やめちまえ
やめっちまえと鳴く親父
耳元で
馬鹿にされるのは嫌いじゃない
報復はする
無かったことにもできるけど
そうしない
理由は ある
気に入らねえ
見返りは 必要だよ
時には ....
ほんまもんの世界に送り込んでいかんと。わしは正義やねん、如来だからな、ぶちかまして引きずり回して、音をずるずるすするねん。長い目で見りゃ大したことなくとも、その瞬間ってーのはえげつない盛りやで。気張っ .... この世で最も不誠実な私の言葉を
不誠実な鳩どもの中でも
最も誠実な一羽を選んで託す

薄汚れた鳩よ
どうか届けておくれ

この世で二番目に不誠実なあの人の元へ
海に行きたいと思った
また、冬に身を投じ、雪まみれにならなければならない
その前に、できるだけ平坦で、広大な場所に行きたかった
もともと、すべての生き物は海からはじまった


コンビニで食 ....
寒ければコタツがある
ストーブもある
暑ければ
扇風機がある
クーラーもある
腹が減ったら
飯がある
パンもある
病気になったら
薬がある
注射もある
重い病気になったら
入院 ....
               

落ちていくものを拾おうとすると
指からすり抜けていく苔のような
ぬるりとしたものを掴むような感
覚が視界の奥底にある誰もが知っ
ていてまだ見たことのない小 ....
空に罪はない。
今この場所から何度見上げたって、
星は見えないけど。


ビルに罪はない。
例え沢山の自然が殺されて、
その上に悠然と立っていようとも。



人に罪はない。
 ....
アールグレイを飲みたい季節になった
必ずミルクを先に注げと
脳内の英国人が作法にうるさい

記憶の断片で
お茶を入れると出てくる記憶

わかってるわよと独りごとを言い
たっぷり砂糖を入 ....
グレン・ミラーを聴くと
時々泣きそうになる

陽気な音楽なのに
父を思い出して

どうしてこんなに
切なく聴こえるのか

レコードに針を落とす父の
背中が見えるようだ

振り返 ....
失くした雨傘は
どこへいったのだろうか

降り出した雨に打たれて
ふと、そんなことを思った

雨はどんどん強くなって
雨宿りをせずにはいられなくなった

軒先から滴る雨のしずくが
 ....
肩から肘へかけて
冷たさが凍みる朝は
寝覚めはいいけれど
やる気は出なくて
それでもバスに乗り込んで
又三郎など読み直してみる
詩というものに憧れてみた
その時から
心は言葉の奴隷になった

紛い物ばかりが見えるこの眼球を
抉り出してしまいたい
記号しか聞かぬこの耳を
削ぎ落としてやりたい

そんな戯言を繰る ....
分かり合える仲間を探して街に出よう
もう一度やり直せばいいじゃないか

あきらめちゃダメっ子よ
悲しみに食い殺されないようにほら、ほほ笑んでおくれ。

 窓はいつも開け放たれている
 鳥 ....
両親が子を産み、その子らがまた子を産み、と考えると、
遥か昔この地球にいた全ての人間の要素を、私は引き継いでいるのでしょう。

個性というものは、多数の他者に似ていく過程で獲得されていくものであ ....
きれいなうそをつくひとでした
ぼくも苦手だと云い乍ら
わたしが飲めないシェリー酒を
こっそりひとりで飲むひとでした

きれいなうそをつくひとでした
ぼくの夢だと云い乍ら
わたしがせがんだ ....
思い出を吹き飛ばすような一二月の木枯らし
寒さに心を突かれ 午前六時に目が覚めた
うがいをした後 ホットミルクを飲み干すと
おじいちゃんの声を思い出した
「マサジ、寒い時は下着だけはしつかりと ....
いつかは
僕の次の人が来るって思ってた
降臨の準備をしながら
誰もしてないことを探してる

そこにいたんだね
劣等感で動けなくなる君が
そこにいたんだね

なにかが
僕にあらわ ....
ジジイの身体のまま
AIを頭に埋め込むか

ジジイの頭のまま
身体をロボットに変えるか

前者の方が長老的には
いいかもしんない
的確な意見をくれそうだ

それに比べ後者は
危険 ....
人口の口は
食べる口に違いない

地球が人口を支えられなくなって
その重みに歪み始めた

鳥が空を飛ぶのをやめた
魚が水を泳がなくなった
野菜たちは畑から歩きだした
稲が水田で革命の ....
猫はリラックスの天才
冬は
ひなたぼっこしながら
のーびりしている
身につけたいな
猫のリラックス

猫は威風堂々群れない
猫は単独行動が好き
王者の風格
何に対してもいつも威風堂 ....
プシュッ!
プルタブを引く音が一日に楔を打つ
ネクタイを少しだけ緩めた
午後十一時
泡立つ黄金色の液体を流し込んだ
喉が苦味で灼ける
祝祭とは程遠い
労働の味

それはワインであって ....
夜、貴方が明るい空を見上げて
「月が綺麗ですね」なんて言うから
「わたし、死んでもいいわ」と
有名な文句で返すの。

そしたら、貴方ったら
「お前がいない生活は有り得ない」
なんて、本気 ....
憧れる街は いつもディスプレイの中
モニターに入って人混みに紛れてみると
誰かの指で私はデジタル文字にされたり 欠けた映像として 
スクロールされておぼれて消える

明日の浮遊物が明後日の沈 ....
この石の中では
絶えず雨が降っている

そう言って一粒の小石を
娘の手のひらに載せた
その人は叔父だった
いつでも青いマントを着ていた

血の繋がりはないけれど
とある出来事があって ....
私は未来に飛び散る花火。
重箱の隅を突くようなことはしない。
信号機は青だから渡ってもいいはずなのに。

自分を安売りしない。
母上のために。
自分を安売りしない。
父上のために。

 ....
すぐ買わなければと思う癖が
いつの間にかついている
買う前に
あるものですますことができないか
ほんとうに今必要な物かを
考える必要がある
収入に見合った支出をしなければ
生活が破綻する ....
重力に引かれて眠りに沈みゆく
数多の追憶の断片を
けたたましく喚く時計が
力任せに引き戻そうとするものだから
ほら、シナプスが千切れてしまったじゃないか

無垢な朝の光に出会うたび
鏡の ....
蒼い陽炎が翔ぶ昼下がり、
短い影をアスファルトに刻印する蛇の、
唾液まみれの純白の牙は、
貴女のマシュマロの喉元を、
ぼくの命の軽さほどもない覚悟で、
食い破ろうとする残酷な牙だ。

そ ....
誰もいない
誰かがいるような気のする 夕暮れ
コントローラーを握ってはいないが 固まっていた
そんな日に 僕はいた


そんな心は死んでいくのだろうか
それとも生きてはいないのか
生き ....
都会に行けば田舎に帰りたいと泣き
田舎に帰れば都会が忘れられないという
両親と恋人を秤にかけるくらいの、
推し量れない淋しさと重さを見ていたら
安住の地は無くなった

量り売りが ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
20171206_work0000@poetryNaúl017/12/6 16:51
穴を飲め!moote017/12/6 11:49
伝書鳩のらさんきち017/12/6 7:34
シーサイドライン山人2*17/12/6 7:19
恵まれた生活zenyam...1*17/12/6 7:01
玩具あおい満月2*17/12/6 6:27
人の真理は意識の中に017/12/6 1:29
綻ぶ時間ガト2*17/12/6 1:17
In the mood3*17/12/6 1:02
雨の風景坂本瞳子2*17/12/6 0:27
寒い朝のひととき017/12/5 19:08
齟齬のらさんきち117/12/5 19:04
大人だから狩心4*17/12/5 18:47
神に逆らってみたが、結局のところ、敗北宣言( 笑 )017/12/5 18:03
そのひとはもっぷ717/12/5 16:07
おじいちゃんのシャツ鶴橋からの便...117/12/5 15:15
空中電池竜門勇気1*17/12/5 12:28
二者択一花形新次117/12/5 11:19
世界がこたきひろし017/12/5 7:26
我輩は猫になりたいzenyam...017/12/5 6:40
明日も働く者のための麦酒のらさんきち217/12/4 23:41
ある夜の恋人たち。愛心217/12/4 22:59
何処為平 澪417/12/4 21:36
アメジストやまうちあつ...517/12/4 21:12
20171204_work0000@poetryNaúl017/12/4 19:15
買う前にzenyam...017/12/4 10:19
1/365歳、年をとるのらさんきち117/12/4 7:47
夕暮れの街を見下ろす秋葉竹2*17/12/4 0:37
詩を午後に番田 117/12/3 23:50
おいてけぼり為平 澪5*17/12/3 21:58

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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