真っ白な雪に身体を持って行かれました
風が小雪を連れてきて
痛いくらいの氷の粒が頬に張り付きます
習い始めたお稽古事は、叱られてばかり
慣れないお琴で指を弾いて
痣だらけの手を氷水で浸して
 ....
白く磨いた肌は、柔らかい塩に覆われていました
優一は、薄ピンク色の膝小僧にそっとほおずりをすると、 白いシーツと兎の毛の白い毛布を手繰りました。
珊瑚の海は、やわい海風と潮のにおいを、桜貝に染み ....
沈む夕日の下
産声ひとつ

迷子のままで
歩む世界

還る場所は
遥か空の彼方

迷子は歩く
往く当てもなく

いつか帰る
場所を探して

照らす朝日の下
産声ひと ....
始まりの終わり

そうこれは始まり
ここから始まる
すべての物語
すべての人
生きとし生けるものすべては
ここから始まる

そしてここで終わる
未来永劫
ここにすべてが戻ってくる ....
  時折、ひとの心から
  とおく離れてわたしは
  砂利道に迷い出たとかげになる
  枯れ葉の屑どもに隠された光の粒が
  もっと大きな金色の光に攫われていくのを
  わたしは見る ....
学校では
孤独が一番怖かった
そうならないように
必死になればなるほど孤独だった

昨日のおわりが
今日のはじまりではなく
今日のおわりが
明日のはじまりではなく

あらゆる不幸を ....
ふと思ったのだけれどね
人間には通気孔が必要だってこと

きっとどれかの上着に入ったままの入場券もいつかは必要なんだ
なくてはならないものなんてそんなにないんだけれども

たやすい自由はい ....
自分のクソちっぽけな世界が
何よりも大切だ
王様にだって
女王様にだってなれるからな

そして
うっすい、うっすい膜の張られた
その世界の
表面を撫でられているうちは
他人にだって寛 ....
   
  {引用=
  かつて伝説の神話は
  太陽と宇宙のあいだにあった
  詩神と死神が共に生まれた太古の時代に
  灰色の空には詩神と死神が戯れあうために
  命の手紙を運ぶ陽鳥が ....
小指の先から優しくなっていくのかも

浩然とした冬に
無邪気に傷つけられても
まあいいか。と笑っている


髪の毛のすみずみまで
風にさらわれる少々にまで愛おしげに
流れていく

 ....
叩きつけ合う鋼鉄
反響スル
この森に
霊魂をぶら下げ
午後五時に入る

 異界ノ息、
  異様ナ相、、
 移行ノ刻、、、

穿たれる
窪みに
今や鉛と化した
前頭葉をズブリ
 ....
「こうしなければいけない」
「ああしなければいけない」
という気持ちが強ければ強いほど
相手やまわりの気持ちが
見えなくなる
そして自分のがんばりが
空回りしてしまう
今日も会議はエンドレス
テッペン越えなきゃ始まんね
寝てない自慢は勝ち自慢
寝るヒマあったらアポを取れ
残業パワハラばっち来い
火のないところに需要を立てろ
ステマの親も泣いている ....
眠れない夜
いつもマル・ウォルドロンのALL ALONEを聴く
いつ聴いても不器用なピアニストだと思う

Bill Evansのような繊細さもなく
Chick Coreaのような技巧さもない ....
噛みしめている

染みてくる

気付かされる
陽鳥 




きのうのことのようだ
逃げ出すように ひとり列車に乗り 海を目指した
行き先は 宮島

宮島のカラスに逢いたくなったのだ
途中 かあかあ
二度ほど 鳥が鳴いた
 ....
誰かと一緒にいるのは幸せだけど不自由で
1人ぼっちだと自由なのに楽しくない
どうして誰かといると
不自由って思うんだろう?
好きな人と一緒にいるのもいないのも
自分で決めた事なのに
自由な ....
久々に姉さん女房が噴火した…避難のため
思わず外でジョギングする僕を――こんちわ
職場の先輩の太ったおじさんが
原チャリで風を切り、小さくなってゆく  
編集者Kさんに退職を伝えると、厳しい一言
――原稿を依頼するには、肩書を
――その発想は面白くないっすよ!
僕の嫁さん子供まで心配する瞳が、少し潤む  




  




 ....
ヨーロッパの教会の天井は高い
そして厳かだ

人の心の安定を図るのに二つの糸があって
一つは縦に
上へと、神へとのつながりで人を立たせる

もう一つは横に
向う三軒隣の人の輪が作る
 ....
親子であっても
自分の思うとおりには
いかない

夫婦であっても
自分の思うとおりには
いかない

自分の心であっても
自分の思うとおりには
いかない

思うとおりにはいか ....
青い靴ならそ
ちっちゃいおみ足
挫いて貼った絆創臺
手のひらで温めて
色褪せてすすけてしまった宝物
思い出はさっき心の奥に閉じ込めました
すり抜けていった幽霊はあるみにうむのはなたばを
 ....
一度つめさきを折ってしまいました
とても大事なつめでした
つめのかけらをじっとみているとつめを折ったときのことをおもいだします

なんの気なしに、ワインを一本空けました
そういえば昨日は2本 ....
涙で虹が架かると言ったのは
いったい誰だったか
涙程度の水分で
虹なんて架からないだろうに


「今日も清々しい青空だねー。」

白いベッドに腰かけ呟く少女
言葉はちっとも清々し ....
私は、黄色い目がきらいです。黄色い目は、 いつだって、雨の日にあらわれます。ぱちんぱちんって、雨が雨戸にあたったり、軒下に溜まったりする頃、黄色い目がやってくるんです。

ぱちんぱちんって音をさせ ....
ただこのまま漂っていたい
海の上を流されていたい
水面に背中を浮かべて
空を眺めているから
波が流してくれたら
それでいい
雨に打たれても
風に吹かれても
強い陽射しを浴びせられようと ....
「寒い、凍えてしまう!」
ドラゴンは
半袖ポロシャツしか
持っていなかったので
冬になると
凍死しそうでした
それよりも何よりも
自分の発言が寒過ぎて
夏場でも凍傷になるほどでした
 ....
うえの部屋の犬はたぶんパグで
飼い主は
水商売の女の人じゃないかな

このごろ寒くなってきて
女の人仕事にいかなくなってきた
誰かと電話をしたら
いつも怒鳴りあいになり
さいご泣いてい ....
人が海を楽しげに見ている。それだけでその人の心に海があることを知った。
海は言葉を持たない。ので、その人の荷物の本が少し寂しそうにしていた。
本だって文句なしの素敵な海になりたいし、人のなかにも海 ....
人気の消えた深夜の通り
明滅する信号機
その下のアスファルトには
まだ昼間の少女の叫び声が
染みこんだまま
涙の滴とともに
冷えていく

少女は泣き疲れて眠る
冷たい蒲団にくるま ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雪の花水菜5*16/12/7 3:15
マツミヤ1*16/12/7 2:55
一生進羅316/12/7 1:22
原点回帰坂本瞳子1*16/12/7 1:17
砂利道草野春心316/12/6 23:31
教室ららばい016/12/6 23:03
入場券梅昆布茶14*16/12/6 21:16
JSSJよ、さらば花形新次2*16/12/6 21:09
漆黒に彩られた翼-陽鳥に捧げる唄-[group]りゅうのあく...4+*16/12/6 21:02
優しさから優しさへ印あかり4*16/12/6 19:06
未決咆哮(改訂)ひだかたけし516/12/6 18:14
無心zenyam...116/12/6 14:36
会議は踊る2016六九郎016/12/6 14:18
眠れない夜はHAL3*16/12/6 13:57
芸術小川麻由美2*16/12/6 12:07
陽鳥るるりら13+*16/12/6 11:01
交差する生き方リィ2*16/12/6 10:34
十月十九日(水) 午前 服部 剛116/12/6 8:44
十月十三日(木) 夕方 116/12/6 8:35
縦の糸、横の糸りゅうさん0*16/12/6 7:07
ほんとうのことzenyam...016/12/6 6:02
あるみにうむのはなたば水菜5*16/12/6 3:04
恥ずかしい日常1*16/12/6 2:51
涙雨進羅216/12/6 2:50
黄色い目水菜1*16/12/6 2:30
漂流坂本瞳子1*16/12/6 1:52
ウソップ童話「一張羅のドラゴン」花形新次1+16/12/6 0:57
舞い上がる灰田中修子3*16/12/5 23:28
人と海水宮うみ1*16/12/5 23:28
立ち尽くす六九郎016/12/5 23:18

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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