束ねられた数万本のなかから、何かの拍子に抜け落ちた一本の髪の毛は、しばらく空中をふわふわと漂ったあと、地面に着地して、そのまま眠るように日が暮れて、夜になると新宿の地下から出動する作業員たちが持つ掃除 .... そらが明るくなって
さみしかった
ことりが羽ばたく音が
しずかにひびいて
まちの
そこここでは
あさが燻る

たべそこねた月が
うすくしろく
ケロイドみたいに
空に
はりついて ....
わたしの時間はあのときから
すっかり止まってしまったんです

そして悲鳴はとっくに人の絶望ふみしめて
わたしは空っぽだから
からだじゅう毒で塗り固めているんです
じゃないと立っていられない ....
穴だらけのサボテン
巨人のように屹立
「こんにちは、おとといきやがれ」
砂まみれのフードとマント
砂漠の民たった五人
言葉少なげにまつ毛は長く
虫入りテキーラを瓶ごと回し飲み
並んで歩き ....
人生の秋に 
この季節を行く

落ち葉が舞う雑木林を
ゆっくりと歩き

黄昏にゆれる影を見つめ
なみだ ひとつぶ こぼす

旅行鞄と聖書を片手に
ひとり 列車に乗る

最期のカ ....
八月に入って
夏の子が孵化した
春の子はカラスにやられて
しばらく空き家になっていたキジバトの巣
避暑に出かけたカラスがいない間に
夏の子はすくすくと育った
キジバトの巣は我が家のケヤキの ....
今日も心臓が動いている
肺も動いている
胃も動いている
腸も動いている
多くの内臓が
仕事もしないでぶらぶらしている
僕のために
毎日さぼらないでまじめに動いている
それによって僕の命 ....
ぷらりんと
垂れ下がるヒミツ

重力に従い
反抗することもなく
垂れるは贅肉

何て可愛げのないお話で
爆笑を捥ぎ取るより
果実の美しさを
追及してみましょうよ

皺の形成 ....
忘れられた日蝕の昼
川のなかにだけ映る布
川のなかだけを歩く影が
立ちどまり ふと振り返る


点いては消える午後の辺から
何かを引きずる音が降り
やさしいかたちの羽虫 ....
つぎはぎの毎日。光と重力という地球に君臨する力に抵抗できず、俺は地を這いながら毎日を埋める。塗りつぶしても塗りつぶしても奴らは次々とやってきて俺にねだる。ゴールは見えず、今走っているレーンが .... 此処が何処だろうが
誰が誰だろうが
私は私だ
宇宙を横切り
宇宙大に広がり
あらゆる処に点在する
在る処の私だ

人はもはや帰属先への執着を捨てていくだろう
人は自らを異邦人として見 ....
夜明けが近い窓の奥から
規則的に響き渡る金属音
その音に感化させられるように
横たわる体の関節の隙間から
浮かびあがった
記憶の断片たちが
顔を見合わせる

記憶の端に火が灯り
ぼん ....
ざわつく心は
秋の訪れとともに目覚め
不安な心は
闇夜とともに広がる

落ち着きを知ることのないこの動悸は
はけ口を求めて高鳴り
救いの手を求めてもがきはするけれど
空ばかりをつかんで ....
窓から見える
甘やかな夕焼け 綺麗
こんなに綺麗でいいのだろうか

空の柔らかなため息で
僕は満たされてしまう

遠くの空は水色のままなのに
光を浴びてまだらに染まる桃色の雲


 ....
魂、魂、降て来よ

何を考えているのかわからない
と言われる
ならばわからないままでいい

言葉じゃなくて
伝わること
伝えるべきこと
持ち続けるべきもの
言葉じゃなくても

 ....
好きになっていく

好きになっていくと

ある朝そらに一面に

きみの胸像が浮かぶ

それはふたか宇宙だ

きっと宇宙のほうだ

好きになっていく


まだ蒸し暑いけれど ....
からだが、あたまが
ことばでほうわじょうたいになって
もの、すごい、吐き気
けれどかたちをなさないことばたちには
市民権があたえられない
リアルに、はきたくなって、くちにゆびをつっこむ
ご ....
生きる事は
何かを誰かを
あやめる事
奪い奪われを
繰り返す事

それに疲れた人達は
ドレッシングだらけにしたり
クジラを守ったり
条件を出したりして
脱出を試みる

全てには ....
ある日
詩人の詩を読んで
自分は詩人であると知る
ある日
詩人の詩を読んで
自分は詩人ではないと知る
ある日
同じひとりの人が

そんなふり幅で
弦も響いて
からっぽだから余計に ....
夏には 黄色い向日葵
昼には 大きな 太陽

光の色合いは
凡そ そんな イメージ

歪んだ心を もっと傾げて
肩凝りが する位に 曲げた首を
何とか 支えたいと
頬杖を付く
 ....
入眠幻覚が
幻想を生み出す
ひとつの要素であるとすれば
まともでいるためには
人は覚醒していなければならない

そういう意味で自称詩人は
常にうつらうつら寝ぼけているか
脳がスカスカに ....
飛び交う言葉達 
物凄いスピードで
頬をかすめる 
鮮血
赤 紅 朱
忘れ消えてゆく者たちを
追うことはない 
放っておけ
やがて降りてくる
生を確かめるように
思考 妄想 想像
 ....
人生50年の時代は
長生きが寿だったが
人生80年の今は
長生きよりもクオリティ・オブ・ライフが
問われている
医者は1分1秒でも
長生きさせようとするが
クオリティ・オブ・ライフまでは ....
狂躁の果実
ニーチェの響き
かぐわしき悲劇
藝術家の宿命
苦しみの練習
ここは地獄なのか
霞のまどろみ
ダイヤモンドが割れる詩学
トリックの継続
イゾルデはいずこへ
神の臨在と父親 ....
気持ちまで
負けたら
致命傷になる
もう知らん顔
もう ど・う・でもいい

秀逸だとか統一感だとかソフトさきいか。
うまくまとめない
額縁からのプレッシャーもffuckk!!

止めるの病めるの止める

夢る夢る夢 ....
おもちゃが壊れて
なきだした
子どもみたいに
舌の奥に
にがみを飼っている
ながい雨のあとに
咲いた花で
つむぎながら朽ちた
花束みたいな
そんなうたをいつも
おまもりにした
 ....
汗ばむ夜は
また眠れないかと
憂鬱にもなるが
熟睡のうちに寝過ごして
時間を失ってしまうよりは
ましなようにも思える

ふとベランダに立つと
思いの外夜風は冷たく
束の間の避暑に恵ま ....
夥しいツノの群れが
君の皮膚の上を這ってゆく

生焼けの空が爛れている
膝の上の夕日を何度も剥ぎ取る
未だ白い三日月を突き刺して
悼みが止むまで雨を飲み込む地面
爪先で詰って
ポケット ....
秋になったら秋
雪が降ったら雪
自称詩人のクソつまらなさには
縄跳びを首に巻いて
左右から2人で引っ張ってやりたいぐらいです

夏が終わって
ノースリーブが消えて行くとき

恥ずかし ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
紙飛行機を飛ばしたいね、できるだけ優しく宮木理人417/9/15 3:48
しののめスープむぎのようこ13*17/9/14 23:29
秋葉竹217/9/14 22:05
デザートウォーク秋也1*17/9/14 19:54
人生の秋星丘涙3*17/9/14 15:21
朝の日記 2017夏たま15*17/9/14 15:04
内臓zenyam...117/9/14 12:41
秋のさくらんぼ藤鈴呼017/9/14 9:24
ゆくえ たなびき木立 悟017/9/14 7:25
不在人はいつか死...017/9/14 6:18
此処という場所〇私という人ひだかたけし6*17/9/14 3:54
夜明けの部屋と国道宮木理人217/9/14 1:39
本能坂本瞳子2*17/9/14 0:28
終り◇レキ017/9/13 23:44
魂、魂、降て来よAB(なかほ...1*17/9/13 23:27
秋過ぎる吉岡ペペロ217/9/13 23:09
air 22:44もっぷ317/9/13 22:48
人間花林417/9/13 20:26
ふり幅ただのみきや11*17/9/13 18:44
いつも笑ってた藤鈴呼1*17/9/13 18:31
目を覚ませ花形新次117/9/13 18:22
誕生星丘涙2*17/9/13 17:00
クオリティ・オブ・ライフzenyam...017/9/13 16:02
ワーグナーとマーラーの抱擁みっちー017/9/13 14:26
病気zenyam...117/9/13 6:13
tekitoー幽霊117/9/13 3:04
Morpho/Morphoむぎのようこ317/9/13 0:18
悪夢坂本瞳子1*17/9/12 23:55
傾聴する額縁黒崎 水華317/9/12 23:17
めぐる季節花形新次117/9/12 23:13

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