河川がわらう
私のしたのだれそれに、私に、ふまれてきた、歴史ある石畳がわらう
なにをそんなに、しみったれた顔しとるのじゃ
と、かれらは、わらう
私は、私たちは、人工で加工され補強さ ....
手作りの甘酒をこくりと内に含むと、身体全体が柔らかく穏やかになる気がする。
甘酒の香りが好きだ。柔らかで落ち着く香り。
とろりとした静かにあまい海がうまれて
。
生きていく中で、ことば ....
ガラス天板の上を
巨大な魚影が横切る
ここは海に沈んだ宇宙船
虹色クラゲが星座みたいに光ってる
私はエミリー。彼女はオートミール・オートマータ
今日は二人で宝石の選別をしてる
燃料にな ....
ほんとうの自分のことを
わかってもらうことは
誰かをそっとこころのなかで
信じるということでした
あの日を
僕らが生きていること
すでに静かな風が通りすぎるように
深い森林と広い草 ....
詩が居なくなって、冬の光のなかに立っている
はらはらと降る雪をみて、私が行ったことのない、遠いだれかの地上を思う
雪が止み、あおい星空が見えるとき、私たちはまるで同じ場所に立っているかのように、綺 ....
説明 解説 言い訳
どれも要らないと云った
ただそのままで
あなたは惹きつける
男が女を始めて見たように
女が蛇を始めて見たように
たぶん
美しくて奇妙
エロチックで恐ろしい
....
誰も知らない そんな夜、
少女のぽっちり開いたくちから一羽の蝶が
それはすみれいろの 夢見るひとのうすい涙のような
蝶が飛んでいった 音もなく
(恍惚めいた ひみつの儀式)
....
飽食暖衣は病気のもと
毎日おいしいものばかり食べて
楽なことばかりやっていたら
病気になる
きっと病気になる
きっとなる
きっとなる
身も心もきっとなる
黄色い海があってもいいでしょう
膠を火にかける、独特の匂い、かき混ぜながら換気扇を回し
くつくつと沸く鍋底を見つめる
足りない色を数えて
描けない絵のことを考えていても仕方がないね
のめ ....
誰がいちばん可愛いだとか
何がいちばん売れているだとか
私にとっての世界は争い
透明人間になりたかった
耳を塞ぐのはヘッドフォンで良い
口を隠すのはマスクで良い
肩に触れられて初め ....
1
赤トンボたちが
飛行機のルーツのように飛行している
一日ごとに冷たくなる風が
透明に流れている青空の清れつさと
黄いろい木々の退廃を同時に包含している
秋の午後
パズルのピー ....
座敷の鍋の中から窓越しに雲が見える。雲に隠れた月がぼんやりと
少し前の地震で己が実を揺すられ、少し味が出汁に溶け出したかもしれない。
食欲満々の座敷の客たちは鍋の火加減を気にしている。
解体前の ....
まだ
これからなのに
真実に負けているお前は
夕焼けの空中庭園で
ひとり大休止している子供を
心の深部に抱えているのに
立ち上がらなくていいのか
独唱
元気がないな ....
詩は虫だ
生きているしとても小さい虫だ
いっぱいあしがはえていて逃げ足がはやい
つかまえることや飼うことはできない
目は大きくて大きな触覚がある
なんでも知っている未来さえも
....
「灯油」
寒い朝にかぎって
切れる
我が家のストーブ
「春闘(ED系)」
いくら頑張っても
僕のチンは
もう上がらない
「処女伝説」
若い頃
憧れた処女
夢見た処女
今 ....
*
黒い三日月
ユアーン及びユヨーンが、それこそ
ユヤユヨン、ユヨユヤンと、往復し交錯していた。
ぼくの心さ
Ho!Ho!Ho!
胃袋を吐く
....
*
折り鶴が一つ 夢の痕に置いてある
明日は飛んでいくに違いない
ほど羽根を広げて
まるで指先のように
僕を見つめた儘
記憶の皮膚をつついてる
*
『 風 車 』
寂しい路の傍に、忘れられた
{ルビ風車=かざぐるま}売りの 荷台が一つ
ポツンと、あった。
風の強い日
色付きの 沢山の風車が、、
虚しく 激しく、そこ ....
一方的に蹴られたことは
蹴り合ったこととは違う
有事の際には朝日が輝く
美しい夏であったのだ
バスの中でチャックが響く
神が理由で作られた
太い法律に鬼の頭は激昂する
一方的に蹴られたた ....
ビルの虹彩にはアスピリンが打たれている
遠く銀の向こうで揺らめく
日差しの強い午後
近影は霞まずそこにある
街は熱を持ち伸縮を続ける
群れた家々の隙間で
赤い血液は想いを爆せる
道路 ....
道に落ちている手袋はひとつ
多摩川を越える小田急線から見える夕日は
とてもきれいで
息をすることも忘れて
形を忘れるためには
めるけりあ
めるけりあ
たすかまめる
ろーてん
ろー ....
足跡は雪にさらわれ 残されたのは 爪さき立つ
声
奪われたのはまなざしのゆくえ
なにも照らせない光が
ひしめいている
(今日わたしができることは思い出すことをやめること) ....
硬く無機質な書類の文字列と女に
ぼくはいつも復讐する
三階の更衣室から
白く冷たい廊下をえて
いつも非常階段を下るハイヒールの響き
その規則ただしいリズム
それがミリタリーにぼくに木霊する ....
ある日森の中
くまさんと
くまさん殺しのウイリー・ウィリアムズさんに
出会った
花咲く森の道
くまさんと
くまさん殺しのウイリー・ウィリアムズさんに
出会った
くまさんと
くまさん殺 ....
デーモン、僕のすきなあの子を
うばって闇夜に消えてって
ブルースをもっとおおきく
デーモン、僕の笑い声を
うばってそしてなくさないで
ブルースをもっとおおきく
悪魔の会 ....
いのちを使ってるか
時代や場所にも負けないほどの
それはいのちなのか
いのちを使ってるか
そのうえをだれかが歩くほどの
それはいのちなのか
春夏秋冬に感じている ....
暗闇に小さな火は点り
{ルビ蝋燭=ろうそく}は徐々に溶けてゆく
白いからだの多くは
残されている
あなたのわざの多くは
残されている
小さな火
身を揺らし
夜を仄かに照 ....
私の背後には、いつも
不思議な秒針の{ルビ音=ね}が響く
――いつしか鼓動は高鳴り
――だんだん歩調も早まり
時間は背後に燃えてゆく
この旅路に
{ルビ数珠=じゅず}の足跡は…刻印 ....
そちらは
いかがですか
まだ
旅は続いていますか
{引用=物は言いようで
あれからもう七回か
そろそろかな
昨日の
今日の
明 ....
「あんまりおかしなこと
言いやがると
どうなるか分かったもんじゃねえぞ」
法がどうであれ
やる時はやるぞというのがなければ
クソ民主主義なんか成り立つか!
って言ってくれたら
反トランプ ....
1211 1212 1213 1214 1215 1216 1217 1218 1219 1220 1221 1222 1223 1224 1225 1226 1227 1228 1229 1230 1231 1232 1233 1234 1235 1236 1237 1238 1239 1240 1241 1242 1243 1244 1245 1246 1247 1248 1249 1250 1251
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.1sec.