まぶたの裏に咲く桜
遠くまでいけなかった足さきが
ようやく幹に触れる

よいのやみ
想い出を負ってしなる腕から
にじみだしていくほの白いあかりは
去っていった人のみちすじを辿るように
 ....
暗く独りの自慰行為
ため息 喘ぎ 泣いてみる

何かに動かされ 操られ
強張る笑顔に痛いモノ

乱れた衣服をボロボロに
引き裂く下着が 体を縛る

冷たい汗に溺れて 濡れたシーツ
 ....
トマトが赤くない
それだけでためらう
夏じゃないことを知る

売り場にて
おひとり様むけのパックをつかむ

日曜日に家族の群れの中を泳ぐ

ふいにこどもの泣き声がする
おかあさんの ....
わたくしがもし、嫌な気持になったのなら
わたくしは、きっと嫌なものに影響されているのだ
足の先から爪の先まで
心地よいと思うものに身を浸していれば
きっとそのような思いにはならない筈
こころ ....
暑くも涼しくもない
温い夕暮れが始まり
秋の気配が漂う

雨の匂いが充満し
風が強さを増す
嵐の前の静けさは
不気味なことこの上なく
薄暗い雲よりも
私の心がざわつく

今宵は月 ....
ピアノの旋律果てしなく
残響が耳に残る
盤上の謎が解き明かされるとき
果てしのないカオスが氷解
たて糸とよこ糸が交わり
タペストリーを織りなす
人はどこへ向かうのか
帰りのない道
君が死んだと思うことにした
思い出は過去の金庫にしまって
これからはその貯金で生きよう

美しかったと憶えているのは
君の前歯と爪の形くらい
優しかったと水増しするのは
僕が愛されたと言 ....
どうしようもないので
あたしたち
核武装しようと思います

イヤなんです
本当はイヤなんです
出来ることなら
持ちたくなかった・・・
お金掛かるし

でも仕方ないんです
持つだけ ....
半透明なガラスのような水の膜
その向こうから覗いているのは、わたしの目

何故生きているのですか
そう尋ねているわたし

未来とか将来とか一生添い遂げる人とか家族とか

そこにはそれら ....
隙間だらけのノイズに
剥き出されていく
骨も皮も肉も内蔵も
全て剥き出され
神経だけになる
鏡の神経だ
隙間だらけのノイズに
内も外も映し出し
シェイクさせる
鏡の神経だ

魂の ....
夜、あなたは夢と現実を行き来する
目を瞑っても、光が見えるのは何故だろう
あなたの瞳のなかを星々が流れ
夜空は瞼を閉じた
相手が
黙れば
黙るほど
言った言葉は
自分の方へ向かってくる
かつて仲の良かった人たちとは、夜空の星たちのようにちりぢりに離れた場所で暮らしている。
一緒にいた頃のことを懐かしんでいると、寂しくもなるけれど、別にそれでいいのだ。
きっとみんなどこかで光っ ....
クルシミマス25松の内7バレン・ホワイト14
サクラチル上旬ハハ14チチ18七夕7夏終了31
←いまここ

日付ばかり追う生活には曜日など必要なくて
カレンダーの一段目から惑星がこぼれ落ちる ....
始まりがあり
終わりがある
それは必然

くりかえし
くりかえす日々

花びらは
やさしく揺れ
首を傾げ
やがて散りゆく

しろく
しろい雪降り積もり
恐れ惑う

始ま ....
日は衰え
葉は彩を変える
季節は中年を迎えた
最も長い中年という季節
これまでに蓄積した疲労を
すべて養分として生かし
褪せていく美しさに
自らも加わろうとする
中年は始まった ....
いつの間にか空気が軽くなり
空も星もそれもまた然り
季節の変わり目は人の心もうつろいやすいけど
あぜ道に咲いた彼岸花の赤がやたらと
まぶしくて

君が残したものはとても多くて
私一人では ....
猿がないている

俺もないている

おまえはないている?

あの子もないている?

ないているの種類がちがう


京都のお寺のとなりのホテル

山裾のそこには夜、猿がでる
 ....
混沌として揺らぐ相変わらずの朝を
秋の気配含む涼風吹き抜け
見上げれば青い青い天空広がる

宇宙の時流は淀みなく静かに進み
混沌の中に律動を見い出した私は
この己産まれた九の月に
思い新 ....
追いかけるから逃げるんだって
わかっているけれど
見ているだけの自分にも
あきてしまったからしょうがない

太陽がまっかで
ずっとあなたがみているからだまって
私もなんにもいえないよ
 ....
りーりー
りりり と
鳴いている

耳を澄ますと
少しずつ違う音色で
合奏している

パソコンの中から
聞こえるようで

二階の窓から
見てみると
明るい夜空に
透明な羽根 ....
白い羽根のような雲がゆっくりとほどけ
ひとつの比喩が影を失う
意味からやっと自由になった娘らを
解釈は再び鍵をかけ閉じ込めようとする


ああ自己愛
鏡の中にしか咲かない薔薇よ
瑞々し ....
嵐の予感が心をざわつかせるから

淹れかけたコーヒーはそのままにして
字面を追うだけの本も閉じて
蝋燭に火を灯して動かずにいよう

気持ちを巡らせて翼を広げ
黒ずんだ雲が早く流れ行く空へ ....
胎児から3歳ぐらいまでの
乳幼児期に
母親と正常な関係
(=母親と父親との正常な関係)を
結べなかった人が
思春期を迎えて発症する精神病のひとつ

他のあらゆることが
まともに出来ない ....
次の曲は「孤独の猛毒」です
この曲のキーコードは
AmでもEmでもありません
Im(アイマイナー)です

ジャーン
どうです
この、私らしい響き
私の曖昧さが響きわたった
コードで進 ....
こんなことでは
この先、生きていけないのよ?

先生、日本には中学校が
一万校ちょっとあるそうです
なので、一万人のビリがいます
毎年ビリが理由で
一万人死んでいるのでしょうか?

 ....
ただ深い青空を見ていた
ある哲学者が言っていた
「私とは、私と私の環境である」

ただ赤い夕焼けを見ていた
人を愛する勇気が欲しいと
思った

秋の空はひたすらに高くて
吸い込まれそ ....
ふたりが離れてゆくときは
理由はなにも言わなくていい

ただ一冊の青い本を
ふたりの間に置けばいい

ページをめくれば顔を出すだろう
散歩していた黒猫や
わずかな値段で売られたスズメ
 ....
濡れていたものが乾く間に
洋服もバスタオルも靴下も
タイムマシーンに乗っているのだ

スタートボタンを押すと始まる
カウントダウンの数十分が
洗濯物を異空間に置いて

溶かしたアイスが ....
この部屋には何も聞こえてこない
何も聞こえてこない
物音ひとつ聞こえてこない

静寂に包まれた朝
庭の向日葵は干からびている
こっそりと命の種を宿したまま
死に果てぼろぼろに

静寂 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
さくら小夜517/9/3 21:32
オナニーkino12...117/9/3 21:26
日曜特売朧月317/9/3 21:22
きらめき水菜117/9/3 20:43
化けの皮は剥がれることなく坂本瞳子017/9/3 19:38
旋律みっちー217/9/3 19:34
覚醒シンドロームミナト 螢117/9/3 18:57
本意ではない花形新次017/9/3 17:55
水菜317/9/3 17:40
ロックンロール(改訂)ひだかたけし3*17/9/3 17:28
水宮うみ0*17/9/3 15:42
夫婦喧嘩zenyam...1*17/9/3 13:41
僕らはひとつの星座水宮うみ2*17/9/3 12:57
空曜日/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ1*17/9/3 12:18
常套句星丘涙2*17/9/3 11:32
長い秋葉leaf217/9/3 4:15
晩夏岸かの子2417/9/3 1:26
ないている?吉岡ペペロ117/9/2 23:47
出帆ひだかたけし417/9/2 22:56
あきのそら朧月217/9/2 21:28
りーりーLucy10*17/9/2 21:14
さてどうしようただのみきや9*17/9/2 20:42
気の向くままに坂本瞳子2*17/9/2 20:22
先天性自称詩人症花形新次317/9/2 19:36
Im(アイマイナー)イオン2*17/9/2 12:08
中学三年、夏、通知表2*17/9/2 12:07
仕事中に渡辺亘117/9/2 11:27
青い本やまうちあつ...6*17/9/2 10:45
コインランドリーの詩ミナト 螢217/9/2 10:06
晩夏の旅人星丘涙4*17/9/2 9:49

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