写真として切り取られた  秋の断片たちが
ポジフィルムに蓄積されてゆく

くりかえされる季節の   物語りは
いつもおなじようで    ちがっている

去年の台風でなぎ倒された コスモスた ....
虫の音がしあわせだ

俺の匂いがしあわせだ

深夜放送がしあわせだ

指原莉乃がいいとこつく

松田翔太がどこか遠い

林真理子がえらそうだ

虫の音がえらそうだ


扇 ....
一夜でカフェオレを
1リットル飲んだりする
大丈夫か、おれ
OLのおやつみたいな
物足りないチョコを
つまんで この
小さき物体にも所狭しと
書かれている
文字は
原稿用紙何枚分 ....
どうせ豚箱送りや
って言うてみたけどそんな予定はない
片方選べ言われて両方選ぶ
そんな生活できたらええな思て
陽が沈む前に俺らは抱き合う
何もない夜にお前が寝た後で
明日の朝無事にテレビ見 ....
有翼の人魚たちが踊る森が ほどけてゆく
有翼の一角獣たちが戯れる砂漠が めくれてゆく
忘却のような白い顔をした給仕たちが 一列に並んで
運んでくる皿の上にはプラチナの蜃気楼
異様に美しい怪文書 ....
君の那覇になるのが嫌なら
独立でも何でもして
歌って踊って
ラフテー食って
その間に
チュカチンミンキョワコクアルヨ
に乗っ取られて
チベットみたいに
大量虐殺されるか
朝貢国として ....
   随分昔のことだが山里の学校で疎開児童をやっていたとき
   先生は教えてくれた
   「いいか、熊に出合ったら息を止めて死んだ振りするんだぞ」

レントゲン撮影技師はオシャベリ好きで
 ....
      「蜘蛛の糸」(芥川龍之介)より

池の下に血の池地獄があるなど透視出来ないが
お釈迦様には見えるのだろう
大勢の亡者の中からカンダタを見つけ出した
  (相当な視力の持ち主なんだ ....
それでも詩を書いてみようと思う。 
雨は立体的な悲しみで、僕の悲しみに寄り添ってくれる。
雨を浴びると悲しくなくなった。〇になった。
わたしたちは立体的ではなく、平面的でもなく、〇だ。と僕が ....
言葉を口から吐き出したあとにことばを食べる。食物を口にする。口って何?食べ物ってなんだ。口から音を発する。口から吐瀉物を発する。口々になんか叫んでる。 ゴロゴロゴロゴロ、ピシャー、とか、ドシンドシン、とか、キャーー、とか、ドゴーーーン!!!、のないところに行きたい。すべての悲しい音が音楽になればいい。 ふふふとほくそ笑んでみる
訳はない
意味もない
他人が見たらさぞ気持ちの悪いことだろう
楽しいこともなく
面白いことを思い出したのでもない
笑顔を浮かべてみたくなったのとも違うけれど
そ ....
檸檬のまわりを、笑い声が歩いている

ちいさいね。
そして可愛らしいね。
酸っぱくて。
わたしあの子好きよ。
くすくす、くすくす

天鵞絨の大地の真ん中に
オーデコロンの風に晒されて ....
天気が良いなどという言い回しは誰が考えたんだか。
九月の晴れ渡る青空は凶暴としか言いようの無い
殺人熱光線の矢を地上に叩き込む。
しかも肌に纏わり付くスチーム爆弾を抱え込んで
アスファルトが歪 ....
 
まだ青々とぎらつく
その実を守る毬(いが)は
時には熟し切らないまま
木から落ちてしまう

栗の木の側の小道を歩けば
それは突然 気配もなく
私の背中や頭めがけて
数メートル上か ....
◯(生きる)
死ぬとわかっているのに
みな一生懸命に生きている

◯(比べられないもの)
世の中には
比べられるものと比べられないものがある
幸せは比べられないものである

◯(立場 ....
ジャッキーは俺に勝てると思ってる
2組で一番足が速いのはどっちか
きっちり分からせてやるひつようがある





ジャッキーは俺に勝ったと思ってる
 ....
最後に故郷に帰った日

灯台に座って
風に舞うとんびを
いつまでも見ていた

神様の木のてっぺんに
命を抱えるとんびたちは

巣に近づくと魔法の笛を吹く

目が回るほど
螺旋に ....
古い温泉街の
しめやかな抜け道を思い出す

真上から照らされる焼けた道は
傾いた屋根の
濃い影ができている

つぶれかけのタバコ屋の角に
赤茶けた古いポストがあって

その手前を曲 ....
満月 あなたはひどく怒って
穴だらけの夜を叩いた
道路や橋は
眠ったふりをした
夜は
しゃがらんしゃがらん
叩かれるたびに
穴を埋めていく
みんな起きていた
あなたがかなしそうに怒っ ....
何もかも上手くいかない毎日は
曇り空の雨粒に似ている
大気は湿り
道は湿り
星空は曇り雲に覆われ
空の無限は私を裏切る
ああ、私の過ちは
ああ、私の過ちは

運命とはぼやけた
霧に ....
ゴウカンレッドと
ゴウカンブルーと
ゴウカンイエローと
ゴウカングリーンが
ビジネスホテルでバイトしている
仲間のピンクを
みんなで廻そうと
計画しているのを知った
悪の化身、死神教授 ....
          160912

急患のまこと声は偽らぬ逆ギレの医師とAD
キィーを逆さまに回して開かぬ貯金箱
猫の子、仔猫と囃し立て
鞄の虎の子盗まれた
涼風の立つ朝の顔は
いつもの ....
忘れかけていた痛みは
何度でも繰り返す
人に与えた痛みは
自らに降り掛かってくる
何度でも
何度でも
忘れさせてはもらえない
一生許されることはないのだと
針の筵の上で
今日も血を流 ....
タバコの煙で会話するひとがいる
その表情は煙でぼかされている

隔離された空間で
ひとりの顔をみせている

私はタバコを吸わないけれど
なんにも言わずにみていたよ
あなたの白いその顔を
落っことされ踏み潰され地べたで
もんじゃ焼きになったタコ焼き

大量の蟻にたかられ
真っ黒になったりんご飴

未消化のイカ焼きと
未消化のソーセージを
マヨネーズとマスタードと
秘伝 ....
一緒に途方に暮れないか
店は閉まっていた
冷やし中華が食べたかったな
シャツは買わなかった
いいのが見つからなかったな
きっとどうにもならないだろう
誰にも相談できないだろう
ぼくの病気 ....
電車に乗っていると景色が流れる。
歩いていると車や自転車が流れる。
テレビも流れる。ピアノも流れる。
人も流れる。どこかの家へ向けて。
私はこころの中で寝ています
いびきが何度も聴こえてくるのです
私はこころに布団を掛けています
寝返りするたびもう乱れて自分でも恥ずかしい
それでもやはり寝ていたいのです
夢枕がもう手 ....
◯(ポイント社会)
今や詩さえも
ポイントが与えられるようになった
ポイント5倍の日もあるといいな!

◯(家庭菜園)
毎日何度も大根の芽を見に行く
今年も大きな大根に育っておくれ!
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
秋の断片st1*16/9/14 7:02
九月の夜吉岡ペペロ416/9/14 0:56
きょうもり2*16/9/13 23:36
どうせ豚箱奥畑 梨奈枝216/9/13 23:08
戯言アポカリプス塔野夏子3*16/9/13 22:36
君の那覇花形新次116/9/13 22:33
死語と愚痴イナエ8*16/9/13 21:48
「蓮池にて」2*16/9/13 21:12
あなたたちほどの悲しみはないけれど水宮うみ1*16/9/13 20:30
016/9/13 20:26
カタカナ1*16/9/13 20:24
ふふふ坂本瞳子2*16/9/13 16:47
檸檬印あかり4*16/9/13 15:09
九月の残暑……とある蛙216/9/13 14:33
まだ青い毬(いが)葉月 祐2*16/9/13 13:15
独り言集5zenyam...016/9/13 8:03
ジャッキーは俺に勝てると思ってるTAT116/9/13 6:47
時の場所ガト6*16/9/13 2:28
雷鳥3*16/9/13 2:21
満月はるな916/9/13 0:01
忘却鷲田016/9/12 23:38
機動戦士ゴウカンジャー花形新次116/9/12 23:14
休肝日あおば2*16/9/12 23:09
ペインフル坂本瞳子1*16/9/12 22:31
タバコの顔朧月316/9/12 21:54
花火大会まいこプラズ...3*16/9/12 20:57
一緒に途方に暮れないかやまうちあつ...6*16/9/12 18:35
川の流れのように水宮うみ0*16/9/12 18:01
私は乱太郎10*16/9/12 13:42
独り言集4zenyam...216/9/12 10:51

Home 戻る 最新へ 次へ
1295 1296 1297 1298 1299 1300 1301 1302 1303 1304 1305 1306 1307 1308 1309 1310 1311 1312 1313 1314 1315 1316 1317 1318 1319 1320 1321 1322 1323 1324 1325 1326 1327 1328 1329 1330 1331 1332 1333 1334 1335 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.18sec.