心臓の手術をしてわかったことは
「死ぬ」ことよりも
「痛み」のほうが
耐えられないということだ
死ぬのは
抽象的だが
痛みは
具体的で切実だ!
わたしが眠っていてもコンビニの店員は働いている

眠らない街と諦めの悪い人間のために

わたしが眠っていても交番の警官は忙しい

眠らない街と聞き分けの悪い人間のために

わたしが眠っ ....
ゆくえ ゆくえ
しあわせのゆくえ よろこびのゆくえ
この子のゆくえに佳きみちを

ゆくえ なんてつけないでね あたしのなまえ
ママのおなかのなかでたのんだのおぼえてる
ゆくえはそうつぶやい ....
街の粒子が風にのると
夜はやさしくて
うさぎたちは眠ってしまう
はとも
くまも
金魚たちも

ぼくたちだけが起きている
あまりのさびしさに
抱きあうこともままならず
愛してない
ということに
人々が傷ついていたのは
もう昔のことで
いまは愛だけが
ただしく街を削っていく
ことばのないところでおはなししましょう
ひとりっこになったつもりでいきてみましょう
さみしさをいっぱいだいて

しろいひかりのなかで
しゃぼんだまがまいおどるなかで
せかいはいつもへいじょ ....
赦せないとあなたが決めた私の諸諸を
たとえ他の言葉が
赦す
と言って、靡くわけもない
夢みるほかないあの{ルビ娘=こ}にも聞いてみて
尖閣諸島を巡って
日台間の緊張が高まりつつあるなか
人和首相が
「日本は尖閣諸島を今すぐ
台湾に引き渡すべきだ」と発言し
物議をガチョウ、もとい、かもしている

しかし、世論調査では
 ....
つかみどころのない臓器
痛みはあっても在処のない

つるりと気取った陶器
来客用もちゃんとある

すきま風の絶えないあばら屋
震えている いつからここで

過敏すぎる 肉を削いで裏返 ....
梅雨は明けた
じりじりと太陽は照り
温度計の針は上昇する
真夏到来
来る日も来る日も
天気予報士は熱中症注意報発令
ペットボトルは手放せない
暑い
汗がたらり
エアコンは28度に設定 ....
蒸し暑い梅雨時は アイスコーヒーに誘われて
そぞろ歩きで思い出の 海辺のカフェテラスへ 
  
グラスについた したたり落ちる水滴が
キラキラ光り  ささやきかける

それは遠い記憶の   ....
私は私以外の者ではない

遡ってみれば
三千億の夜と昼を過ごして来た
生と死は読点のようなものであって
輪廻の鎖を引きずっている

いま
この鎖は解かれ
光と螺旋の秘密は
蒼穹を駆 ....
ふしぎだな、ふしぎだな

お土産って、ふしぎだな


お店の陳列品だったのが

お金と交換するとぼくのものになる

お土産だからぼくのだれかのものになる

でもぼくがそのだれかに ....
死んだらどうなるのだろうと
私は考えていたが
わたしは私の体を見ていたから
既に死んでいたわけで
なのに考えているのだから
生きているのか
と思ったが
ひょっとして
思うことは
生き ....
一国の首相は
女房や友達のことよりも
いつも国民全体のことを考えて
仕事をしなければならない
「泣いて馬謖を斬る」
という言葉もある
今は
顔も見たくない
声も聞きたくない
というの ....
燃えている

寝床でノートを一枚破り
くしゃくしゃに丸め宙に投げたら

燃えている

めらめら青白く
宙に浮いたまま

ぼんやり見上げていると
大きくなったり小さくなったりしなが ....
百日紅が咲き始めた地上は非常に暑く
閉口することも許されぬほどに膨らむ
ペットボトルを握りしめて 叫ぶ
薄く気化した炭酸を 追い駆けては
呟きの友と語らう 夢の中

背繋げに啼く鴉の群 ....
きみは√5を演じた。
えいえんの数列をとほく見つめて
限りあるいのちを限りなく近付けていく。
冬生まれのかさぶた、と
言ったの?
きみの生まれた日が
《最初のさんけた》
という『言葉』で ....
ひねた昼間の月は 反射して
あんまりにも眩しい海を投射するので
このまま溶けて
海水の 不純物として疎まれたかった

海辺に蹲るあなたのところまで辿り着き
顔から落ちる 水が 混ざるそのそ ....
病院帰りにコンビニへ入り
いつものように雑誌コーナーへ向かい
いつものように
立ち読みしている学生に
カロリーをチェックしている女に
記号化した挨拶を繰り返す店員に
社会を回している奴らす ....
流れゆくあなたのすべてを抱きしめていたい
たとえそれが崩れゆくとしても

明星光る夜の夜
怪しげに光る塵と砂
あなたの目だけは無限の宇宙の底面をのぞくように
地球の真ん中のごった煮の体
 ....
赤子よ

つぶらな瞳で

何を見つめている

この世の苦しみか

楽しみか

この街は

この空は

どう見える

教えておくれ

この私は

この世界は

 ....
自分の子供だからって
なにをしてもいいわけじゃない
当たり前だけど
当たり前に思わない人がいる

たたくことも愛だと
うたう人がいるけど
自分がたたかれても
愛に感じるの?

生ん ....
さよなら昨日
今日に欠伸をして
明日を待つ

退屈な日常は
君に奪われた

世界は破滅に満ちている
だけれども
こんなにも世界は
生まれ
育ち
歩む
変わっていく

変わ ....
遠くで雷が歌っている夕刻
羽が生えた蟻をみつけた
それは
退化だろうか
進化なのだろうか
いずれにしても
この世界にとどまる現実の形だ
つぶされないうちに
飛んで逃げればいいのに
な ....
朝を折りたたみ
昼を折りたたみ
犬を折りたたみ
猫を折りたたみ
自宅を折りたたみ
通りを折りたたみ
横断歩道を折りたたみ
バイパスを折りたたみ
街を折りたたみ
都市を折りたたみ
飛 ....
ハックルベリー・フィン 彼は俺のともだち
ハックルベリー・フィン 彼と俺はともだち

ぼろぼろのボロからすえた臭い 片目の猫を引きずってる くすねたパイプをふかしながら樽のなかで眠る

大人 ....
今。誰もがないようにしようよしています。

私は死体を得ることについては何かを知っています。



何色が好き歩くことはできませんでした。
確かに人に顎骨アップイチゴをどこで購入できます ....
先夜廊下の隅を観たら
ムカデがいた!
僕はその瞬間に驚くほど
素早く冷静に頭が働いた
そうだ、台所にあるホウキで
叩こう!
そっとさっとホウキを持って来て
思い切り叩いた!
一回二回三 ....
縦の冷たさと
斜めの温さが
夜の晴れのなかひとつになり
虹とはばたき 地に倒れる


どこから話したらいいのだろう
地を打つ空の尾について
鏡の原が枯れたあとも
残り ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
死よりzenyam...2*17/7/20 8:21
眠らない心臓星丘涙2*17/7/20 2:32
雁行もっぷ317/7/19 23:06
デジタル2はるな217/7/19 22:32
デジタル017/7/19 22:28
ねむる花町 明1*17/7/19 21:12
なぜ人はもっぷ117/7/19 19:10
日台戦争花形新次117/7/19 19:10
こころただのみきや10*17/7/19 18:13
汗がたらり星丘涙1*17/7/19 17:10
梅雨時のアイスコーヒーに想うst317/7/19 16:37
命の秘密レタス2*17/7/19 15:14
お土産吉岡ペペロ017/7/19 14:14
思考ひだかたけし3*17/7/19 12:30
首相zenyam...017/7/19 11:39
現象ひだかたけし217/7/19 10:17
遠くへ藤鈴呼1*17/7/19 9:36
irrational完備117/7/19 8:22
崩し砂這 いずる217/7/19 1:31
失踪するための北井戸 あや...317/7/19 0:55
布踊る北のかなたのこの塊には  ~あほいすぃ「械躰神書」から ...渡辺八畳@祝...017/7/18 21:59
赤子よ星丘涙0*17/7/18 21:10
愛情さがし朧月117/7/18 21:08
Loss tedious life えこ017/7/18 20:46
夏の扉が開かれる時そらの珊瑚6*17/7/18 14:28
折り紙やまうちあつ...10*17/7/18 13:48
ハックルベリー・ベリー・ファイン・ファッキューアタマナクス017/7/18 12:53
ちょっといい朝は私のものです。幽霊117/7/18 12:47
ヒヤリとしたzenyam...117/7/18 9:39
闇話 闇花木立 悟217/7/18 8:35

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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