楽なことばかりやっていると
衰えるばかりだ
年寄りに
楽ばかりさせてはいけない
「一日の最大の難関は

ベッドからの脱出だ!」
獅子文六「可否道」(のちにコーヒーと恋愛)で

主人公のモエ子は
コーヒーを淹れさせたら
ピカイチで

年下のベンちゃんが
モエ子のコーヒーの虜となり
同棲しているという
コーヒー夫 ....
小指ほどの小人が縫い付けているのは、
あかいボタンでした

繕いものは、みるみる整って

小人は、満足げに嘆息しました

小人は、やわらかな綿そのものを布団にしてくるまると

月を見 ....
寂れたバ-の長椅子で

瓶ビ-ルにくちづけを

両腕の入れ墨を切り裂く

刃物傷だらけの喧嘩屋に

絡まれた遠い夏の夜

弱い者は踏み付けられて

もがきながらも逃げ場を探す
 ....
   嘆き


 恋に気づいてしまった、そのとき、私は死を思うのです。
 恋に落ちてしまったらば、もはや、死ぬしかないのです。

 貴方が好きだと知った瞬間、悲しくて、苦しくて、溺れて ....
スツールに置いたスタンドライトの明かりが
薄い紙を透かして
褪せた文字を
一ページさきに触れた指の影に落とす

あてどもなくゆれ 、よぎる
ライオンの夢



眠りが獲物と結 ....
酔った日は素直なことしか喋れない思い浮かばないよっ

任せられた事があるから
やり切るまで君に迷惑を掛ける

ただそれは、
多くの人の人生をささやかに幸せに導けるから
どうしてもやり遂げ ....
壁掛け時計の針が示す時間を鵜呑みにする前にこめかみに鉛筆を突き立てた、そう、それはまさにくたばる一歩手前のギリギリのところだったよ、ついでに言っておくけどそれは二三時を少し過ぎたところだった、 .... 粘土の
少し油臭くて
押せば形を変える
素直で
拘らないところが
好きで

柔らかいけど
ちょっとだけ固く
抵抗する素振りを見せて
ふにゃりと
沈む
そして
どこまでも受け容 ....
「ゴメンナサイ」
「ゴメンナサイ」

相手の顔も見ず
こうべを垂れて
吐き散らかす
「ゴメンナサイ」は
届こうが
届くまいが
本当は気にしてなんかいない
大量生産される
お気楽な ....
オレンジの冬の色

暖炉の明かり

部屋照らし

ホットミルクの湯気白く

曇る窓に雪が舞う
中古だったコートをネットで買って
私は歩き回る 街を
そんな日曜日の弱い日差しの中を
静かで寒い 一番 そんな日が落ち着くのだった


この先 私の人生はどうなるのかは
何もわからない今 ....
あのひとが脱皮するのを見た

鮮やか
に細く磨き上げた手
の甲
の上を走るふくよか
な血管
に見惚れた
美しさ
が屈託なく笑う声
に蹴散らされ
刹那
するり
と剥けた

 ....
空にはもう
手が届かない



真夜中、
潤いが消失した部屋で
繰り返し観たものは
果てしない砂漠での蜃気楼、の夢

瞳を覆う
色が無い眼鏡の、曇りをふき取っていく
余分なもの ....
言の葉が

この世界に

浮遊し

乱舞し

光り

弾ける

捕まえろ

柔らかな心で

抱きしめ

愛おしみ

生み落とせ

海亀の様に

涙を零し ....
僕は彼女に好みのタイプを聞いた。

そしたら彼女は「子供の食事を盗み食いしないような旦那さんが欲しい」と言った。
人の少ない朝のオフィスでは
電子機器たちが夜を黙想している
バインダーは窓ガラスに這い
闇を光へと代謝している
夜と朝の両方と手を携えて
迫ってくる名もない者たちのために
僕は一本 ....
「血がね、赤ではなくて透明だったら
 怖くないのにね
 神様は意地悪」

「まぁ、意地悪じゃないよ
 赤いのは鉄分なんだよ」

「涙もね、透明ではなくて赤くなったら
 とてもひどい事を ....
粉を追えば裏切られ
塵を追えば打ち捨てられる
わたしが蝶に着くはずもなく
蝶がわたしに添うはずもない


わたしには有り
わたしには無い
表も裏も
透り たなびく
 ....
僕は今「無職」ではありません
「家事手伝い」です
奥様の言うことなら
なんでもやっております
ゴミ出し
掃除
洗濯物干しや取り入れ
風呂洗い
石油ストーブ給油
買い物
戸締まり
 ....
かけるくんは
呼ばれてもいつも返事をしない

返事だけではなく
一言も喋らない
いつの頃からだろう
皆がどんどん言葉を覚えて
いろいろ喋るようになって
かけるくんの言葉がないことに
 ....
TrackRを、愛猫の首輪に装着してみたい。

スマホのアプリで追跡可能。

猫の集会がどこでやっているのかもこれでバッチリ把握。

ぼーっとそんなことを思って、疲れているのかも。

 ....
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%B1%8B
『メアリー ....
量子の意味不明さに圧倒される
特に量子テレポーテーションが意味不明さを超えてる

観測されると挙動が変わるなんて意味不明の極致だ(2重スリット実験)

感覚で理解する物理法則とは全然違う動き ....
低空めけめけ飛行
上空はドンテンナリ

目下
繊細とは
人間の醜悪を
直視できない人である
と書かれた紙を背中に貼って
歩いているのは
ダンサーでもなく
占い師でもなく
小説家で ....
個人用核爆弾を
一人一基保有する時代が
いよいよ今年から
始まろうとしている
早速先週
同級生に苛められていた
中学二年生の少年が
報復のために
お年玉で勝った小型核爆弾を
苛めてい ....
なにも書かれていない
紙の上から立ちのぼる
青白い砂漠
その雪原のただなかで
花にも瞼があることを教えてくれた人が
透明なグランドピアノを弾いてくれる
その滑らかな指のうごきで
雪のよう ....
ひととして生まれて
ほんとうによかった
この
、忌ま忌ましい 傷みは
決して手放さないと決めた
「 石の上にも3年 」
が退屈なら
「 石の上にも3か月 」でいい。



「 石の上にも3か月 」
が退屈なら
「 石の上にも3週間 」でいい。



「 石の上にも3週間  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
老化zenyam...117/1/16 6:58
サラリーマン川柳0*17/1/16 6:53
可否道その6st3*17/1/16 5:05
あかいボタン水菜217/1/16 2:04
悲しいのなら己の燃える拳を握れ差羽ナガレ017/1/16 1:41
嘆き中原みのり017/1/16 0:28
よぎる末下りょう8*17/1/16 0:19
白い雪が降るのも悪くない狩心117/1/15 23:41
混沌を解いたところで簡単な現象にはならないホロウ・シカ...5*17/1/15 23:13
やわらかに酔わせて末松 努617/1/15 22:05
「ごめんなさい」まいこプラズ...517/1/15 20:39
冬の色星丘涙2*17/1/15 19:57
釣りの本番田 217/1/15 18:54
もののあはれ末松 努717/1/15 18:39
微熱砂小林螢太16*17/1/15 15:51
誕生星丘涙0*17/1/15 15:36
タイプ藤本ちゃお017/1/15 14:44
朝のオフィス葉leaf017/1/15 14:36
透明な血イオン1*17/1/15 13:28
ひとり 器外木立 悟417/1/15 10:47
リタイア生活zenyam...117/1/15 9:45
かけるくんの空深水遊脚9*17/1/15 8:27
水菜1*17/1/15 3:43
わたしが、もし、メアリーだとしたら0*17/1/15 1:56
感覚で感知する限界はわりと簡単にそこにあって1*17/1/15 0:56
ドンテンスパイル次代作吾317/1/15 0:28
個人で楽しむ花形新次0+17/1/15 0:07
氷結本田憲嵩1317/1/15 0:06
もっぷ517/1/14 22:49
石の上にも3秒komase...2*17/1/14 21:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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