンポイントならいい
って言っていた
あの勢いは何処行った
これからは ....
悪魔は本当にいるのかも知れない すべての人間を狙っている
ある時は地震 豪雨 竜巻となり 人間を襲い
ある時は人間のこころに入り込む
悪魔にとりつかれた人間は できるだけ大勢 ....
さめ肌
身にまとい
生きる
愛会いたい
夏の凩
吹いている
みんな手を振る
白黒フィルム
セピアの彼方
行くよ、行くよ
さめ肌
....
夏休みに入った
自由しかない
隣の家に住んでいる
幼なじみの君
好きだけど伝えていない
お互いに部活動はしていない
一緒に帰ることが多い
楽しい会話で笑顔が絶えない
夏休み ....
驟雨の後の林道に僕の悲しみが溢れている。
それは僕がそこにいない悲しみ。
僕らが出会った薔薇園に憧れという名の薔薇が咲いている。
憧れを持ち続ける勇気を見失わないように。
....
その年のクリスマスや新年の前後数日間は、Aの家族や親戚たちと過ごした。灰色のコンクリートの家々がならぶ、未舗装の路地の両側に、電熱線を用いたクリスマスのデコレーションが、毎晩点滅した。見捨てられた家屋 ....
壁壁壁壁壁壁壁
空空カ空空空壁
私空ガ空私空壁
空空ミ空空空壁
壁壁壁壁ド壁壁
道道道道道ア道
壁壁壁壁壁壁壁
私のヒトミの中に私。
私のヒトミの中の私 のヒトミの中に私。
....
俯せで眠る無防備な背中が大きくて
つい頬ずりをしてしまった
爪を立てたくなる衝動を
必死に抑えてみた
喉から流れ出た撫で声は
自らにも気色悪く
化物のそれとさえ思われた
瞬き ....
死んだ人の数で
騒ぐ度合いを決めてると
テロリストの思うつぼだぞ
そんなこと言いつつも
震災以降
大事件、大災害の基準が
万単位になっている自分がいる
しっかしよ
宗教的なバッ ....
大人になってもコミュニケーションがうまくならないから
まっすぐ伝えてしまうわけでもなく
いじけた言葉をぶつけている
傷つけて、癒されているような
みすぼらしい虐待行為に
....
ぷらり
蜘蛛が空から垂れてくる
私は呆けてそれを眺める
あなたは私の「蜘蛛の糸」か
そう問いながら
糸をすくって
この指の中にゆらゆら揺らしてみる
無防備にぶら下がった蜘蛛は
....
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