灰白の空から透明な滴が零れ落ち

無地の黒布に覆われた私の傘をコツコツと叩く

水無月の花は潤いを得て生命の重みを増す

今年もまた豊かな音の季節が来るのだ
膨らんだ夢がわたしを喰らう
その大きく赤い口で
ガブリとひと口
鋭い歯が見えたでしょう
あれで傷をつけられてしまったら
もう誰も立ち上がれないわ

震える手を隠す必要なんて無いのに
貴 ....
囲まれて身動きが出来ない
愛して欲しいと叫ぶ奇形物や
世界中の何処にでもあるような複製物
に、囲まれて

何か変えて行きたいと、
単純で純粋な3%の場所に立ち、
未知の創造の72%と向き ....
あなたはそらいろ
みあげると暖淡とほほ笑んでいる
ひかりたちのふるさと
あるいは
あなたはひかりかもしれない
わたしの夢のなかまでも暖淡と
何もかもに頷きながら
あかるさほがらかさを配り ....
一番大事にしなければ

いけない人を

大事にしてないところがある
な ま あ た た か いかぜが、
すぎた
メラニンスポンジみたいな手触りの、

私は  電  車  を  待って
いた。
ずっと、ずっと、待ってい た。

    回送電車が通る。
 ....


高速道路

リンゴ
町の中
心は製
薬工場

町の北側
には日が
差さない

朝だけ
日が差す
小学校と役場

夕方だけ
日が差す
団地

団地の
人びと
が製薬
工場で
薬品を
 ....
将棋指しが
過去の栄光にすがることはない
いや、出来ない
リアル勝負の世界は
今強いかどうかなだけ
過去に強かったなんて
単に思い出話に過ぎない
能力が劣るものはただ消え去るのみだ

 ....
ちいさな動物の腱は弱い

生き物じたい弱い

いのちは脆い

噂や暴力やつまずきに弱い

そんなことも知らずに

ずいぶんたくさんの過ちを犯してきたよ


だから

励ま ....
六月。

見えない空に
ひらひら、

ただ、
ひらひらと
飛ぶものが見えるのだ。

きみの呼吸は
もう
止まりそうだけれど。
  ――水脈を捉え ひとつの
薬湯のように甘く
 饐えて 人臭い
       廃物の精液  
            輸入された
どれだけ銭を洗っても
どれだけ子を流しても
      ....
話したい過去がある
見せたい未来がある
過去はいつもシンボリックになるけど
未来は鮮やかに生きている
現在に向かって

睡眠 夢 現実 睡眠 夢 現実
イマジネーション×イマジナリー
 ....
あの頃の私は何処かへ消えてしまったよ
心の何処を探しても見あたらない

あのギラギラとした得体のしれない魔物は
何処かに消滅してしまった
澄みわたる心に影はなく
怯えることも
 ....
誰かにとっていい人が
誰かにとって悪い人かも知れない
みんな抱えきれないおもいを抱いて
抱きしめて
生きてる
そんな事を思い出すと
やりきれなくなるよ
パニックになる
どこかで人にあた ....
雨がひとしきり降る朝
空を眺めるお偉いさんが一人
鈍色の空から落ちてくる水滴は
液体にしては痛い
液体にしては不随意だ
液体にしては不誠実だ
頭の悪いお偉いさんは頷いている
これが雨とい ....
 使い古した デンデン太鼓

     いま 取り出して 
 
幼きころを 真似してみても

張りがないから 濁っている

濁っているから 死んでいる
ねこじゃらしが空を くすぐっているあいだに
蛇が玄関を激しく叩いたことがあった
蛇足めいた説明は一切いわない蛇だった
ただただ呪いの言葉でできた体躯ごと体当たりで 戸を叩く

あまえ ....
生きるということは
病気とつきあっていくということだ
年を取ると特にそうだ
年を取ると
病院行きが
仕事になる
仕事があるうちは
まだ幸せだ
重くなると
病院さえ行けなくなる
今年83歳になる叔父さんが
脱腸で入院した
見舞いに行くと
「10回目の手術をすることになった」
と叔母さんが
手帳を見ながら話してくれた
65歳の時の痔の手術に始まって
2回目が脳梗塞 ....
              


マダ ツカナイノカ ネー

かぼそい声の
母は 床ずれをした背中を
不自由によこにする
白いベッドのシーツから
石鹸のにおいがする

アア エキ ....
玄関わきの花壇に水をやる

薔薇よりも

下生えの葉ものに注意深く水をやる

ちいさな蟻が流される

ちいさなカマキリが身構える

ちいさな全体のために

命を犠牲にする生き物 ....
さながら
抹茶と炬燵が浮かぶ

冬のイメージくぐりぬけ
桜のトンネルすぐそこに

はらり きらりと美しく
ビーズ戯れ フリマ模様に

そろそろ マルシェシーズン
早速 連休の案 ....
紙で飛行機を、なんて
誰が考えたことだろう
一体どれだけ乗れるというのか
世界には70億もの
人間があふれているのに
私たちには牙や鱗がないかわり
言葉というものを持っていて
言葉にある ....
こころの海が凪いでいる
お魚たちはお昼寝中
釣り人の居ない海だから
夢のなかまで夢のなか
おなかの空かない海だから
互いに興味を持ちあわず
とわのお魚お昼寝中
とわのとわまでお昼寝中
 ....
それ
はさいじ
きをひらく

なん
とまあ
禍々しい


の内
容証明


名『言
語黒書』


とば
による
ホロコースト


とば
という
 ....


椎茸

まほろば
気持ちの悪さを拭うことができず
項垂れてただ時間を過ごす
誰かのせいにしたいけれど
八つ当たりすらできずに
誤魔化す方法を探してる
握り締めた拳を天に向けて
それから振り下ろして地に向け
 ....
あなたが怯えていた八つの音符で紡がれた
そこにしかない織物は
夜の冷たい川でなんども染められた幻想の世界
そして聴こえてくる九つめの誘惑の叫び
異端の絵画に連れ去られていく眩暈を覚えな ....
あの目を見てごらんなさい

衝動に駆られている
誰とは申しません
あなたたちかもしれない
特定不可能

表現者となった目

込められた何か
何とは申しません
遥か彼方に居る
眼 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雨の歌永山硝217/6/22 18:54
夢の口卯月とわ子017/6/22 16:26
数年発起狩心117/6/22 14:40
あなたはそらいろもっぷ6*17/6/22 10:19
家族zenyam...017/6/22 7:55
電車を待つ(の_の)217/6/22 2:34
平成29年6月22日(木)みじんこ217/6/22 2:24
イオンへの旅斎藤秀雄017/6/22 0:45
リアルでは生きられない自称詩人花形新次117/6/21 23:42
いのち吉岡ペペロ117/6/21 23:25
梅雨の蝶草野大悟2217/6/21 22:30
世代論ただのみきや16*17/6/21 21:30
狩心117/6/21 19:45
正気に返った私が正座して祈っている星丘涙3+*17/6/21 17:40
断片渡辺亘117/6/21 16:21
雨が降ってるボビーD317/6/21 15:25
骨董品信天翁117/6/21 15:17
蛇さんへるるりら3*17/6/21 14:21
病気zenyam...017/6/21 13:37
傷だらけの人生017/6/21 13:31
駅    前田ふむふむ3*17/6/21 12:14
花壇吉岡ペペロ317/6/21 10:36
オカキは茶菓子藤鈴呼0*17/6/21 10:15
紙の飛行機やまうちあつ...317/6/21 9:58
もっぷ317/6/21 9:23
隣人斎藤秀雄017/6/21 0:09
平成29年6月21日(水)みじんこ217/6/21 0:01
泣き出しそうな曇り空は何処よ坂本瞳子2*17/6/20 22:51
森の奥で乱太郎8*17/6/20 22:49
表現小川麻由美2*17/6/20 21:48

Home 戻る 最新へ 次へ
1132 1133 1134 1135 1136 1137 1138 1139 1140 1141 1142 1143 1144 1145 1146 1147 1148 1149 1150 1151 1152 1153 1154 1155 1156 1157 1158 1159 1160 1161 1162 1163 1164 1165 1166 1167 1168 1169 1170 1171 1172 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.15sec.