歩道橋の下を
傘をよけて歩くとき
ヘッドライトに照らされて
めくるようによぎったのは
あたたかい思いで
ほんのすこしだけ
手を伸ばせば
届いたのかもしれなかった
誰かが
捨て ....
誰かが何処かで
JSSのRDをしている
そして、それを聴いている奴がいる!
さ、寒い
凍えそうだ
何だ、このウラジオストク並みの寒気は?
ああ、スープが飲みたい
スープを飲みさえ ....
生まれたての雛のように
目を閉じて口を開けて
与えられることだけに縋り
巣立つ意志を持たず
かつて殻を破ったときの
本能を忘れて
生きる それは 生きているのか
人に尾を振り愛想振り撒き ....
空腹になれば普通が妬ましい
手を加えたものが美しさならそれはホンモノか
眼を痛めつけて見る景色は美しいか
出入り禁止のゴムの匂い
惚れた弱みの通信回線
眠いと言いながら繋がってい ....
雪の頬 雪の頬
おまえは触れぬ
いかずちの音
花に花に 到かぬ音
熱は奪い 熱は伝う
あえて語らぬ事のために
やすらぐ心は冷えてゆく
水の向こうを 転がる ....
この都会に蔓延する自意識と価値観の虚無が
渋谷の交差点で交わって早すぎる冬の夕景に照らされた
薄明るい信号が点滅して時が動いているのを告げている
大きな街頭モニターには空虚なニュースが流れて
....
そこにこどもの姿はなく
おとなたちだけが殉ずるかのように
黄葉のかがやきが干からびた胎児の如く打ち捨てられる頃
までの林檎飴の祭りはいつも 日没をしる港にて
時雨れるまでは兆しのない福音 ....
走り書く一通には
「望まなければ」
視得なかったから 闇は/その日
「眠っている間だけ目覚めてさえいれば」
想っていただけの 日日を もう 思い出せない
「西に惹かれて 決めたあなたはついに ....
東の海
三月もまだ
やがて/ひかり
訪れる あしたの
その故郷に わたしの
椅子はありますか
それはおさない
こども用の
やがて
わたしは名を覚えますか
戴けて、悟ることができ ....
白い。何にも覚えてない。現実、現実、現実、赤くない、高くない、温かくない、現実。感、も無い。すごく寒い思いもしたいのにまるで私は生きてないみたいなんだね。まるで明日も私は生きていないみたいなんだね。ま ....
からだと
服が
千切れて
いて
眼球が
なんとか
必要な
部分を
探ろうとしている
超音波
それは
死を
みる
最先端の技術だ
コンビニエンスストア
で
エロ本 ....
ボクが入ったあとのお風呂には
水虫君たちが
すいすい泳ぎ回っている
クロール、平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎ
気持ちよさそうに泳ぎ回っている
そこへ
ワイフが全裸で入ってきた
年を取っている ....
近き人を愛すること
わたしには、それが、とても難しい
近き人を赦すこと
わたしには、それが、とても難しい
近き人であればあるほど、それはとても難しいことです
わたくしは、そろそろ ....
なんで
こんなに
嫌われるのか
理由がなかなかわからなかった
それは
妬みだった
妬みは
知らない間に買っているから
怖い
妬みを
甘く見てはいけない
好きなものとは、多少の無理も可能にするものである
たとえば、言の葉を抉り出すことだって、好きでやっているのだ
それは、喩えるなら、広大な菜の花畑で、幼い頃に心を通わせた特別なあの小さなあぶら虫を捜 ....
https://www.youtube.com/watch?v=A383ux1IZus
上記動画は以下の文章とは何の関係もありませんが
私のお気に入りなので、今後私のすべての
投稿に貼り付け ....
ひかってるひかってる
秋の心臓が
きらきらとおちてゆく
ふみしめられて
冬飾る金のかざりになってゆくんだ
道をたえず染める心臓たちにまぎれ
秋のふぐりも知らん顔してポトポトと
....
川をさけるように
歩く、いぬ
影のしたにて
なめられる怒りの色
あせ、ふいてゆく
風のおとずれ
だん、
だん、
だん、ご三兄弟♪
忘れられた君の歌
君の月は失せてひさし ....
凄烈な黄いろのたわわ
ふゆの初めの空よりも
光にみちて輝いている
小学生が写生している
原爆ドーム周辺には
ただ明るさしかないのだ
あの惨事のさなかに
こ ....
メモ帳に書いた空は真っ黒に塗りつぶされ星々の輝きも見当たらず
まるで僕の心の内を書いてしまったようで
今日も中央線が止まったが人身事故ではなかったようだ
ほっとなでおろしたその胸中は誰のためのも ....
御神輿は
おまえは今日から御神輿様だ!
言われる腕たちに
嗤われるのを知っていますが
担がれてるように
振舞うのが
お神輿様の役目です。
※
御神輿 ....
日本語を習って育ったので日本語以外知らない
日の当たる場所で本について語る
こうやって言葉遊びができる日本語を、楽しく思う
数分で血が固まり数日で閉じてしまうぐらいの浅い傷を身体に並べて、君は梯子を架ける。だけど君は横になっているので、それは線路にしか見えない。それから俺は、機関車トーマスのおもちゃを用意していなかったこと ....
忘れ去られた街灯
モノクロ-ムの写真
付き付ける銃口
世界を止めた刹那
確かに消え逝く鬼火
歳くった
いつの間にか
歳くった
浦島太郎の様に
玉手箱開けてしまった
いつの間にか
おじいさん
若いつもりが
おじいさん
下らぬことで
悩んでいたら
おじいさん
どうしたもん ....
いつからか分からないけど僕は白線の内側に立っていた
日中の残り香が頬をじわっと暖めていたけれど
僕を笑う人が多すぎてすぐに冷めてしまった
何かのパレードにように後には人々が続き
幸せになりたい ....
どうにも止まらない
が和製マドンナことリンダ・ヤマモトの
代名詞だったのは一昔前のことで
今は元ケンブリッジ&アスカの
重要な方であるASKAの決まり文句と
言っても過言ではない
えっ、ケ ....
お前はオマエでいい
俺はオレでいい
かんたんなことさ
灰色にそめられた季節があった
あがいてもあがいても抜け出せない
アリ地獄に僕はいた
自分が自分であったから
....
この切なさは
何なのだろう
わからない
わからないことが
重々しい
痛い腰我慢して
今日も逢いに行きます
いつもの場所へ
孫カップルの激しい恋よりも
深い想いしんしんと
還暦過ぎて初めて知った
愛の喜び
あの世までも一緒だよと
二世の愛を誓 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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