ふたつの気持ちが重なって
消えてしまうことは
よくあることで
ガロイ先輩の
割れないたまご理論と
チブラさんの
割れるたまご理論と
のあいだで僕は
ふたりのたまごをあたためていた

 ....
やるせなさが消えない

こんな気持を抱えたままで
あとどれくらい遣り過せるのだろうか

不満など
爆発してしまえばいいのに

八つ当たりする対象も見つけられず
ただ黙々と時間が経過す ....
初めはゆっくりとした歩みから始まる
始まりの合図はリズムに乗った音楽の音色だ
一歩一歩歩いて行くと両足の速度は加速される
心は舞い上がり始め
今日の喜びの時間に期待する

100M、200 ....
当たり前すぎることだから
素直に応じた
お椀に浮かべた麩のように
あなたはあなたに浸されている


――まるで 無い 
     ない みたい


家では
タツノオトシゴの溺愛
 ....
闇夜に燈る不知火

篝を模り人を誘う

新月が封印を解き

古の亡者達が甦る


骸は躯を軋ませながら

悲痛な叫び声を上げる

轟きは山を越え響き渡り

悠久の世の終わ ....
五光三光
花見酒





ようやくの休みなのだった
TELすると
施設管理責任者は恐縮しながら
 ....
春の連休明けは晴れだった


教室に入ると
後方の席に君がいた
おはようという挨拶の後に
僕の想いに気づかれてしまいそうな
要らぬ一言を付け加えてしまった

席に座り入口を眺めていた ....
元気な時には
「病気は健康の対極にあるもの」
だと思っていた
入院したらよくわかった
「病気は健康のすぐ隣にあるもの」
ということが
すべて諦めかけたときに
コンビニに行って弁当買うてあたためた
何も変わらないいつもの弁当
俺の一所懸命にあたためつづけたもの
それと弁当
くれるレシートと夕陽
そして弁当
 ....
あまやかしても いいのだ
けして つめたいだけの人ではないのだから
心のかよわない言葉しか 今は ないけれど

こどものころの私に あの人が教えてくれたレシピ
ビスケットケーキ
 ....
    いつの間にやら
      できていた
    玄関先は・・・
 
    冷たくなってる
      コンクリに

    曲がりくねった
     割れ目が二本
 蟻の棲 ....
スクリームして素クラップするツーハンド
レッドの間のノートの切れ端まくるまくら
れるまくれる水の降る日へつづくつづきを
つづるつづらない舌切り雀いないシしたは
ないシしたわないアイがかけたまま ....
揺らめいている
天井隅の空間が
静けさに包まれ
揺らめいている

揺らめきは
静けさを呑み
三億年前の生き物の
真っ赤な蠕動を今の今
一瞬見事に開いたり
見たこともない
幾何学模 ....
心配していることなんてきっと
うんざりするほど感じているだろうから
心配してますアピールなんてしない 
幸せを願っていることなんて
どうせ痛いほど感じているだろうから
言わないでおく
心配 ....
「大成功でした!」
と医者に言われて退院したのに
10日後には
再発した
医者の大成功は
あてにならない
入院すると
やたらに空が見たくなる
青空でも曇り空でも雨空でも
げんげ

垣根

信条
晴れていないのは
私の心で
強い雨が降り続く
彼女の気持ちを
抱きしめたいと
期待も込めて
希望する

星々よりも
蒼い月が輝く夜空を
欲する心が止まることなく
叫び出したい衝動 ....
死蝋化した骸を思わせる粘ついた月と鋲のような星々が食い込んだタールみたいな黒が
呪詛のようなリズムで這いずるやつらの頭上にぶら下がってる
駅前のコーヒーハウスで飲み干した自家焙煎にはまるで無関 ....
はい、と返事をせず
あい、と返事をする
言葉に力を入れない
あなたに呼ばれるときは
もたれかかるように
あい、と返事をする
美しき季節に

身も心も癒されてゆく日々

若葉は風になびき

わたしは

頬に風をうけ

穏やかな時を過ごしている

憂いの雲はなく

初夏の日差しの中

全てが輝い ....
かなしいね鴉
めっきり減ったねおまえたち
よそに楽園みつけたか
そこは、 優しいか

かなしいね鴉
生きてくためのあたりまえが
人間にとってはありがたくない
おまえたちは それでも媚び ....
まだ学生の雰囲気のただよう孫のような看護婦が
「今から下の毛をそらせてください」
と平気な顔で言いに来る
「こんな汚いことまでさせてごめんね」
と隣のおじいちゃんが
申し訳なさそうに言ってい ....
アダムとイブは

神のように

みえるようになった

そして

古代人は

バベルの町を築き

言った
                
神などいらない

祈りも

 ....
有象無象



哀切は温かく

歓びは儚げで

人は生きてゆく

記憶のような

時の形をゆく


ラジカセが宝物だった

今だとスマホか

今の子達はラジオを録音とかするのだろうか
 ....
いつもこころに青空を

宇宙の一部を

魚眼レンズで

俯瞰してやれ

いつもこころに青空を

曇り空よりも

ずうっといい

君もそうだろ

いつもこころに青空を
 ....
積んだ言い訳を一度崩してから
冷たい唇を太陽に向ける
折り重なるように君が手をかざすもんだから
鼻の頭が剥けたころ
ぼくたちは心臓の外で音楽をかき鳴らす

祈りも蔑みもくるくる回す指にから ....
階段の踊り場で泣いていた
君を遠くから見つめていた
長い影は昇降口まで伸びて
夕闇に消えてしまいそうだった

ここで君に話し掛けたら
何かが変わるというのかな

叶えたい願いは一つだけ ....
貴方は悪者
平穏を乱す者

その自覚があったからあんな事しちゃったんだよね
黒い銃は現実を切り裂いて
阿鼻叫喚の宴を引きずり出す
それを嘲笑って
私の手を引いたあなた

俺は悪者
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あいAB(なかほ...117/5/11 7:48
やるせない坂本瞳子1*17/5/11 0:12
歩みと走り鷲田017/5/10 22:18
一人の女優に捧げる詩ただのみきや8*17/5/10 21:03
鬼火1486 1...317/5/10 20:57
藤に鴉TAT117/5/10 20:53
連休明けは晴れだったしょだまさし2*17/5/10 19:32
病気観zenyam...1*17/5/10 18:57
すべて諦めかけたときに弁当を奥畑 梨奈枝6*17/5/10 18:50
クリミイ ふくろう るるりら8*17/5/10 17:48
築四十年信天翁217/5/10 17:46
あい/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ2*17/5/10 16:34
揺らめくひだかたけし217/5/10 12:50
君の誕生日Lucy12*17/5/10 8:12
手術zenyam...017/5/10 7:27
117/5/10 7:22
平成29年5月10日(水)みじんこ017/5/10 6:41
不眠症の夜に坂本瞳子1*17/5/10 1:48
夢を見なよ、この夜はまだ明けることはないホロウ・シカ...1*17/5/9 22:33
あい小原あき4*17/5/9 21:37
祝福の季節星丘涙3*17/5/9 17:18
風詠みもっぷ117/5/9 13:18
下の毛剃りzenyam...017/5/9 10:21
バベルよ星丘涙2*17/5/9 8:25
平成29年5月9日(火)みじんこ117/5/9 0:25
時の形吉岡ペペロ4*17/5/9 0:17
いつもこころに青空を417/5/8 22:19
はなしてバイバイカマキリ617/5/8 22:12
神様1486 1...017/5/8 21:37
Bk卯月とわ子117/5/8 21:33

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