ことばを
きみから聞けなかったから
ぼくには できなかった
歌をうたうことも
祈りをいのることも
思い出を忘れないことも
光と影が
....
朝 林檎をかじる
椅子に掛かった駱駝色の
ストールから君の匂いがする
笑いと寂しさが 僕の気持へ
記憶よりやさしく注がれていく
……何故? 魔法のよう ....
虹の混じりかたをみていた
天気雨のバスで
バスは曲がって
虹は見えなくなった
言葉や心で世界をみれば
少しづつ燃えているようだ
陽炎はほんとうに燃えている
世界の混じりかたと虹の ....
ざわついた心が
いつまでも落ち着かない
気持ちを抑えようと
言葉を書き出してみるけれど
やはり効果はなく
むしろそこはかとなくやるせない気持ちが募り
また自己嫌悪に陥る
その繰り返し
腰のまがった老人はめったに見なくなった
まがった腰で
ヨッコラショと
風呂敷をしょった爺ちゃん婆ちゃんは
わたしが子供のころの爺ちゃん婆ちゃんだ
農村や漁村では今だって
腰のまがった老人 ....
最初の給料で買ったのは、何を隠そうからあげくん。
質の悪い油で揚げたギットギトのからあげくん。
これから先、子供も出来て本当に生活できるか不安なからあげくん。
嫁と喧嘩して晩御飯が無くてもあるよ ....
「白蓮」
この街に良いところなんて数える程しかなく
履き潰したサンダルを引きずりながら
夜の帳に身を預けてみたって
そう言えば最後に靴を買ったのはいつだったかなと
どうでもいいことばかり頭を ....
電信柱が夕焼けの前でシルエットになっていた。
川の表面がビニールみたいにキラキラ光る。
地球は平面なのかと思うようなそんな綺麗な風景だった。
写真で撮りたかった。
私、自称詩人を殲滅する会代表
徳田原文蔵(32)は
自称詩人を殲滅するためには
インターネットを爆破しなければならない
と考えました
インターネットを取り上げれば
奴等の帰る場所は最早
....
どんなことを言おうと
そりゃまあ 自由ですけどね
だからといって 妄想したことを
有ったようにしゃべりちらしちゃいけませんわな
妄想だよってしゃべりゃいいだろうな
想像だよってしゃ ....
やはり
14歳の少年が
知人の眉毛を剃って
暴行容疑で
逮捕されたというのが
今日のトップニュースだ
(Yahooニュースより)
何でも
剃ったは良いが
知人の顔が余りに怖かった ....
独居老人二人が
道の真ん中で立ち話をしていた
「夕べはほんとに死ぬかとおもったわよ、
思わず遺書を書いたわよ」
「あたしもこのあいだほんとに死ぬかとおもったわよ、
あたしも遺書を書いたわよ」 ....
パソコンなくてもスマホなくてもCDプレイヤーなくても、改造したバイクなくても調理器具なくても、生きていける。
ことばが証明してくれる。
思考が超インテリジェンスなのに
大自然の中、ダンスと音楽で無心に
IN アメリカ
その舞台に立つまでに
語学、肉体のトレーニング、格闘技、そして科学と哲学、。
1年がかりで準備をして、
....
震える身体を温めたいと 寄り添った枝が
乾いた空気を纏ったまま パチリと音を鳴らす
窓を叩く 霰との 二重奏
本当は 枝切り鋏も 加わったから
三重奏なのだけれども
認めた ....
銀行家の名刺を出せるのは銀行家
商社マンの名刺を出せるのは商社マン
役人の名刺はやっぱり役人だけ
詩人の名刺は
どうも、詩人の〇〇です、と出しても
だれも文句を言わな ....
貴方の去り際 私に放った一言が忘れられなくて
今日もひとり 港の展望台で
空の彼方へ羽ばたく旅鳥を見上げてる
「同じ空の下にいる」なんて事を思いついたりしてさ
....
水たまりが一瞬虹色になった。
遠くで電車が鳴いている。
植物が風を浴びてふふふとわらう。
雲がぐわんぐわん動く。
鮮やかな秋だ。
このバンドは曲だけはいい。
そう思って、ずっと聴いているうちに、
このバンドは歌詞もいい、と思うようになった。
このバンドの過激さが僕を生かしてくれた。
最近「勇気」とか「希望」とか歌って ....
天高く
地上には黄金色の実りが広がり
さわやかに風は流れる
透き通った空気を胸いっぱいに吸いながら
ふるさとの山々を眺むれば
無心に遊んだ子どもの頃がよみがえる
僕にとっては
ここが地上 ....
一生なおらない病気であるならば
それは病気ではなくわたしの一部なのだろう
そう気づく秋の景色のなか
定期的に通う道の
木は色をかえて
それでも同じ木に安心して歩く
足の先から
頭のてっぺんまで
おしゃれづくしだが
心は
スッピンのまま
「てめえーふざけるな!」
なんて平気で言っている
あなたはコバルトブルーをみていた
隣でわたしはあなたをみていた
夢よりも夢 涯を超えて夢
異国の太陽はその日
確かな二つの影をほがらかに謳い
風は七つの空から燦燦と
かつてを想うあなたと
....
息を吐くことができない
吸うことはできるのに
うまく吐き出すことができない
詰まりそうになる
鼻のところ
すんでのところで空気が漏れる
鼻の穴がヒクヒクしてる
痙攣している
実に格好悪 ....
懐中電灯を照らして女が廃墟にやって来る
残飯をビニール袋に入れてこのビルに住む野犬に餌をやりに来るのだ
蒋介石や李登輝が笑みを浮かべる写真が落ちている
廃墟の壁には河原が描かれている ....
心の真ん中/Big Ben
陽の落ちた後のロンドン
ライトアップされたビッグベン
大時計の針の音が
この街の心臓であるかのように脈を打つ
時計台の裏の古びた工具が無数に置か ....
眠るこどものよこで髪をとぐ女の膝や脛や太股には影よりも光があった
鼾のような男の子と女の子の寝息が生きていることの切実と暴力を延々と垂れ流していた
鳥がさんざめく雑木林の一角は日に照らされ ....
少年はバーーーン!!!!!!!!って掻き鳴らすロックスターに憧れて、エレキギター掻き鳴らして、バーーンってなって、歌詞頑張って考えて、音のバーーーン!!!!!!!!よりも歌詞を深く考えるようになって、 ....
Hey, 一体どうしたっていうんだ?
スマホ片手にそんなにも酷く落ち込むなんて
オマエの爆発した頭の上には、
真昼の太陽がまだギラギラ輝いてるというのに
いつも素晴らしいことばかりじゃな ....
友人の結婚式に向かう道で
彼と会うことを考えながら 私は
目指していた 会場へ向かっていると
招待状を忘れていた事に気がついた
まるで不況だということを忘れたかのような
少 ....
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