あなたが動けない朝
わたしの空気も重くなる
言葉にできない気持ち
心の病気もみえればいいのに
ふれてはいけない部分を知りたい
あつあつのやかんみたいなの?
カチカチの氷みたい?
....
忘れていた
左側の肩甲骨の少し内側の背骨に近いところ
ここに熱を感じるときは高熱を発する前兆
気持ち悪さ
むかつき
身体中の節々の痛み
悪寒
種種雑多がごった煮されたように
悪いも ....
翼があったらって思ってきたけど
パトラッシュがいてくれることのほうがもっといいかな
ー 今回、明秦党の代表に
選ばれたチンレンホウ氏に
あなたは期待しますか?
「私、とても期待するアルヨ」
ー どんな点に期待しますか?
「私、チンが日本総統になったら
尖閣諸島 ....
地球と月のように
井戸と蛙のように
瑠璃と玻璃のように
結び付いた時には
白と黒のように
覆水と盆のように
青天と霹靂のように
結び付いた時には
屋根一杯に
鳩がいる
何かの見間違いかと
車窓から目を凝らす
もしや瓦の形の鳩じゃないか、と
でもやっぱりそれは鳩だった
生きている鳩そのものだった
ねえ、あれ鳩ですよね
....
人生には眠りが必要だ
メメント・モリ
死を決して忘れないためにも
他者との出会いはそこからはじまる
ベッドのなかで抱かれて眠りたい
苦しさから真剣に向き合いたい
「 ....
この界あの界しとしとしとしと雨の降る
人人人人泣き笑い
驚き掴んでは失われ
雨は降って沢成り川成り海成り波うねり
銀河宇宙の渦に巻き戻され
しとしとたんたん時の過ぎる
己、胸奥の空洞
....
あれとって
とかいう瞬間の落下
これがわたしだとさしだしている宇宙へ
過去の捏造された記憶から
さしいれられた手紙にしか
書かれていない
きみはないてもいいし
わらってもい ....
甘い歌に惹かれた虫を
ぺろりと舐めとって、満足げにわらっている
あなたは可愛らしくて
わたしはどぎまぎした。
金の硬い羽よりも、ふわふわの白い羽よりも
朽ちかけたこの羽を愛してくれたから ....
たとえば読んだ本がつまらなくて
費やした時間を
ただ無駄なものに感じたり
描きはじめた絵が完成しても
なんだこんなもんかと
感動も無かったり
いつも通う喫茶店のコーヒーが
....
◯(汚染)
都庁の方が深刻みたいだ
◯(ここぞ!)
ここぞ!というところで勝てない
日本の大関
◯(ヒガンバナ)
今年も真っ赤なヒガンバナが
いっぱい咲いている
あの世の花のよ ....
地域のオバアチャンたちが
手作りしたお煮しめやおにぎりなどを
「おいしい!おいしい!」と言いながら
ぱくぱく食べていたら
帰宅してからワイフが怒った
「あんなにぱくぱく食べて
うちでなんに ....
160915
流す日記を書き終わり
一気にカーテンを開くと
そこには母の顔
月が出ているよ!
あなたの大好きな
あなたは2100年に ....
ねむりの底に ひと夜ひとよは
くすしき光 はしごを昇る
ほの昏い和音 床をはつり
膝におく娘らに みた夢は
夕暮れかさむ まつげにまゆに
花にあみ織り 山らにかざる
掴むあおい鳥 ....
流民をへて流民にあう
きみは遠い昔の記憶の中の文学少女
すべての物語を読み切れないように
たとえばたった一人の歴史も解析できずに
やはり僕はでくのぼうにもなれない半端者
きみの洗礼を ....
針の翼
夜の屋根
緑の雨が
楽譜を照らす
街の起伏
夢のつづきの夢ばかりつづき
目覚めも指も
夜になれない夜をこぼす
葉の陰の硝子
雨の奥の太陽
扉 ....
呟きたい言葉はなんだろうか
優しい戯れ言
激しい罵り
慈しみの慰め
否
それとも沈黙
ただそこにいる
それだけでありがたい
だからもうしばらく
こうして居よう
身勝手と言う言葉が嫌い
身勝手=自分だから
でも自分のことは嫌いじゃない
芋
あんまり得意やないんやけど
て とむ がゆうて
しゃあないなぁ
て じむ が
箸をのばしてきよる
なにが 違たんやろ
せやなく
なんで変わらへんのかったんやろ
誰かの思い ....
じっと空間を見つめていると、
何かが聴こえてくる。
実際には何も聴こえないが、
目にうつるものが音を帯びてくる。
色にも音があるのか、
音に色があるのか、
空間は息吹を宿して、
この身体 ....
風は奏で
光は描く
ハリエンジュのさざめきに
まなざしは戸惑い
優雅に失速する
水面に解ける止まり木
鳥は魚を続けた
裏腹に
なめらかに
時間には抜け道がある
探しても見つからな ....
誰かの考えが誰かを変える。
誰かが変わることで考える。
君が何かを考えることで何かが変わってほしい。
僕の言葉が変わることで何かが変わればいいな。
言葉について、考えることで変わって、言葉 ....
なのはわたしとこころ。
こころはわたしとは関係なくころころと変わり、コロッと転び、何故かは知らないが勝手に成長していく。
わたしはこころとは関係なく、わたわたとしながら一人称を変えて成長していく。 ....
さかなたちは宇宙の周りをくるくると泳ぐ。
さかなたちは世界の周りをくるくると泳ぐ。
なかには流れ星になるさかなもいる。風になるさかなもいる。波になるさかなもいる。
神さまだってくるくると泳ぐ ....
死ぬ前のジジイが
何かを残したいと思って
急に詩を書いたり
絵を描いたりしても
結局何も残せないし
逆に
立つ鳥跡をなんとやらで
見苦しいことこの上ない
とは言わない
だって
....
久しぶりに電話してみる
着信音が十回で、切る
内心ホッとする
まもなく向こうからかかってくる
少し慌てる
「なに?どうかした?」
声を聴いて安堵する
「いやどうもしないけど。今話せるの? ....
先週までのうだる暑さが嘘のよう
公園の木立は重い影を落とし
鬱蒼と風に吹かれているが
家々の庭に
咲き尽くした夏の花々が
どこか安堵したようにうなだれる
もうここからは秋
静かに目を凝ら ....
ぷくぷくと可愛らしい頬に光る
シャンパンのあぶくみたいな透明な
それが涙で ありませぬよう
毎年 祈る クリスマス
やけに狂い咲く時計
刻むリズムは 定刻なのに
気が急いた分だけ ....
男がため息をついている
背中はどんどん小さくなって
いつのまにかそこには
泣きそうな男の子がいるだけになる
男はせきばらいをひとつして
たちあがって歩いて行った
その背中はまだ少年だっ ....
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