聞き流すだけで
驚くほどに人間関係が
改善する
解釈を加えて
失敗している
おかしな話ほど
聞き流す
肯定しても否定しても
いけない
本人には
そう見えたのだから
本人は
そう ....
ドクイチゴのジャムはどうですか
焼きたてのパンにぴったりです
あの日貴方にぶたれた頬は赤く染まりました
初めての衝撃から幾回も繰り返された蛮行は
わたしをわたしにしてくれました
一瞬 ....
馬鹿ってばかりの国
馬鹿ってばかりの国
寒いものを暑いと言い
増えたものを減ったという
馬鹿ってばかりの国
馬鹿ってばかりの国
声も出せない小娘に
肥えた豚が金を注ぐ
....
ふわり
ゆっくり
くもり
弱る体を
支える枝
細くて強い
優しさ甘え
触れる花は
儚く柔らかい
永久に生きる
毎日が私の
一つ星
啓蟄を迎えた深夜
こぽこぽと淹れた レモンティー
出涸らしだからって
これ以上 涙 涸らさないで
葉に留まる 鳥たち
静かな囀りに混じる 合唱
二つの手を合わせたら
何で ....
はるかはる
とおくにさくら
いまじゃつつじ
きらきらと
はるのちかいなつは
しみじみと
のこされたままいく
えらべない
みんなおとなだ
ぼ ....
むせるような息苦しさが
深い色の雲とともに立ち込め
空の青を覆い隠し
陽の光を閉じ込め
明日という希望を
もう少し先に追いやる
息をするのを少し我慢して
涙を零さないように
歯を食 ....
他人のふんどしで
相撲取れりゃあ楽なもんだが
どんなにキレイに見える
ふんどしだって
チンカスやウンコカスが
付着してるもんさ
気軽に稀勢の里気分を
味わうつもりなら
止めておけ
....
無心にならないと
人の気持ちは
わからない
自分の気持ちで
いっぱいだと
人の気持ちは
入らない
迷子のアリスの足跡は
ぐるぐると同じ場所を辿る
寝ぼけたイモムシが躓いても知らんぷり それとも気付かない?
紫の花が垂らす甘い蜜も
今のアリスの気をひくには足りなくて
ガラス瓶の ....
真っ白になった心は柔軟にわたしの体へと帰ってきた
どんな形にでも変化をするのだから
彼のソレとピッタリくっついてくれても良かったのに
彼の穴にピッタリ嵌ってくれれば良かったのに
....
今日で退院だね
うれしいでしょ
でも、美人連合(看護婦)に会えなくなるのが
残念だね
たまには来たら?
最後にマスクをはずして
顔をちゃんと見せんね
げっそりさせたく ....
生きていてこそ
花を見つける
実りを見れる
カルピスは美味い
生きていてこそ
空はあおく
雲はしろく
カルピスは美味い
生きていてこその友よ
生きていてこその私だ
未来 ....
きょうかいせん、って言葉があるじゃない。
と、いった、彼女が、線をひいた。
むじひに、スッと切れめをきれて、
彼女は、だからね、と無意味なことば。
ひとつひとつが、正義である必要はなかった ....
角
夕餉
視座
振り向かぬ風ひたすら前へ 大空を駆ける鳥も向かう
『未来には何があるの?…』僕らはこの星の冒険者
「希望のひかり見えぬ夜は 気休めのライトを捨てて
君のことそっと想えば 勇気が湧いてくるよ ....
天気予報どおりだ。濃いねずみ色の雲が音を立て始めた。雷に注意してプレーしてください、カートから自動音声がながれる。でも僕らはこわごわプレーを続けた。
カートの音声が警報を告げた。打ったボールをほ ....
人たちを厭うばかりの昼頃に
俺の詩嚢に顔濯ぐほどの水もなく
愛に生きようと思ったが
邪魔するものが多すぎる
さらば死ぬかと訊かれれば
死ぬほどひどいこともなく
し ....
ちいさな公園で
ブランコをこいでいる
あれはともだち
ほうりだされたカバン
あそびすり切れたクツ
おりおりのかわいい花
うつりかわる葉のいろ
近くなる遠くなる空
すりむいて熱い ....
生きて、生きて、生きて
死んで、死んで、死んで
そして貴方は私の中で眠る。
人はいつか死ぬ。
誰にでも訪れるもの、死。
怖くて泣いてしまいそうになる。
どうして死ななけ ....
貴方を想う 花弁の心
桃色 水色 橙色
とりどり 目一杯ふれる振り子のよう
貴方がいれば私は何にだってなれるの
願うのは 永久に続く祈り
けれども 花の命は月より短く
人知れず 散りゆく切 ....
頭が
いい人は
理屈で理解しようとする
人の心も
あたらしいのか
なつかしいのか
そんな距離感の友への手紙を持って
五丁目のポストへと急ぐ
この町にも一つ 真っ赤で寡黙なポスト
いつからあの場所で立っているのだろう
いつまで赤いつもり ....
○僕は退屈だから
一日に何回も
売店へ足を運ぶ
○四階はシルバー中心の病棟
三階はベビー中心の病棟
人生のはじめと終わりが
大変なようだ
○看護師の「ごめんね」
患者の「ありが ....
廃屋になっているのに
ばらの蔓が家中を取り巻いて
賑やかに花を咲かせているのでしょう
公園では透明な子どもたちが
鎖の浮き出たぶらんこで遊びながら
漂う香りをぱくぱく食べています
....
輝き
鯉
オレンジジュース
人生はもはや人類にとって壮大な暇潰しに過ぎず
六日で作られたこの世界は暇潰しをするにしてもあまりに不完全だ
空は観念にすらなれず
音と同じにもなれずに
嘘であれと思う
神様を殺してしまう ....
神に反対するものは
痛打される
象を飼って居ても駄目だ
太陽が光り輝き
湾の海水は塩辛い
スライド登板の日だった
ニセの胃が泳いで行って仕舞って
コラージュを背景に投げる
神であるキャ ....
愛するものが死んだときには自殺しなければなりません
なんて言った詩人がいるそうですが あいにく私はそうとは思いませんね
なんてったってこの世の中じゃ行けども行けどもお先真っ暗
日は音もなくし ....
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