模範解答(2) 模範解答(1) 模範解答(3)
過去問に復讐する 知らないふりを するあの娘 きりもみになる紙
過ぎ去った問い 本当のことなど知らないいらない 〇一 ....
よい夢を
みすぎて
べとついた頭
語尾をはさみで
切り落とし
涼しい指
涼しい指
あなたの
調子のよい冗談が
きこえてくるまで
待ちましょう
それとも
ひとのこころがわからない
ぼくはひとのこころがわからない
こういうことしたら傷つくとか
嬉しいとかどうでもいいとか
ぼくはひとのこころがわからない
たぶんこうだろうとか
....
すでに枯れ落ちた花のことを
長々と誰が語るだろう
赤茶けた花弁は路上に削られて
瞬く間に塵となるだろう
聖堂から微かに聞こえてくる祈りは
人間以外の何をも救うことは出来ない
言 ....
いつも悩んでいる
夢が実現しても
目標にたどり着いても
くよくよと悩んでいる
なぜ悩むのか
なぜ愚痴るのか
満たされず
感謝することがない
そして幸せが ....
ことばに小さなドリルで穴を開けていく。覗くとことばの裏側が見えるので試しにやってみて欲しい。小学生や中学生の夏休みの自主課題に合っているかもしれない。ことばを選ぶのが難しかったら、分厚い辞 ....
言葉では愛は語り尽くせないけど
愛は言葉で語るしかない
真夏の太陽の中に
光の渦の中に
みんなみんな融けていけ
哀しみの数だけ
優しくなれるよ
男は
リタイアしても
でかけるところが必要だ
男は
でかければでかけるほど
元気になる
女房にも喜ばれる
女は
年を取っても
でかけるところが必要だ
女は
でかければでかける ....
連綿と うけつがれてきた舟箪笥は
表の扉を開けても 次々と扉や引き出しが現れ
忍者屋敷のように 底板こそに 隠れされた空間があったりする
舟が沈んでも 大切なものが収納され金庫として利用されてい ....
性別おとこに生まれていたらと熱心にお祈りしていた頃があった
いつでも家から逃げ出してホームレスになれるじゃない
くれないのベルベットのシュシュで三つ編みを飾るほどの
何すらもなくってだからかなえ ....
雨降りの後で雲が多い空を見上げて
隙間から見える月を探してる
今日の月は7月の新月で
次の満月に向かって膨れ始めてる
見上げる心は移り気で
早く流れる雲を見ながら
....
雨のような風の音が
低い高さを走りまわる
電気と電気の話し声が
誰も居ない径を流れゆく
音が音を曇間へさらい
騒がしさは遠く 遠くなる
光から音 光から音
手をつ ....
僕は地球の人になる
道路標識をよく見て
交通ルールはしっかり守る
ご贔屓のチームがあって
試合結果に一喜一憂する
ほどほどに勤勉で
ほどほどに怒りを覚え
ほどほどにやさしく
ほどほどに ....
さざめいている
ざわめいている
どよめいている
私の頭のなかで
何かが、
輝いている
光っている
凍っている
巨大な明滅凝視、、
近づいている
波打っている
....
まるで出血かのように
両耳から桜が吹き出して
耳の軟骨との摩擦音をたてながら
桃色の花びらは足元に散る
無理にでも平静を保とうと
目の前の私へ必死に笑いかける彼女
しかしその表情は崩れてし ....
…ない
…がない
意味がない
よるをゆく
鈍行の窓からみた
うずくまる家々の
ふるぼけてくらいひかりや
その灯りのもとの
貧しいご飯
ちいさくてひくいちゃぶ台
ブラウン管のテレ ....
親子丼ほど
残酷なごちそうはないと
親になって思った
親父もそんなふうに思って
この食堂で食べていたのかな
友達の友達の話は
達人の話しばかりである
人生にはスパイスが必要だから
カメラに収めた一枚の空
インスタ映えするように整えて
よそ行きの言葉を少し添えて
誰かの反応を待つ間に
空を見た事への熱が冷める
素敵なモノに囲まれていたい
特別な今を君に伝えたい ....
寝床に横たわると
せせらぎが聞こえてくる
母の家は川に近いが
夜は窓も閉めているし
国道を挟んで
川の流れる音など聞こえるはずがない
たぶん一晩中自動で回る
換気扇の音だろうと
弟 ....
○国会閉会中審査
首相カケに出る
○大臣の痴呆化?
「記憶にございません」
「認識してません」
「言ってません」
○暴言
「ハゲ-ちがうだろう!」
近頃女房まで
言葉づかいが ....
新しい土地での新しい仕事も二年目となった。仕事の要領や手順もわかってきて、日々充実しているはずだった。ただ、私の上司は私のことを嫌っていて、一年目のときはとにかく集中攻撃をしてきたし、二年目になっても ....
空から夏がやって来て パワー全開の太陽が燃える
海も山も川も街も 汗でクタクタの人の群れ
ギンギンギラギラまぶしくて
サングラスがほしくなる
麦わら帽子がほしくなる
音楽は
タ ....
花が咲いているよ、うわあきれいだねえ、という音声を
私はのせて何メートルか、波うって、波はそこで消えて
しまうけど、私は消えない。ねえ見てあの親子、うわあ
醜いねえ、という音声は私の中を波になっ ....
ノックを並べる
ていねいにていねいに並べる
ここにドアはない
どこにも行かないからと
誰も来ないからと
ひとり
鍵穴を塞いでいる
青空が闇を飲み込む瞬間
銀色が輝く
眩しくて ....
朝から暑いなあと思いながら
ゴミ捨てを 完了した朝
出掛けに 炭酸水を手持ちする癖は
最近のもの
神奈川時代から培ったのは
ペットボトルを 持ち歩く仕草
電車生活が 始 ....
Venus flytrap
抱擁から解き放つと
――心臓から飲まれていたのはわたし
黒い孔雀は飛び去った
眼差しの影ひとつ
落とすこともなく
時の支流が無数に重なり合う彼方へ
ひとつ ....
紫色した小さな幸せ
どこにでも咲いている可憐な幸せ
嫉妬に狂わされるのは
あなたが娘のように可愛過ぎたから
花びらがいくつも咲いて
あなたはブーケとなるでしょう
すみれは
....
_
巾
....
足が不自由なぐらいなんだあ!
ただ足が不自由なだけじゃないか
手が不自由なぐらいなんだあ!
ただ手が不自由なだけじゃないか
目が見えないぐらいなんだあ!
ただ目が見えないだけじゃないか
と ....
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