ある日僕の半分の世界が消えた
右の目と左目は統合され世界は
無意識に歪めていたその虚を剥がした
腫れ物を触るように言葉を選ぶ人
何も変わらないように言葉を交わす人
それぞれのそのどれもが過去 ....
眠くてまぶしい朝に
頭の中がしびれてしまって
透明になれない事を
知ってしまった

墓石は名前なんて刻まれて
白い空気の中で
野良猫がセックスしてる横で
命の事なんかお説教している向こ ....
天安門広場で
ベースボール

きみの快速球を
ワンちゃん仕込みの
一本足打法でフルスイング!
打球は遥か彼方
マオの肖像画直撃の
大ホームラン!

マオの眉間に穴開いたぜ
ヘイ、 ....
燦 とひかりが降り
彼の中の森がめざめる
その肢体が
若枝であり
清流であり
薫風である彼の中の森が
その数多の瞳を
つぎつぎとひらいてゆく

きらめきをこぼしながら
鳥たちが飛び ....
  眼窩から此方側へ延びている廊下に沿い
  雨に濡れた数人の男たちがワツワツ歩いていく
  それほど速くもないしそれほど遅くもない
  私は三和土に置かれた長靴を先刻から見ている
  ....
すいすい

酔 酔

あなたに

酔すい

すいすい

酔 酔

おのれに

酔すい

しらふでいられぬ

このさがを

うらんでそうろう

よって

 ....
からっぽ

からっぽ

こころがからっぽ

からっぽ

からっぽ

ことばがからっぽ

からから

からから

おとたてて

ころがりおちた

こころから

 ....
曖昧な態度のままで察し合うのが自然
と言葉で明示することもなく
顔や声音
目線や肢体の所作で流動的に日常をやり過ごすこと
に疲れもせずあなた烏賊のよう
嫌い
大嫌い
烏賊は好きだけどあな ....
ロシアと平和条約を締結したと見せ掛けて
一方的に破棄して
ウラジオストクまで攻め込んで

白系ロシア人の男は皆殺し

白系ロシア人の女は凌辱したい

返す刀で
ウィスコンシン州に原爆 ....
赤子の手をへし切る 悪魔憑きな為

グポジ ワニワニヤ ヒ ワニワニヤ ヒ

物陰から湧くわ 湧くわ
手の平で掬った小人が うじゃうじゃとまとわり付くの 騒がしく
ならばと得意に 大恩寄越 ....
身体に染み込んでいる光と闇に戸惑いながら
明日という日を夢見る
闇が恐れを生み出し
光がそれを打ち消す
美醜も善悪も溢れて出し
私のすべてが涙となる
その滴は本物なのかと
問うてみても
 ....
穴を掘る
私たちは穴を掘る
深く
硬い地面に埋もれた
季節の輪郭をなぞるように

穴を掘る
私たちは穴を掘る
さらに深く
地中を飛ぶ鳥たちの
淡い心臓に届くように

手紙を拾う ....
手は 繋がなくても大丈夫
顔は 合わせなくても大丈夫


誰かが世界を大丈夫にしてしまった
みんな、大丈夫だと思ってる


大丈夫は便利で
大丈夫は曖昧だ
有刺鉄線を踏みつぶして
乗り越えるために
戦車が発明されたという

有刺鉄線は爆風を受け流し
砲撃だけで排除できない
単純なのに鉄壁よりも強固

有刺鉄線の向こう側
言葉も聞こえるし ....
僕にとって坐禅は
自分の心に戻る時間だ
ただすわって
息を吸ったり吐いたりするだけだけど
心が落ち着いてくる
家の周りには
好きな場所がある

綺麗な公園
お洒落なカフェ
景色の良い高台

好きな場所に囲まれて
好きなように生活する

好きな人
好きな仲間
支え合って生きている

 ....
ことばが語られているとき
ことばは消えている
そこにあるのは微笑みや苦笑い
ことばが刻まれるとき
ことばはこぼれ落ちていく
そこに残るのは物質だけ
ことばが叫ばれるとき
ことばは ....
うすらさむい肌に
あなたがのったとき
わたしはまだ女ではなかった

寝返りの襞に言葉が沈み
朝陽に産毛が焼かれると

夥しい嘘が
たった一枚の真実に包まれて寝転がっていた
あかる ....
凛と向いたその瞳は強く何かを訴えかけていて
硬く引き結んだ口元は何かに耐えるかのように震えている
上を向いた鼻先にさらりと掛かった黒髪をうるさそうにかき上げて
彼女は此方をきつく睨み上げる
そ ....
私自身、ともすると自信を失っている。

いや、自信がない訳ではない、自信が限定的になっている。

年を重ねると経験値が上がる。

その経験には当然、プラスもマイナスもある。これが私の自信を ....
紅の夢が輝く
こんな夜は
鮮やかな黄色のワンピースを
翻して淑女が踊る
蒼い月の冷たい闇が広がるけれど
緑萌ゆる朝は遠くない
だからさあ出かけよう
爪の先に光の雫を忍ばせて
真っ白な、祭壇に、小さな心臓が、乗っているのを、僕は、夢で見て、ひどく優しい気持ちになりました。

まだ、真新しいその小さな心臓は、赤い血を流していて、僕は、小さくうずくまり、こくこくと、その血を ....
あなたの裏側が
見えるから
ろくでもねえ奴だって
分かるから
「早く死んでね」って思うの
それは偽らざる気持ち

交差点を渡ろうとしたときに
猛スピードで右折してきた
2tトラックに ....
とぐろを巻いていた竜が
私に向かって来たとき
私は、白いガーベラの束を右手に掴んでいました
空は白く濁っていて
地面は、乾燥し、砂の美しい模様が遠くの方まで続いていました
左斜め上の方から、 ....
いつも好きな人とすれ違って
何も出来なくてまたすれ違うだけ
ただすれ違うだけなのにそれが嬉しくて
何も変わらないけど
無駄でもいいじゃない
何度でも会えるから
AK47を胸に掲げて

鋳造された神を待つ少年兵

他人の傷を拡げる為に

有り触れた明日を見ないニ-ト

その瞳は今にも針が飛びそうな

レコ-ド盤と変わりはしない

公平な ....
ナニカガ ウマレ ソウダ

言葉
宇を身籠もり
身籠もる言葉は
響く声また声の渦
何かが何かが ウマレテイル


夏の炎天下の縁側で
西瓜を食べている
兄と弟
汗流し
その頃 ....
夜空にひとり佇む月が夢をみている
本から溢れだした物語とともに眠る
夢みることをやめても眠ると夢が居た
声が音楽を越えていく思うがままに考えることができる
深々と雪が降り積もる
かじかむ手に息を吹きかけ
ウイスキーで体を温め
スタンドの灯りで短編小説を読んで過ごしていた
時計の針だけが闇の中に響き
孤独に耐えていたあの冬の夜
寂しくて気が狂い ....
爪だけを照らす
蒼い光
ひとつの指に
拡がる荒れ野


星の数だけ
痛みは冷える
砕けた冠
轟きは増す


二つの視線で
つまむ宇宙
それぞれの目の
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
螺旋の上プル式3*17/1/8 0:09
螺旋の下117/1/8 0:06
野球花形新次117/1/7 23:29
森のロンド塔野夏子7*17/1/7 22:59
長靴草野春心417/1/7 22:14
酔すい星丘涙3*17/1/7 21:47
からっぽ2*17/1/7 21:14
奥さんあなたが嫌いですただのみきや11*17/1/7 19:28
ダーツで選ぶ花形新次0+17/1/7 19:24
除幕なけま、たへ...117/1/7 17:45
私の涙星丘涙2*17/1/7 17:14
穴を掘るオイタル6*17/1/7 15:39
大丈夫みたま117/1/7 12:36
有刺鉄線イオン2*17/1/7 9:40
坐禅のすすめzenyam...217/1/7 5:50
好きな場所夏川ゆう117/1/7 5:07
ことば葉leaf117/1/7 3:33
あかるい森はるな817/1/7 0:24
ただ、水菜3*17/1/7 0:17
自信吉岡ペペロ417/1/7 0:09
出で立つ坂本瞳子2*17/1/7 0:04
埋葬水菜1*17/1/6 23:40
裏見ます花形新次1+17/1/6 23:24
水菜4*17/1/6 22:58
過ぎる人リィ1*17/1/6 20:21
眠れない夜が続く日々差羽ナガレ1*17/1/6 19:17
在るの根っこ言葉の根っこ(改訂)ひだかたけし8*17/1/6 19:15
「明日も明後日も君でいてね」と君が言う水宮うみ1*17/1/6 19:09
越冬星丘涙3*17/1/6 18:05
そよぎ しめす木立 悟417/1/6 17:27

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