小学生のヌードを見たと言うので
私の後頭部を容赦なく
大きな手が襲い
私は砂糖塗れとなって
痛打された後頭部は
物理的に正しく
私の顔面を私の前の
机の上に打ち付けられるように
導き
....
一方が
やさしければ
長続きするようだ
夕暮れ
大根
雫
セックスをもたらさないベッドがある
枕をはずして
もし何かをみつめてるとすれば
終わりのない色の
壁の終わり
空間にとっては軽すぎるものだろう
夕暮れに蛇をつかまえた
金はいつも夜に ....
人は光年の彼方を旅する
どこまでも
どこまでも
現在過去未来
飽くことなく
旅を続ける
時に富を得て
時に殺され
この肉体を他者に捧げ
命が取り込まれてゆく
ある時には恒星 ....
冷たい仕打ちを人から受けても
冷たい態度を返しはしない
プライドがどうとか
やるせなさとか
そんな問題ではない
皆と仲良くなんて
できなくていい
友達は百人も要らない
自分 ....
何と言っても意味不明No.1は
"コンテンツ制作"ではないだろうか
恐らく言ってる本人すら
分かっていないのではないか
ズバリ直球で"中身"と謂いながら ....
*
リンパのようにはりめぐらされた
首都の地下の冷えたレール
そのところどころが表皮をかすめ
夜になると光る花を咲かせる
昇ってしまえばあとは降りるだけ
観覧車は僕らをどこにも
....
僕らは小学3年生
産業廃棄物のような3年生
今日も算数の時間が始まる
ゴミ焼却のような時間が始まる
上級生が窓からおはじきを投げてくる
さんすうセットに入ってるおはじき
僕らはそれをう ....
「昔、保土ヶ谷と東戸塚の間に
牛小屋があって
横須賀線の車窓から見えたんですよ
住宅地に囲まれた
駐車場ぐらいのスペースでね・・・
えっ、放牧?
放牧なんてとんでもない!
放したら最後
....
死は
終わりではなく
乗り越えるものなり
神が
人間に課した
究極のハードルなり
信じることができない
明確な理由は胸の奥底
仮面をつけて悪魔が名前を呼ぶから
心をなぞるように静かに涙が流れてく
幸せではないけれど不幸ではない。
それは復讐という選 ....
2月の頭、年度の終わりごろ、私はインフルエンザにかかって休養しながら窓の外を眺めていた。窓の外は吹雪であり、冷たい大気の中、強い風に押された雪片たちが絡まり合っていた。この雪片たちのように私たちは、冷 ....
紅いベルベットのシュシュがほしいと
彼女は探している
二つ、希望している
左右に分けた長い髪のために
それは紅いリネンのワンピースに合わせるために
この冬わたしクリスマスを知らなかったもの
....
蹴っ飛ばす石っころのない路をお散歩したって仕方ないもの
町によおく聞こえるようにつぶやくと
神さまは教えてくれる
エノコログサが終わってしまうよ
云われて一番きついことを神さまはよくわかってい ....
僕は
ウエハースを持って
屋上で月を見ている
ハイウェイを見下ろして
ウエハースだなんておもうよ
月に見とれていたけれど
鳥肌の立つ明け方に
うっすらさよならしていくよ
輪郭を、街は、 ....
記憶外れの季節に 人生を四季で表すのならば
今 物覚えの幼さに悪さに切なさに 晩秋とでも
とどめを刺すかのように老いて置こう
それでも時々 灼熱の向日葵でありたいとも願う
どうであれ流 ....
最期のタバコ屋で最期の女に出会い
最期の言葉を交わして
いっしょに暮らそうかとも想う
いつも最期に出会いたくないので
のらりくらりいきている
挑戦状のないリングで闘争心のない犬と成り ....
バビロン
大根
黒鳥
2+2=2×2=2^2=4みたいな式のように、僕らは唯一無二のものとしてここにある。
当たり前のような顔をして、数字や定理みたいに歴然と世界に存在している。
数は作られたものでなく、元々世界に ....
空にポツリと佇んでいる
逆さまの煙突は今日も煙は落ち着かない
ドーナツをおでこにあてて
選ばれるのを待っているのだけど
聞こえてくるのは誰かのくしゃみばかり
僕は長い長い道を見ながら ....
黄金の名器で在るかの如くに
煌びやかだけを
見せびらかしてる
白いレースのカーテンが
似合うような
部屋の奥で
リリリン♪と
オンプマークまで
つけたがる
クセ
氷 ....
フェイクスター
君と笑ってた頃が懐かしい 見つけたばかりの星を指差して
そんな夢を語る時ももう過ぎたのかな 今はひとり夜空の下
どれだけ歩いて進んでも 近づいた気がしないのは
暗闇に浮かぶ ....
冷たい空気で
頬が凍張る
そんな言い訳ができる
今夜に感謝したくなる
だからもう少し
一人で歩いてみる
お月様は隠れているけれど
空の高い奥まったところに
小さな星が輝いているのが
....
きみのまぁるい頬に
ぼくのこけた頬と
疲れた心をあずける
たちまち
宇宙と混ざり合う
ぼくだけでなく
きみも 宇宙も
一切の記憶を失い
彼方まで届く光
消えない光となる
....
まだ無名の星に
光が差しはじめた頃
静寂な空気の語りと
無重力の宇宙の波動は
無音を破ろうとして
互いに感覚の符号を送り続け
やがて瑠璃色となった惑星に
言葉を招き入れた
人間たちは歓 ....
毛虫の襟巻をした男が蝸牛の殻に腰をかけている
鼻にツンとくる冷気
上着の内ポケットを弄って
煙草――かと思えば
むかし別れた恋人の
薬指の骨ひとつ
飴色の思い出を
こころなしやさしく
....
難しいことはいいのだ
シンプルに
感じ ときめき
笑い 泣けばいい
難しいことはいいのだ
空を見上げ
青空にとけ込み
鳥になればいい
海に飛び込み
....
あなたの眼に打ち抜かれて
あなたの呼吸に惑わされて
あなたの腕に抱かれて
私の心は狂ってしまいました
裏を返せば 救われたとも言うのでしょう
あなたの、その蒼い身体
触ると冷た ....
徳川勢に対して
2分で討ち死にした
賀地養義秀の軍6名に
竜息臭助は
含まれていなかったとの
説がある
長野は小諸出身の竜息臭助は
別名「小諸ドラゴン」と呼ばれ
死肉や腐肉を食らう ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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