東方ぬ島ん あがりがたぬしまん 東方の島も
西方ぬ島ん いりぬがたぬしまん 西方の島も
見ゅるばる見ゆん いんじゅるばるいゆん 見ようとするから見える
雨 ....
もっとくだらないものを
もっとたあいないものを
わたしのなかに鳥がいる
もっと止めどないものを
もっと果てしないものを
あなたのなかに海がある
もっとせつないものを
もっとはかな ....
昨日まで
思い出せていたことが
今日になって
本棚から消えていて
そのわりに
十六巻
二冊持ってるし
売りに出そうか迷ってそのまま
どちらを読んだってかまわないのだけど
片方だけ ....
欲望の渦にのまれ
満たされない心を
ガードできない
高みへ
高みへと
駆けのぼる
燃える龍のように
豹のように
貪欲に
禁欲に
捻りだされ
降りてきた言葉を
並べ立て
....
今年度デマゴギー賞作品賞は・・・
ル・ル・リ・ランドです!
「ヒャッホーイ!」
ワー、パチパチパチパチ
「こんな素晴らしい賞を頂けて
キャスト、スタッフ一同本当に・・・・」
....
帰りの時間、お年寄りの皆さんの前に立ち
マイクを持った瞬間、言葉は詰まり
震える声で、新たな日々を誓う
一人一人の手を握る…熱い涙のあふれるまま
送別会で酔っ払い所長の隣りに、腰を下ろす
――俺は昔上司に嫌われ、必ず見返す!って
決意して、ここまで歩いて来たんだよ
そんな所長の男気を初めて知った、退職前夜
ポケットにおちてしまった
エイトボールがあったよね
ぼくたちはとても楽しくて
もう一度はじめようとした
イースター島
(いいスタート)
たまご
🗾のおなかから太平洋ず~っとすすむと ....
かおりちゃんは、まだおねむです
おんもはまだ少し寒いので
あったかいくまさん柄のお布団で
微睡んでいるの
はやく、あったかくなあれ
かおりちゃんは夢をみています
おかあさん ....
きっと、心の飢えが一番こわいの
何にも太刀打ち出来ない
身体が何に飢えているのか、知らなければならない
不安は、伝染するから
人は、選り好みしちゃいけない
生き方は、選んでも
人として ....
あかいスイートピー、ほしくて
泣きわめいてた夜があったの
きっと、特別なスイートピー
私、あの頃の気持ちには戻れない
でも、あかいスイートピーほしかったあのころ、
私の世界には、黄色い太 ....
なきたいときはなきなさい
なにもがまんするひつようはないんだよ
じぶんでじぶんをだきしめて
つよくつよくだきしめて
ひとりでなくのはわるいことじゃない
だれかがこういっていた
なみだは ....
傷
コンクリート
春
普通の暮らしが
目の前の世界を作ってる
忘れそうなことだけを
建築するモグラの生活
僕ときみは
はちみつ同士さ
五月雨を待ってる時
口に出してみる
これが最後の雪の降る世界
空を ....
ゆきいろみちに
まっかな保冷瓶落ちてた
あたし、それ、目にして
ひび入ってるって思ったの
銀世界のなかで赤い保冷瓶は、めに強く飛び込んできたけど
きっと、ひび入ってるって思ったの
まっ ....
人の多い喫茶店で
私は一人静かに
声をたてず泣きました
下を向くとメガネのガラスに
涙のしずくが溜まるので
そっとメガネを外しました
窓ガラス越しに外を見たら
夜の明かりゆらゆら揺れまし ....
神さまが
釣竿を引っ張って
あなたの口角が
上がったサタデイ
疑似餌として いつか
何かしらの賞をもらおう 私は
ミルクティーから
立ちのぼる湯気をまとって
羊にのって
....
家で飼っていたガチョウが
猫に喰われて死んだ
首しか残ってなかった
明日、家族で
ガチョウシチューにして
食べるつもりだったのに
「これじゃ、ガチョウのセセリの
塩焼きにしかならない ....
胸騒ぎがする
良くない兆候を
期待している
満月が輝くのを
目が欲している
喉が渇くのを
待ちわびている
鏡を見ないように
冷たい水に触れないように
匂いの強い球根に ....
バイクのエンジンオイルを
そろそろ交換しようかと
久しぶりに別れた元夫から
連絡があったので
冬の晴れた日曜日に
前住んでた家の
近くの公園へと
バイクを走らせた
公園では野球少年 ....
真っ白いノートに
愛してると書き込みました
そしてしばらく考えて
愛してるとという言葉の上に
二重の線を引いて
私は愛していたとつぶやきました
誰にも聞こえないほど
小さな声でつぶやきま ....
生まれて初めての今にいる。だから覚束ない足取りで、未来を望んだり過去を思い出したりして、今ってものを理解しようとしている。
今、昔の出来事を夢で見たよ。今、明日のために早く眠るよ。今、歩きすぎて足が ....
https://twitter.com/nekoneko1o/status/836187093239902208
人死何遺
孤狼不群
何処不向
森回廊連
深緑騒躍
彼逝路譲
鳥獣 ....
vintage /いびつな字で書かれたノート
白紙のまま棒にくくりつけて
見せびらかすように振ったとしたら
それはきっと僕の人生を降参してしまうことになる。
何故書くのか?その問 ....
窓/点在するワームホール
散りばめられたようにいたる場所に設置された窓はまるでワームホール
一枚のガラス板が異なる空間と空間を繋げる
#1
帰宅途中のOLが私鉄電車の中で揺られ ....
evolution/月の下で舞う鱗粉
薄い雲の向こう
見え隠れする月の下
進化の光を目指して
懸命に鱗粉を振り撒き
飛びつづける 一匹の蛾
暗い海の波打つ音が
....
インスタントラーメンと目玉焼きぐらいしかつくれなかったが
いつしか肉ジャガが美味しくつくれるようになってしまった
かぼちゃの煮物と筑前煮と筍の土佐煮にきんぴら
変化は世の常ではあるが妻と離別 ....
身体を揺すってるのは
感情が動いたから
身体が揺れているのは
感情が動かしているから
抑えられないな
感情には負けちゃうな
理性がすぐに屈するわ
....
六つの日の瑠璃花がふと
幼なじみの並子に
あたしの名前は「地球の花」って意味だよ
お父さんとお母さんとで何日も考えてくれたんだって
いまはまだ「ひらがな」でしか書けないけど
なみちゃんは?
....
最高綱領からしたら
ガチョウもカチョウも
存在しなくても
良いというレベルで
おんなじだ
最低綱領からしたら
ウンコにだって価値はあるという意味で
鳥のフンとはいえ
存在自体は否定 ....
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