自称詩人が
クソショボいことを
恥ずかしくもなく
平気な顔して
人前に晒しやがるのを見ると
イーッとして
無性に大量殺戮がしたくなる
核兵器とか
毒ガスとかじゃなくて
ゲンコツで自称 ....
これまでに
書いたような気がする
同じような詩を
似たような詩を
これからも
書いていくような気がする
同じような詩を
似たような詩を
まあ 気にしないよ
もう 気に ....
右足を後ろの方に伸ばして
膝を曲げずに
足の先を頭の後ろへつくように
持ち上げるようにして
伸ばして
高く上げて
高く高く
美しい姿勢を保って
美しい姿でいようと
試みるけれど
ふ ....
芥子色の毛球が
冬 おもてで鳴っている
うるうると 陽のひかりが
今 すこしだけ まぶしいのです
水のかざりを戴いた
からの土が 喫茶店をはね、
わ ....
道沿いのコスモスが歌う
妖艶な触手を張り巡らせて
おいでおいでと手招いていく
こちらには 海と山と谷と渓谷がありまして---
ちょっと待ってくださいよ
谷と渓谷は どう違うんですかい ....
マーラーの陶酔
酔えば酔うほど狂う
第一交響曲はてしなく穏やか
アイスクリームのごとく
まどろみのなかできくマーラーはお好き?
それは魔法の呪文のよう
詩のなかの玉手箱
詩集に埋もれて生 ....
大きな傷
心に付いた傷
ふさがらないと思った
傷は
月日が癒し
今は大きなかさぶた
時々
痛んだり
痒かったりする
チクチクして
剥がしたり ....
朝起きて朝食をとり
珈琲を飲む
テレビニュースは北朝鮮のミサイル問題
またか・・
息子はパソコンでゲームばかり
妻は持病で寝込んでいる
私は週末のテニスで汗を流す
相変わらず下手くそであ ....
今日の午前三時
痛む肉を携えて
部屋の暗闇に沈んだまま
私はひたすら夜明けを待っていた
その時また
意識のふわりと広がり始め
頭上から垂直に響く
無数の秘やかな息遣いに
じぶんの息 ....
わたしは黒いかもめ
貴方の後ろをついて飛ぶの
珍しいでしょう、黒いかもめ
貴方の影と同じ色
ああ
貴方の持つ自由の広さは
あの海原より広いのだろう
こんな小屋じゃ
魂が行き場を ....
静寂は ひとしずくの海
見つけたときに失くした
永い 一瞬への気づき
目覚めの夢の面立ちのよう
雨と風のかすみ網
囚われていつまでも
九月はつめたい考えごと
ひとつの確固 ....
硝子の頂点に光あれ
砂は踊った
キラリ キラリ
くつわむしの声
点点点
欲望は夜に始まり
歌を歌った
コケコッコ―
たんたんたんたん
欲望は走った ....
五十も近くなって
懺悔の意味がわかりはじめた
世の中は夢まぼろし
そこにとらわれていたら
真実と同居できない
夢まぼろしにとらわれてごめんなさい
真実と同居して ....
過去に置いて来たはずの想いが
延々と生き抜いて蘇る
誰かが蒔いた白い花のように
今も時々あなたの夢を見る
たくさんのトランプを持った
あなたの最後の切り札は何?
ガラスのコップで手 ....
僕は振り返ってみると
自分の弱さや醜さを
一生懸命に隠して
生きてきたような気がする
「逃げている」
「ひきょう者」
「小心者」
「馬鹿」
「汚ない」
「カッコつけて」
「おかしい ....
夕暮れ、時は奏で、美酒に酔う。
天空のカーテンは降ろされ、夜が舞う。
見つめる瞳に、内なるものは恐れ、
夜空の瞬きは、最期の光を大地に落とす。
崩れかけた古城のほとりでは、子供 ....
子供の頃よく食べた
今でもよく覚えている
綿菓子を食べて
ふわふわした
夢の中にいる気分
幾らでも食べれそう
でもやっぱり
飽きてしまいそう
空に浮かぶ雲が
綿菓子だと思 ....
青空に
雲だか僕だか
漂って
大きく息を吐いた
眩しくて
今度は急いで吸い込んだら
潮だか草の匂いが少しした
幸せだな
秋、ひとつ
秋の夕べは鈴虫が鳴く
静止する赤トンボをぬらす
虹かける公園の噴水
ながめ芝生で寝ている
少年のとまどいを笑顔にかえる
木の枝に吊るされ ....
弱くなれない弱さがあることに気づいたとき
肌にしみこむように弱さが人に隠れていく
強いと弱いが両極にあるからと
全てのことを二極化にしてしまえば
きっとずっとそれに気づけない
....
まるで私が
死ぬの待ってたみたい
バス停で3分前に
息を止めた君の抜け殻が
僕の首を締めながら喋りまくる
うんざりな騒音が雨音の合間合間
鋏の形の指をして
風景を、窓や車輪や雲の向こ ....
放っておける人は、愛が深い人だと
昔聞いたわたしが、ひどく取り乱したのを
今のわたしは、ぼんやりおもいます
なにもかもひとの心も軽く流してしまうかのような
さわやかで清々しい風が
カーテ ....
調子に乗って
有頂天で
失敗する
恥ずかしさは
100万倍だ
だから
「ヤバい、俺調子に乗りすぎているな
もっとしおらしくしよう」と思う
しかし
あんなに居丈高だったのに
....
塞がれた傷なら
新しいほど
ほの明るい
命と呼ぶには薄すぎる
生まれたばかりの緑の雲母は
はかなげに震える風の欠片
アスファルトに跳ね返る
光の刃が
明日には切り刻むだろう
....
夜風たのしい
思い出す当たり前のこと
当たり前は当たり前ではないこと
夜風さびしい
思い出す傷つくこと
傷つく体力ももうどうやらないこと
夜がはやい
ビル ....
まじめにって、わたし、気付かなかったけれど
わたし、無意識に
馬鹿にしていたみたいでした
そのことに、最近気づき始めたんです
同じようにきちんと毎日整えることが
どれだけ難しいかを
わたし ....
道化師は幕が上がってる間
闇を見せることはない
スポットライトの影は
とても濃く床に映る
道化師は幕が下がっている間
自分を取り戻しているのか
彼のそんな姿を想像してみる
とても濃い ....
(薬1)
胃カメラをのんだ!
眠っていたのであっという間だった
医者が胃のなかの画像を見せながら
ひとつひとつ説明してくれた
「特に異常はないようです。
念のため一月分薬を出しておきましょ ....
けして 欲張ってはならない
つぶやいてはならない
信頼して
おちついて
かんしゃ 感謝 かんしゃ
そして 満ちたりる
よろこびが溢れだす
けして 欲張ってはな ....
シンフォニック・メタルを車内に流しながら早朝の峠道を走る。車体がカーブを曲がるごとに風景はうねり、木々も道路も正しさを見分けることができなくなっている。現実という熱い海に溺れながら社会的反射神 ....
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