幻を見ている私

あの花も
空も 鳥も
実体のないもの

一期一会の風景の中
佇んでいる私も幻
夢のまた夢

一瞬の輝きを見せる
季節たち
移ろい行きて
消えてゆく
まるで ....
見上げる額に北十字星から血が滴ってくる真夜中

      *

少年をひとり折りたたんでポケットに入れておく

      *

君がいくつもの遊星でお手玉をするから僕は眠れない
 ....
また朝だ
迷い込んで
迎えた朝だ

帰る処はとっくに消えたし
此処はいったい何処だろう
もう混乱困惑越えちまった
しかしいったい何処だろう

あの人達はもう居ない
根っこは元から失 ....
あいつをほめたい

さいこうにほめたい

せかいをあけてあげたい

ひきだしをたくさんつくってあげたい

おれがなんじゅうねんもかけてまなんだことを

あいつにぜんぶわたしたい
 ....
俺たちは右を向く

君は左を向け




僕らは前へ進む

君らは空を往け













ここじゃ ....
今年もサマソニの入り口を私はくぐった
ベテランバンドだとか古参のバンドばかりが出ていたサマソニ
新しい世代のバンドも元気な声を上げていた
私の世代の文化はもうすでにない
夜 スタジアムに向 ....
コンビニエンスストアに立て掛けてある
古びた自転車
持ち主は失踪した
所有権という日常を放棄して

自転車のブラックの塗装は
剥がれかけ
座席のカバーには切れ目が入っている
誰かがナイ ....
柏のマンションに住んでいた頃
妻の不在時に
若い夫婦が部屋にやって来て
「お宅の奥さんは、布団叩きを使われているが
その音が妻の偏頭痛に響くので止めてもらいたい
布団叩きには意味がないと専門 ....
暗示を拾いに
街へ出る
更新されてる
かけらを探す

見えないほころび
次元のすきま
世界の正体を
見極めたくて

街の中で
見つけたしるし
隠れた意味は
よみ取りがたく ....
 陽だまり

 吹き溜まり

 ミケ ブチ シマ トラ まだら模様の

 猫だまり

 ミャー ミャー

 気ままに生きる

 ウッー 手をだす

 プイ と方向転換  ....
直立して手が自由に使えるようになったので
人間は
手と手をつなげるようになった
淋しい者どうし手をつなげるようになった
悲しい者どうし手をつなげるようになった
苦しい者どうし手をつなげるよう ....
朝だ
もうこんなに明るい
のだね

不思議だよ、
それにしても
昨夜はあんなに
ふらふらだったのに
今朝まで一眠りすれば
力、漲り
こうして詩が書ける駆ける

眠りの底から
 ....
今日わはっきり言います
神様 あなたのことが大嫌いです!!


そうしたいならすればいい

今すぐ僕の胸のポンプ止めたいなら
今すぐ台所の包丁に魂を吹き込んでカットさせたい ....
立ち上がれない
骨が、肉体が、魂が、叫びを上げている
それでも騒めく木々は、やまない風は、
まだ立ち上がれとでも言うように
木の葉を揺らし、落ちた木の葉を
風は舞い上がらせて

この地 ....
私が見ている方向には
いつも私を見ている人がいて
その人の視線を避けると
避けた方にいる人が
やはり私を見ている
その結果
避けて避けて
ぐるぐる回って
後ろの正面に立った人の目に
 ....
仕事をさぼって美術館
展示室をうろついていると
赤いワンピースの女がついて来る
立ち止り絵を眺める横で
ぼそぼそと蘊蓄を語るのだ
頼んでもいないのに不躾な
学芸員にしてはずいぶん
粗野で ....
フェスティバルへ行った
ただよう祝祭的なかほり
きしむ音の粒たち
濃い化粧の乙女
ゆきかう
ふりそそぐ波
あふれでるアドレナリン
自己の限界の突破
理解することができない詩たち
ぬり ....
湿った青灰色の夕まぐれ

音楽を探していた

ぱっとしない

うまくいかないことばかり

毎晩のように襲いくる発作

ひとりではある程度のことしか出来ない

ひととやると思い通 ....
私の欲望にふれてみた
とても冷たかった
まるで氷のように
冷たかった
そこには愛はなかった
ひとかけらもなかった
とても悲しかった
欲望は私のうしろに
ずっとついてきた
まるで影のよ ....
季節は 夏をわすれて
夏とも秋ともいえない

空白の季節がうまれた

夏をさがして  野山をかけても
秋のみのりの  かげりを
みつけるばかり

朝おきて そらをみあげると
いいし ....
行きたい時に
ふらっと行って
世間話などをして帰る
そんな場合が
リタイアすると必要になってくる
黒焦げのアカツメクサを労うように
レースフラワーが風に揺れ
夏が終わると歌っている
排気ガスまみれの分離帯にも
芽吹いた種は繁らせた
波打つ夏の色

色褪せた空のキャンバスに
ぽたりと ....
笑顔の女の子が回る
心地よい音が奏でられる
美しい 非日常、なんていう
その場の感情に浸る

聞き入る 音だけでよくなる
笑顔で固まった女の子は回り続ける
女の子は意志を持たず音を奏でな ....
いや羽田空港か!
うん羽田空港じゃん
それ羽田空港じゃん
え!?もう?まだ?どこまで羽田空港なのよ!???
羽田空港を模したパネルディスカッションか!
羽田空港のウロコに立つアンチテーゼか! ....
{引用=夜明けのこない夜はないさ
あなたがぽつりいう}

懐かしい歌が
あの頃の私を連れてきた
そして今の私が唄うのを
遠い窓枠にもたれて
聞くともなく聞いている
夜のはてない深さと距 ....
思いついた言葉をならべ
魚の様に泳がせては眺め
それを繰り返していた

嫌な湿気が躰にまとわりつき
汗が流れ落ちる

手招きするように日は暮れてゆき
無為に過ごした日々

庭の向日 ....
消え入りそうだったんだ
夜明け前に
悪夢で目覚めると
孤立に窒息して
消え入りそうだったんだ

そんなとき
何気なく手を差し伸べてくれる隣人が居た

「水が欲しいんだろ」、
ってト ....
てんてきのひとの下を肢体が運ばれる
てのひらに濾過された空ばかり残る
てんてきのひとの上で黙るのは蛍光灯
だけではないという、ひとは
そっと告げた

やはらかに遺されて読めもしないことばは ....
君みたいな人間はクズだよ
テーブルに残された一枚の書き置き
肺が嘆くまで息をこらえて
金魚すくいみたいなプラットフォーム
はしゃぐ若者と自分の靴を比較する
「俺の笑い方、マニュアルに載るらし ....
サイレンが鳴り、正午を呼ぶ
けだるい声はアカシアの雨を歌い
直後に威勢ばかりで縁取られたシュプレヒコールが
アンポハンタイを叫ぶ
(アカシアの雨とは、どんな色だろう)
浸りすぎてしまった ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
青い火星丘涙5*17/8/23 10:56
晩夏断片[group]塔野夏子1*17/8/23 10:00
アサひだかたけし417/8/23 5:45
ぜんぶわたしたい吉岡ペペロ217/8/23 1:12
パンクロックに聞いてみなTAT017/8/23 0:33
透明人間番田 117/8/22 23:29
自転車鷲田017/8/22 21:53
偏頭痛花形新次117/8/22 20:28
暗示の街シホ.N317/8/22 17:15
猫だまり佐白光3*17/8/22 10:38
手と手をつなごうzenyam...117/8/22 7:56
飛翔ひだかたけし817/8/22 5:28
やめてください幽霊117/8/22 5:16
RE-混沌と継続の中で-ムウ117/8/22 1:32
ビー玉花形新次217/8/21 23:51
絵心やまうちあつ...4*17/8/21 20:07
カーニバルみっちー117/8/21 18:57
アラブの音楽吉岡ペペロ117/8/21 18:47
冷たい欲望星丘涙4*17/8/21 18:07
空白の季節st417/8/21 17:30
居場所zenyam...117/8/21 16:52
労いLucy18*17/8/21 13:05
オルゴールふじみやこ017/8/21 11:44
デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港..幽霊217/8/21 11:29
夏の終わりにそらの珊瑚20*17/8/21 11:03
私の夏星丘涙4*17/8/21 6:34
寮生活〇隣人ひだかたけし917/8/21 4:38
てんてきのひと北井戸 あや...217/8/21 1:46
或る翌朝317/8/21 1:44
アカシアの雨517/8/21 1:40

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